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秋の女王決定戦への前哨戦!!【第65回府中牝馬ステークス】

2017年10月14日(土)に東京競馬場で行われる芝1800mのGIIレース【第65回アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス】 レースの傾向や過去映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【府中牝馬ステークス】歴史

inyofu 本競走は1953年に「東京牝馬特別」の名称で創設され、その後幾度かの変更を経て、1992年から現在のレース名「府中牝馬ステークス」で行われている。創設当初は東京競馬場・芝2000mのハンデキャップ競走として行われていたが、1955年に距離が芝1600mに、1969年には負担重量が別定に変更された。
inyofu さらに1996年にエリザベス女王杯が古馬に開放されたことに伴い、本競走は距離が芝1800mに延長され、エリザベス女王杯の前哨戦に位置付けられた。なお、2014年から本競走の優勝馬にエリザベス女王杯の優先出走権が与えられている。また、2017年にレース名が「アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス」に改称された。

コースの特徴

inyofu 東京・芝1800m

2コーナーに向かって斜めにスタートするレイアウト。2コーナーまでの距離が短いため、外めを通らされると不利になる。向正面半ばに上りがあり、そこから3コーナーにかけては下り。直線は525.9m。直線に向いてすぐに約160mの上り(高低差2.0m)があり、その後300mはほぼ平坦。前半はゆったりと流れ、上がり勝負になることが多い。最初の2コーナーでうまく流れに乗れる器用さがあって、直線まで末脚を温存できるタイプが好走しやすい。また、芝1800mはGⅠレースが行われない距離で独特の適性が要求されるため、器用に立ち回れる“1800m巧者”が実績馬を負かすケースも多い。

2016年【第64回府中牝馬ステークス】

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昨年の同レースでは、デムーロ騎手騎乗の3番人気クイーンズリング(吉村厩舎、父マンハッタンカフェ)が直線で抜け出し快勝。

【府中牝馬ステークス】レース傾向

inyofu 上位人気馬が優勢だが

過去10年の府中牝馬Sでは、単勝1番人気馬および2番人気馬の勝利がゼロ。2005年に1番人気馬が、2006年に2番人気馬がそれぞれ優勝しているが、ここ10年は2着が最高となっている。単勝オッズ別に見てみると、「4.9倍以下」の馬は優勝がない反面、2着は6回ある。そして、「5.0~9.9倍」の馬が7勝を挙げている点が目立っている。
inyofu 4歳と5歳が中心

過去10年の年齢別成績を調べてみると、連対馬延べ20頭中19頭を4歳と5歳の馬が占めている。同じ時期に秋華賞が行われるだけに3歳馬の参戦が少ないのは当然だが、それでも参戦した2頭が共に3着に入っている点は要注意。その2頭はいずれも前走が「新潟競馬場で行われた条件クラスのレースで1着」だった。また、6歳以上の馬は延べ32頭が出走したが、2着が1回、3着が2回と苦戦傾向を示している点も覚えておきたい。
inyofu 前走がGⅢだった馬のデータをチェック

前走の条件別成績を調べると、最も多く該当するのはGⅢからの臨戦馬。そこで、前走GⅢ組を対象に、そのレースでの単勝人気別成績をチェックしてみると、「1、2番人気」だった馬は2着が4回、3着が5回あるものの優勝がなく、「3、4番人気」だった馬の方が好走率が高くなっている。
inyofu 同年のヴィクトリアマイルでの着順にも注目

過去10年の府中牝馬Sでは、「同年のヴィクトリアマイルで3着以下だった」という馬が2010年を除き毎年連対しており、昨年はこれに該当する馬同士によるワンツー決着となっている。春の女王決定戦での着順にも注目しておきたいところだ。
過去のレース傾向では、【当日単勝5.0~9.9倍】【4,5歳】【前走GIII】【ヴィクトリアマイルで3着以下】の競走馬が好走する傾向にある。果たして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか。

【第65回府中牝馬ステークス】登録馬

inyofu ヴィブロス
クイーンズリング
アドマイヤリード
リエノテソーロ
トーセンビクトリー

デンコウアンジュ
クインズミラーグロ
アスカビレン
ワンブレスアウェイ
キンショーユキヒメ

クロコスミア
ハッピーユニバンス
ゲッカコウ
バンゴール
ロッカフラベイビー

レーヌドブリエ
ミスパンテール
フルゲート18頭に対して今年は17頭が登録されている。もちろん全頭出走可能だ。なおリエノテソーロ、ミスパンテール、レーヌドブリエは他のレースに出走する見込み。

【第65回府中牝馬ステークス】予想オッズ

inyofu 1 ヴィブロス 2.7
2 クイーンズリング 3.6
3 アドマイヤリード 4.0
4 クインズミラーグロ 8.2
5 トーセンビクトリー 11.7
6 デンコウアンジュ 14.4
7 クロコスミア 20.2
8 ワンブレスアウェイ 30.7
9 キンショーユキヒメ 40.2
10 リエノテソーロ 50.1
11 アスカビレン 56.6
12 ゲッカコウ 116.1
13 バンゴール 145.4
14 ロッカフラベイビー 150.8
15 ミスパンテール 221.1
16 レーヌドブリエ 260.3
17 ハッピーユニバンス 474.7
現時点(水曜)での予想オッズでは、ヴィブロスが1番人気となっている。

【第65回府中牝馬ステークス】有力馬は!?

【4,5歳】
ヴィブロス
inyofu ヴィブロス(牝4、栗東・友道康夫厩舎)は今年初戦の中山記念で5着に敗れたものの、続くドバイターフで豪快な差し切り勝ちを決め、海外GI制覇を果たした。今秋はエリザベス女王杯を目標にここから始動する。東京コースは初めてだが、世界を制した脚を披露できるか。C.ルメール騎手との新コンビにも注目。

【4,5歳】【前走GIII】【ヴィクトリアマイルで3着以下】
クイーンズリング
inyofu 昨年の覇者で、その後エリザベス女王杯も制したクイーンズリング(栗東・吉村圭司厩舎、5歳)は、ヴィクトリアマイル6着以来5カ月ぶりのレース。12月の香港C(9着)で歯車が狂い、春はその影響を引きずったようだった。今回は放牧でリフレッシュし、1週前追い切りでも3頭併せで最先着。態勢は整いつつあり、復活の可能性は十分ある。

【4,5歳】【前走GIII】
アドマイヤリード
inyofu ヴィクトリアマイルを勝ったアドマイヤリードは、ひと息入れて出走したクイーンSで最後方から伸びきれず、6着に敗退。今回の登録馬ではトーセンビクトリー(2着)、クインズミラーグロ(3着)、クロコスミア(4着)に先着されてしまった。それでも、洋芝、小回りコースが向かなかった印象。ヴィクトリアマイルを勝った東京コースは好材料で、1800メートルでも2勝しており、変わり身が期待できる。


今年は日本とアイルランドの外交樹立60周年を記念し、 「アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス」という名称になった。
エリザベス女王杯の重要な前哨戦でG1馬4頭が激突と、かなりの豪華メンバーとなりそうだが、 やはり注目は国内復帰戦となるヴィブロス。
再度の海外制圧に向けて、ここは落とせない一戦となりそうだ。

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