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主役不在のクラシック最終戦!!【第78回菊花賞】

2017年10月22日(日)に京都競馬場で行われる芝3000mのGIレース【第78回菊花賞】
レースの傾向や過去映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【菊花賞】歴史

inyofu 菊花賞は、イギリスのセントレジャーに範をとり創設されたクラシックレースのひとつで、最もスタミナのある優秀な繁殖馬を選定するためのチャンピオンレースである。このため、出走資格は3歳の牡馬と牝馬に限られ、せん馬(去勢馬)は出走できない。また、本競走はクラシック三冠(皐月賞・東京優駿・菊花賞)の最終関門であり、皐月賞は“最も速い馬”が、ダービーは“最も幸運に恵まれた馬”が、菊花賞は“最も強い馬”が勝つと言われている。
inyofu 1938年に『京都農林省賞典四歳呼馬』として本競走は創設され、1948年より現在の名称『菊花賞』になったが、京都競馬場のスタンド改修工事により阪神競馬場で行われた1979年を除き、距離3000mと京都競馬場での開催は第1回から変わることなく、今日まで連綿と受け継がれている。

コースの特徴

inyofu 京都・芝3000m(外回り)

向正面の上り坂の途中からスタートして、コースをほぼ1周半するレイアウト。スタートしてから3コーナーまでの距離が約200mと短く、3コーナーに入ってすぐ急な下りがある。外を通るとコーナーで振られるためロスになるが、かといって前半で無理にポジションを取りにいこうとすると、1周目の下りからホームストレッチにかけて折り合いを欠くケースが多く見られる。京都の芝は移動柵がA~Dコースまで取れるため良好なコンディションが保たれて、終始インコースの良い状態が続きやすい。スタミナはもちろん必要だが、距離延長に対応できる順応性や、インを回れる器用さが重要になることも多い。

2016年【第77回菊花賞】

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昨年の同レースでは、ルメール騎手騎乗の1番人気サトノダイヤモンド(池江厩舎、父ディープインパクト)が直線で突き抜けてGI初制覇

【菊花賞】レース傾向

inyofu 前走好走馬が優勢

過去10年の3着以内馬30頭中26頭は、前走の着順が「3着以内」だった。一方、「4着以下」だった馬は優勝例がなく、3着内率は4.9%にとどまっている。基本的に前走好走馬が強いレースだ。
inyofu 前走の“末脚”に注目

過去10年の3着以内馬30頭中20頭は、前走がJRAのレースで、そのレースでの上がり3ハロンタイム(推定)順位が「2位以内」だった。該当馬は3着内率30.8%と好走率も優秀だ。前走の成績を比較する際は、着順だけでなく“末脚”にも注目してみたい。
inyofu 馬体重のある馬や夏場に馬体重が増えていた馬が中心

過去10年の3着以内馬30頭中22頭は、前走時の馬体重が「480kg以上」だった。一方、前走で「480kg未満」だった馬は3着内率10.3%とやや苦戦している。前走時の馬体重が「480kg未満」だった馬は評価を下げたい。
inyofu “乗り替わり”は割り引き

過去10年の3着以内馬30頭中27頭は、前走と同じ騎手が騎乗した馬だった。一方、前走から騎手が替わっていた馬は3着内率6.0%と苦戦している。いわゆる“乗り替わり”で臨む馬は過信禁物と見るべきだろう。
inyofu 近年はGⅠで好走経験のある馬が堅実

過去6年の3着以内馬18頭中9頭は、JRAのGⅠで3着以内に入った経験がある馬だった。該当馬は3着内率56.3%と好走率も非常に優秀だ。ちなみに、昨年は4頭いた該当馬が1~4着を占めた。近年の傾向を重視するならば、既にGⅠで好走経験がある馬を素直に高く評価すべきだろう。
inyofu 近年の優勝馬は内枠に入った馬ばかり

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも馬番が「1~4番」だった。今年もまずは内枠に入った馬に注目したいところだ。また、この5頭は前走の着順が「3着以内」だった点、前走の馬体重が「480kg以上」だった点、前走と同じ騎手が引き続き騎乗していた点も共通している。
過去のレース傾向では、【前走3着以内】【前走上がり3ハロン2位以内】【前走480kg以上】【前走と同じ騎手】【GIで3着以内】【馬番1~4番】の競走馬が好走する傾向にある。果たして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか。

