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中長距離戦線において重要なハンデ戦!!【第55回アルゼンチン共和国杯】

2017年11月5日(日)に東京競馬場で行われる芝2500mのGIIレース【第55回アルゼンチン共和国杯】
レースの傾向や過去映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【アルゼンチン共和国杯】歴史

inyofu 本競走は、1963年に日本とアルゼンチンの友好と親善の一環として、アルゼンチン・ジョッキークラブから優勝カップの寄贈を受け、『アルゼンチンジョッキークラブカップ』として創設された。1974年にアルゼンチンの競馬がジョッキークラブから国の管轄に移管されたことに伴い、翌1975年から現在の名称である『アルゼンチン共和国杯』に改められた。
inyofu 第1回は4歳(現3歳)以上・別定の条件で、5月の東京競馬場・芝2300mで行われたが、翌1964年から5歳(現4歳)以上に変更された。その後、幾度かの条件変更を経て、1984年に開催時期を11月に繰り下げたうえ、4歳(現3歳)以上・芝2500mのハンデキャップ競走として行われており、現在に至っている。

コースの特徴

inyofu 東京・芝2500m

芝2400mよりスタート地点が100m後ろ(4コーナー寄り)で、ホームストレッチの上り坂からのスタート。1コーナーまでの距離は約450m。ゴール板を過ぎてから向正面半ばまで緩やかに下って、その後やや急な上り勾配があるが、それを越えると3コーナーまで下り。最後の直線は525.9m。直線に向いてすぐに約160mの上りがあり、その後300mはほぼ平坦。スタート直後を含め3回坂を上ることになるため、2400mよりもタフなレースになる。直線まで脚を温存できる気性を持ち、末脚を持続するスタミナに優れた馬、終始距離ロスの少ないインを通れる操縦性に長けた馬が力を発揮しやすいコースと言える。

2016年【第54回アルゼンチン共和国杯】

動画を見る
昨年の同レースでは、福永騎手騎乗の2番人気シュヴァルグラン(友道厩舎、父ハーツクライ)が直線抜け出し優勝、重賞2勝目を飾った。

【アルゼンチン共和国杯】レース傾向

inyofu 前走の距離に注目

過去10年の前走の距離別成績を調べると、3着以内馬延べ30頭中28頭は前走で「芝2000~2400m」のレースに出走していた。中でも「芝2200m」組が好走率でトップとなっている。それに対し、「芝1800m以下」組は3着以内がなく、「芝2500m以上」組は2・3着が各1回だけで3着内率は5.4%にとどまっている。
inyofu 近走で1、2番人気経験馬が上位

過去10年の出走馬について、過去4走での最高単勝人気別に成績をまとめると、「1番人気」組が3着内率37.9%でトップ、それに「2番人気」組が23.8%で続いており、連対馬20頭中19頭は「1、2番人気」に支持された経験があった馬となっている。それに対し、最高単勝人気が「3番人気以下」だった馬からは3着以内馬が3頭しか出ておらず、好走率の面でも「1、2番人気」組とは大きな差がついている。
inyofu 近走のハンデキャップレースの着順は要チェック

過去10年の出走馬について、過去4走のうち直近のハンデ戦での着順別に成績を調べると、「2着」組が3着内率でトップとなっている。それに続くのが「1着」組と「過去4走でハンデ戦不出走」組となっており、過去4走のうち直近のハンデ戦で「3着以下」に敗れていた馬は苦戦傾向にある。直近のハンデキャップレースでの着順は、チェックした方が得策かもしれない。
inyofu 近走の重賞で4着以内の実績が重要

2008年以降の過去9年の優勝馬9頭について、過去4走以内の重賞での最高着順を調べると、いずれも4着以内に入った実績を有していた。勝ち馬を検討する際は、過去4走の重賞実績に目を光らせたい。
過去のレース傾向では、【前走芝2000~2400m】【過去4走での最高単勝2番人気以内】【過去4走の直近のハンデ戦で2着】【過去4走以内の重賞4着以内】の競走馬が好走する傾向にある。果たして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか。

