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一線級が集う伝統の重賞!!【第53回札幌記念】

2017年8月20日(日)に札幌競馬場で行われる芝2000mのGIIレース【第53回札幌記念】
レースの傾向や過去映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【札幌記念】歴史

inyofu 札幌記念は、1965年に4歳(現3歳)以上・ハンデキャップの重賞として創設され、第1回は札幌競馬場の砂コース2000mで行われた。馬場については、札幌競馬場は寒冷地のため創設時は芝コースが無く、1968年まで左回りの砂コース、1969年から1974年まで左回りのダートコース、1975年から1989年まで右回りのダートコースで行われた。
inyofu 1989年に、札幌競馬場に芝コースが新設されたが、芝の育成・保護のため芝コースの運用は翌1990年から始まり(1989年の札幌記念はダート1700mで開催)、それ以降本競走は芝2000mで行われている。また、負担重量は1997年にハンデキャップから別定重量となったのち、2006年に実力馬の参戦を促す観点から定量に変更された。

コースの特徴

inyofu 札幌・芝2000m

4コーナーのポケットからのスタート。1コーナーまでの距離が約400mと長いので、コース取りによる有利不利が出づらい構造と言える。コース全体がほぼ平坦で、コーナーは回りやすく、直線距離は269.1m(Cコース使用時)と短い。前半が速くなりやすいため、最後は我慢比べとなることも多い。同じ洋芝でも、函館よりスピードの出る馬場になりやすく、コーナーでスピードも乗りやすい。直線は短いが、タフなレースになりやすいので、インの好位で脚を温存できる馬が好走しやすいコースと言える。

2016年【第52回札幌記念】

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昨年の同レースでは、ルメール騎手騎乗の5番人気ネオリアリズム(堀厩舎、父ネオユニヴァース)が逃げ切って快勝した。

【札幌記念】レース傾向

inyofu 単勝人気別の成績に特徴あり

対象とした過去10回の単勝人気別成績をチェックしてみると、1番人気馬が3勝2着5回で連対率80.0%と好成績を収めている。それに続く2番人気馬は1勝2着0回、3番人気馬は全て3着以下に敗れ、4番人気馬も1勝2着0回となっているのに対し、5番人気馬が3勝2着2回で連対率50.0%という数字を残しているのが特徴的だ。
inyofu 単勝オッズ別の成績も特徴的

対象とした過去10回の札幌記念では、単勝1倍台に支持された4頭(2009年ブエナビスタ、2012年ダークシャドウ、2014年ゴールドシップ、2016年モーリス)が全て2着に敗れている。続く2.0~3.9倍が上々の成績となっているだけに、気になるデータだ。また、10.0~19.9倍の馬が5勝を挙げている点も目立っている。
inyofu 年齢別の成績もチェック

出走馬の年齢が幅広いのも札幌記念の特徴の一つ。対象とした過去10回の年齢別成績をチェックすると、好走率が最も高いのは3歳で、3着以内に入った馬が最も多いのは5歳となっている。逆に7歳以上は苦戦気味。1965年の創設以来7歳以上の馬で優勝したのは2000年のダイワカーリアン(7歳)だけとなっている。
inyofu 前走のレース別の成績は?

対象とした過去10回の札幌記念における前走のレース別成績を調べてみると、古馬で好走率が上位なのは「宝塚記念」「安田記念」という上半期のGIから臨んだ馬。また、3歳馬は3着以内に4頭入っているが、いずれも前走がオークスまたは日本ダービーだった。GI以外のレースでは、同じサマー2000シリーズの函館記念から参戦する馬が多いが、率の上ではいまひとつの成績となっていることは覚えておきたい。
inyofu 過去のGIIIでの成績が好走のカギ?

