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秋への飛躍!!古馬中距離戦線を展望する一戦【第63回産経賞オールカマー】

2017年9月24日(日)に中山競馬場で行われる芝2200mのGIIレース【第63回産経賞オールカマー】
レースの傾向や過去映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【オールカマー】歴史

inyofu 本競走は、出走馬に広く門戸を開けたレースとして1955年に創設された重賞競走で、第1回は4歳(現3歳)以上・ハンデキャップの条件で中山競馬場・芝2000mを舞台に争われた。1981年に別定重量に変更された後、1984年のグレード制導入に伴いGⅢに格付けされ、距離も芝2200m(外回り)に延長された。さらに、1986年から1994年まで負担重量を馬齢に変更のうえ、地方競馬招待競走として行われた。
inyofu ジャパンカップ出走を目指す地方馬同士の争いが注目を集め、1986年にジュサブロー(愛知競馬)、1991年にジョージモナーク(大井競馬)が勝利を収めている。その後、1995年にGⅡに格上げされ、負担重量も再び別定重量に戻された。 2014年から本競走の優勝馬に天皇賞(秋)の優先出走権が与えられることとなった。

コースの特徴

inyofu 中山・芝2200m(外回り)

ホームストレッチの直線入り口からスタートして、1コーナーまでは約430m。スタート直後に急勾配の上りがあり、さらに1コーナーでも上っていく。その後は、外回りの2コーナー過ぎから4コーナーまで終始下りとなる。最後の直線は310mで、直線の半ばでは再び急勾配の上りが待ち受ける。前半はゆったりと流れて、後半の向正面あたりから長く脚を使い続けることが要求される。このコースで行われた2002年のジャパンカップは外国馬がワンツー。日本で要求される主流の能力かつスピードの持続性を併せ持つ馬が好走しやすいコースなのかもしれない。

2016年【第62回産経賞オールカマー】

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昨年の同レースでは、吉田隼騎手騎乗の1番人気ゴールドアクター(中川厩舎、父スクリーンヒーロー)が直線で伸ばして快勝した。

【オールカマー】レース傾向

inyofu 近走の単勝人気は要チェック

過去10年の出走馬について、過去3走以内における芝のGⅡ・GⅢでの最高単勝人気別に成績を調べると、連対馬延べ20頭中19頭は最高単勝人気が「1~5番人気」だった。近走の芝のGⅡ・GⅢでの単勝人気は、今年もチェックしておいた方がいいだろう。
inyofu 近年は4・5歳馬が優勢

過去10年の年齢別成績をまとめると、「4歳」が好走率でトップの数値を記録しており、連対馬延べ20頭中19頭が「4~6歳」の馬となっている。過去6年に限れば、3着以内馬18頭中14頭が「4歳」と「5歳」の馬で占められており、近年は若い世代が好走する傾向が強まっている印象を受ける。出走馬の少ない「3歳」を除けば、若い世代が優勢な傾向にあることは、覚えておいても損はないだろう。
inyofu 近走の実績が重要

新潟競馬場で行われた2014年を除く、2007年以降の過去9回の出走馬について、過去4走以内における中山・芝コースでの最高着順別に成績をまとめると、最高着順が「1~3着」の各組が高い好走率をマークしている。過去4走以内に中山・芝コースのレースに不出走だった馬は3着以内に11頭入っているが、好走率はいまひとつ。近走で中山・芝コースを経験していることは、一つの強みになりそうだ。その中でも上位の着順に入っていた馬は、特に警戒が必要だろう。
inyofu 過去3走の距離に目を光らせろ

2011年以降の過去6年の優勝馬について、過去3走の距離を比較してみると、6頭とも過去3走のうち前走の距離が最も長かった。過去3走の距離をチェックして、前走が一番長い距離だった馬はチェックしておきたい。
過去のレース傾向では、【単勝1~5番人気】【4~6歳】【過去4走以内における中山芝コースで3着以内】【過去3走のうち前走の距離が一番長い】の競走馬が好走する傾向にある。果たして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか。

【第63回オールカマー】登録馬

inyofu アルバート
ステファノス
ディサイファ
ルージュバック
デニムアンドルビー

ツクバアズマオー
マイネルミラノ
タンタアレグリア
モンドインテロ
マイネルサージュ

ブラックバゴ
トルークマクト
パリカラノテガミ
グランアルマダ
ショウナンバッハ

マイネルディーン
カフジプリンス
フルゲート18頭に対して今年は17頭が登録されている。もちろん全頭出走可能だ。

【第63回オールカマー】予想オッズ

inyofu 1 タンタアレグリア 3.5
2 ステファノス 3.6
3 モンドインテロ 4.7
4 アルバート 5.5
5 ルージュバック 8.6
6 ツクバアズマオー 13.8
7 カフジプリンス 18.2
8 ブラックバゴ 19.2
9 デニムアンドルビー 23.9
10 マイネルミラノ 45.4
11 ディサイファ 100.8
12 グランアルマダ 109.5
13 ショウナンバッハ 181.2
14 マイネルサージュ 192.6
15 パリカラノテガミ 276.5
16 マイネルディーン 347.8
17 トルークマクト 399.4
現時点(水曜)での予想オッズでは、タンタアレグリアとステファノスがほぼ同率で1番人気となっている。

【第63回オールカマー】有力馬は!?

【4~6歳】【過去4走以内における中山芝コースで3着以内】
タンタアレグリア
inyofu 東京での一昨年の青葉賞(2着)とダービー(7着)は、いずれも上位馬とは切れ味の違いが出た印象だった。続くセントライト記念は今回と同じ舞台で6着だったが、勝ったキタサンブラックとは0秒2差。レースの内容としては中山の方がパフォーマンスが上がる。前走のAJCCは中団から馬群の内をさばき、早め進出でV。同様の競馬ができれば今回もチャンスは十分だ。

【4~6歳】【過去3走のうち前走の距離が一番長い】
モンドインテロ
inyofu モンドインテロ(美浦・手塚貴久厩舎、牡5歳)も、切れ味よりスピードの持続力で勝負する馬。中山の芝はステイヤーズS3着があるだけだが、勝ったアルバートに一歩先にスパートされたぶんの負け。上がり3ハロンはどちらも35秒0でメンバー最速の脚を使っているので、力量は互角だろう。むしろ、3000メートル以上が得意なアルバートよりも、2200メートルでは分がある。

【4~6歳】
ステファノス
inyofu ステファノス(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)は2014年の富士S以来勝ち星を挙げていないが、15年・16年の天皇賞(秋)で2・3着に入り、今年の大阪杯でもキタサンブラックに迫る2着とGIで活躍を見せている。過去2年は毎日王冠で始動していたが、今年はここから。叩いた方が良いタイプだが、いきなりから結果を出せるか。


過去10年の優勝馬を振り返ると、07年から3連覇したマツリダゴッホは有馬記念を含め重賞6勝の舞台がすべて中山
11年のアーネストリーは宝塚記念を制覇した直後、12年のナカヤマナイトは翌13年の中山記念も優勝。
16年のゴールドアクターは前年の有馬記念でGIウイナーの仲間入りを果たしていた。
東京の天皇賞向きの切れがあるタイプより、中山向きの持続力のあるタイプが勝ち馬に名を連ねているので注目したい。

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