【第55回アルゼンチン共和国杯】登録馬

inyofu アルバート
スワーヴリチャード
カレンミロティック
ヒットザターゲット
デニムアンドルビー

セダブリランテス
プレストウィック
サラトガスピリット
マイネルサージュ
トルークマクト

ハッピーモーメント
レコンダイト
シホウ
カムフィー
タッチングスピーチ

トウシンモンステラ
ソールインパクト
フルゲート18頭に対して今年は17頭が登録されている。もちろん全頭出走可能だ

【第55回アルゼンチン共和国杯】予想オッズ

inyofu 1 スワーヴリチャード 2.4
2 アルバート 2.8
3 セダブリランテス 6.4
4 プレストウィック 8.3
5 ソールインパクト 16.3
6 デニムアンドルビー 18.2
7 カレンミロティック 23.1
8 レコンダイト 24.3
9 ハッピーモーメント 35.6
10 タッチングスピーチ 43.2
11 ヒットザターゲット 59.6
12 シホウ 126.5
13 マイネルサージュ 126.5
14 サラトガスピリット 156.2
15 カムフィー 289.7
16 トルークマクト 289.7
17 トウシンモンステラ 315.6
現時点(水曜)での予想オッズでは、スワーヴリチャードとアルバートが人気を分け合っている

【第55回アルゼンチン共和国杯】有力馬は!?

【前走芝2000~2400m】【過去4走での最高単勝2番人気以内】【過去4走の直近のハンデ戦で2着】【過去4走以内の重賞4着以内】
アルバート
inyofu 昨年のこのレースでシュヴァルグランの2着。15&16年ステイヤーズS、今年のダイヤモンドSと長距離重賞を3勝している安定勢力だ。前走の産経賞オールカマーは勝負どころの4コーナー手前で外に張られるロスがあり7着。それでも直線よく追い上げてルージュバックの2馬身3/4差まで詰めてきたのは評価できる。叩き2走目で上積みは十分。3走前のダイヤモンドSを58キロで勝っているので、今回トップハンデの58.5キロは仕方がないところだろう。8勝中4勝を挙げている東京コースなら上位争いは必至だ。

【前走芝2000~2400m】【過去4走での最高単勝2番人気以内】【過去4走以内の重賞4着以内】
スワーヴリチャード
inyofu  スワーヴリチャード(牡3、栗東・庄野靖志厩舎)は今年の日本ダービー2着馬。その後は疲れが出たため調整が遅れたが、菊花賞・天皇賞が行われたここ2週の馬場を考えると、無理をして使わず正解だっただろう。今回はM.デムーロ騎手との新コンビになるが、勝って今後の大レースに向け弾みをつけたいところだ。

【前走芝2000~2400m】【過去4走での最高単勝2番人気以内】【過去4走以内の重賞4着以内】
セダブリランテス
inyofu 新馬、早苗賞、GIIIラジオNIKKEI賞と3戦全勝。セントライト記念は挫跖(ざせき)で自重したが、しっかりと治療してその影響は皆無だ。前3走はいずれも1800メートル戦。今回は初の年長馬相手で、初めての東京コースと2500メートルの距離が鍵になるが、半兄モンドインテロが芝2400~2600メートルで5勝を挙げ、昨年のこのレースで0秒2差の4着と好走しているので、弟も克服する下地はあるだろう。ハンデの54キロも多少恵まれた印象だ。


今週はGIレースはひと休みも東京競馬場ではジャパンカップ、有馬記念へ向けても注目のアルゼンチン共和国杯
過去10年の勝ち馬を見ると、GIに直結するレースになっているだけに見逃せない一戦だ
ダービー2着のスワーヴリチャードに3戦3勝のセダブリランテスという3歳勢に
アルバートをはじめとした古馬の強豪がぶつかり合うハンデ戦、波乱の可能性も十分にありそうだ。

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