対象とした過去10回の札幌記念では、「5走前までにローカル場(札幌、函館、福島、新潟、中京、小倉)のGIIIで3着以内に入っていた」という経験を持つ馬が毎回1頭連対している。札幌競馬場の芝コースは、いわゆる中央4場(東京、中山、京都、阪神)に比べると小さく平坦であるため、そのようなコース形態を得意とする馬が好走するケースが多いのかもしれない。
inyofu 3走前のレースの時期と格付けがカギ?

過去3年の札幌記念では、「3走前が同年の1~3月に行われた重賞だった」という馬が優勝している。過去3年の優勝馬は〔表5〕の項目にも該当していたので、今年もこの2つの傾向に合致する馬がいれば勝ち馬の最有力候補と言ってもいいかもしれない!?
過去のレース傾向では、【3,5歳】【前走オークスor日本ダービー】【5走前までにローカル場のGIIIで3着以内】【3走前が同年の1~3月に行われた重賞】【単勝1,5番人気】【単勝オッズ2.0~3.9倍】の競走馬が好走する傾向にある。果たして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか。

【第53回札幌記念】登録馬

inyofu サウンズオブアース
ヤマカツエース
ディサイファ
ツクバアズマオー
マイネルミラノ

タマモベストプレイ
エアスピネル
サクラアンプルール
ロードヴァンドール
マウントロブソン

サングラス
ナリタハリケーン
アングライフェン
フルゲート16頭に対して今年は13頭が登録されている。もちろん全馬出走可能だ

【第53回札幌記念】予想オッズ

inyofu 1 ヤマカツエース 2.7
2 エアスピネル 3.2
3 マウントロブソン 4.3
4 サウンズオブアース 7.2
5 ロードヴァンドール 14.4
6 マイネルミラノ 17.7
7 ツクバアズマオー 19.9
8 タマモベストプレイ 22.6
9 ディサイファ 32.2
10 サクラアンプルール 36.5
11 アングライフェン 46.1
12 ナリタハリケーン 325.4
13 サングラス 667.9
現時点(水曜)での予想オッズでは、ヤマカツエースが1番人気となっている。

【第53回札幌記念】有力馬は!?

【3走前が同年の1~3月に行われた重賞】
エアスピネル
inyofu エアスピネル(牡4、栗東・笹田和秀厩舎)は今春の最大目標だった安田記念で5着に終わったが、直線でスムーズに追えなかったのが痛かった。今回はC.ルメール騎手との新コンビで久々の中距離戦に臨む。どんな競馬を見せてくれるか注目したい。

【3,5歳】【5走前までにローカル場のGIIIで3着以内】
ヤマカツエース
inyofu 初タイトルは一昨年のニュージーランドTだが、中距離に的を絞ってからは2000メートルで重賞4勝。今春の2戦も、金鯱賞で連覇を果たすと、GIに昇格した大阪杯でキタサンブラックに0秒2差の3着に好走したように、距離&重賞実績はメンバー屈指だ。成熟機に入り、秋にはGI奪取が視界に入る存在。札幌記念は過去2年で4、5着と善戦どまりだが、充実した今年は相手関係からも雪辱を果たして不思議はない。

サウンズオブアース
inyofu 14年のはなみずき賞を最後に勝利から遠ざかっているが、GIで2着3回を誇る、現役最強の2勝馬。名手を背に、3年4カ月ぶりの勝利&待望の重賞初制覇の期待がかかる。ポイントは、今春のドバイ遠征組が帰国後、いまだ勝利を挙げられていない点。函館入厩後は追うごとに良化が見られるものの、まだ太め感があり、最終追い切りの動きは入念にチェックしたい。


2006年からサマー2000シリーズの第4戦に指定され、秋の中距離GI戦線を展望する一戦札幌記念。
7~8月では唯一のGIIで、例年一線級が集う伝統の重賞となっている。
注目のヤマカツエースは一昨年の札幌記念で見せ場十分の4着。
その後は金鯱賞の連覇、福島記念など重賞4勝、G1に昇格した大阪杯でも3着。
中距離戦では現役トップクラスにまで上り詰めており、3度目の挑戦で勝ち星を掴むことができるか。

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