【第78回菊花賞】登録馬

inyofu 優先出走馬

アルアイン
キセキ
サトノアーサー
サトノクロニクル
ミッキースワロー

賞金上位馬

ブレスジャーニー
アダムバローズ
マイスタイル
ウインガナドル
クリノヤマトノオー

トリコロールブルー
ベストアプローチ
ポポカテペトル
マイネルヴンシュ
クリンチャー

プラチナヴォイス
ダンビュライト

以下、抽選対象馬(1/7)

アドマイヤウイナー
アルムチャレンジ
サンデームーティエ
スティッフェリオ
ダノンディスタンス

チャロネグロ
メイショウテンシャ
フルゲート18頭に対して今年は24頭が登録されている。現時点では抽選対象馬7頭中1頭が出走できる見込み。

【第78回菊花賞】予想オッズ

inyofu 1 キセキ 3.4
2 アルアイン 4.1
3 ミッキースワロー 5.4
4 ダンビュライト 6.1
5 サトノアーサー 9.1
6 サトノクロニクル 10.7
7 ウインガナドル 22.5
8 トリコロールブルー 24.5
9 ベストアプローチ 26.2
10 ブレスジャーニー 39.5
11 ポポカテペトル 44.7
12 アドマイヤウイナー 52.2
13 クリンチャー 58.1
14 マイネルヴンシュ 61.7
15 マイスタイル 83.4
16 クリノヤマトノオー 98.5
17 プラチナヴォイス 151.5
18 アダムバローズ 203.3
19 ダノンディスタンス 382.4
20 スティッフェリオ 399.2
21 メイショウテンシャ 675.1
22 サンデームーティエ 719.5
23 チャロネグロ 1031.8
24 アルムチャレンジ 1051.7
現時点(水曜)での予想オッズでは、キセキが1番人気となっている。

【第78回菊花賞】有力馬は!?

【前走3着以内】【前走上がり3ハロン2位以内】【前走480kg以上】【前走と同じ騎手】【GIで3着以内】
アルアイン
inyofu アルアイン(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)はこの世代の皐月賞馬。秋初戦のセントライト記念は2着だったが、本番を見据えての余裕残しの仕上げだっただけに、特に評価を下げる必要はないだろう。3000mという距離に対する懸念はあるが、それを乗り越えての2冠制覇を期待したい。

【前走3着以内】【前走上がり3ハロン2位以内】【前走480kg以上】【前走と同じ騎手】
ミッキースワロー
inyofu 春も未勝利→500万下特別を連勝し、素質の高さを見せていたが、皐月賞、ダービーへの出走はかなわなかった。しかし、ひと夏を越して成長を見せ、新たに横山典弘騎手を鞍上に迎えて挑んだ東のトライアルでは、1000メートル通過1分1秒8のスローペースの中、上がり3ハロン最速の33秒4の末脚で、皐月賞馬を並ぶ間もなく差し切った。1998年のこのレースをセイウンスカイで制するなど、JRA・GIで歴代3位タイの26勝を誇る名手が引き続き手綱を取ることは心強い。

【前走3着以内】【前走上がり3ハロン2位以内】【前走480kg以上】【前走と同じ騎手】
キセキ
inyofu 毎日杯3着後3カ月半休養し、復帰戦となった500万下と1000万下特別を連勝。2度目の重賞挑戦となった前走では、勝ったレイデオロを0秒2上回る上がり3ハロン33秒9の末脚を繰り出した。前述のミッキースワロー同様、春からの成長は明らか。加えて、1998年の桜花賞2着ロンドンブリッジを祖母に持ち、2004年のオークス馬ダイワエルシエーロが伯母にいる良血。スケールの大きさは初のGIでも見劣らない。


秋華賞に続いて京都競馬場では22日に牡馬クラシック3冠の最終戦・菊花賞が行われる。
神戸新聞杯を制したレイデオロがジャパンカップに参戦、 2着スワーヴリチャードは、アルゼンチン共和国杯に出走予定。
3着アドミラブル(故障)とダービー1~3着馬が不在となった牡馬ラスト1冠。
どの馬も走ったことのない3000mに加え混戦ムードなだけに配当は期待できるので、 レース開始ギリギリまでしっかり予想したいところだ。

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