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牝馬の古馬頂上決戦!!【第42回エリザベス女王杯】

2017年11月12日(日)に京都競馬場で行われる芝2200mのGIレース【第42回エリザベス女王杯】
レースの傾向や過去映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【エリザベス女王杯】歴史

inyofu 1970年に4歳(現3歳)牝馬三冠競走の最終戦として創設された『ビクトリアカップ』が前身で、1975年にエリザベス女王が来日されたのを記念して、翌1976年から『エリザベス女王杯』として新たに第1回の競走が開催された。当初の競走条件はビクトリアカップを踏襲し、京都競馬場の芝2400m(外回り)、負担重量は定量、4歳(現3歳)牝馬限定の混合競走であった。
inyofu その後、1996年の牝馬競走体系の整備に伴い、競走条件が4歳(現3歳)の牝馬限定から4歳(現3歳)以上の牝馬限定に変更され、同時に距離も芝2400m(外回り)から芝2200m(外回り)へと短縮された。これにより、本競走は牝馬三冠路線を戦ってきた4歳(現3歳)の実績馬と古馬の強豪牝馬が一堂に会し、覇を競い合う一戦としてリニューアルされた。

コースの特徴

inyofu 京都・芝2200m(外回り)

スタート地点から1コーナーまでの距離は約400m。1コーナーまでにすんなりとポジションが決まることが多く、決まった隊列のまま淡々と流れやすい。3コーナーの下りあたりからペースが上がり、直線は平坦。一瞬の脚を要求されるレースより、後半長く脚を使い続けることが要求されるレースになりやすい。京都の芝は移動柵がA~Dコースまでとれるため、良好なコンディションが保たれやすく、終始インコースの良い状態が続きやすい。クラシックレースやジャパンカップとは異なる距離、コースで、独特の適性が問われる舞台。この距離を得意とする“2200m巧者”が実績馬を負かすケースも多い。

2016年【第41回エリザベス女王杯】

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昨年の同レースでは、デムーロ騎手騎乗の3番人気クイーンズリング(吉村厩舎、父マンハッタンカフェ)が差し切って優勝、GI初制覇を飾った。

【エリザベス女王杯】レース傾向

inyofu 単勝人気別の成績もチェック

過去10年の単勝人気別成績を調べると、3着内率80.0%と1番人気馬が好成績。4着以下に敗れた2頭には、「前走がGⅡで、3番人気以内に支持されていたが、5着以下に敗れていた」という共通点があった。また、優勝馬、2着馬、3着馬はそれぞれ10頭中7頭が単勝4番人気以内だった。次に、単勝オッズ別成績も調べてみると、単勝「2.9倍以下」の支持を受けた馬が3着内率100%となっている点は注目できるだろう。伏兵馬が台頭するケースは多いものの、基本的には上位人気馬が優勢と言える。
inyofu 年齢別成績をチェック

過去10年の出走馬の成績を年齢別に分類してみると、3歳馬の連対率が最も高く、4歳馬がそれに続いており、5歳以上の馬は苦戦傾向にある。ちなみに、5歳で優勝した2頭は、2009年のクィーンスプマンテ(単勝11番人気)と、2012年のレインボーダリア(単勝7番人気)で、共に関東馬だった。
inyofu 前走のレース別成績に偏りあり

過去10年の出走馬について前走のレース別成績を調べてみると、最も優勝が多いのは「秋華賞」組の3勝。前走が「海外のG1」だった馬が2勝しているが、共にイギリス調教馬のスノーフェアリーが挙げたもの。その他では、「府中牝馬S」から臨んだ馬は1着と2着が各2回となっているが、3着内率は12.3%にとどまっている。エリザベス女王杯の主要な前哨戦という位置付けではあるが、苦戦傾向にあると考えてもいいだろう。逆に、好成績を残しているのは前走が「その他の国内のGⅡ」だった馬。中でもオールカマーから臨んだ馬は、延べ5頭が出走し、2勝2着1回と活躍している。
inyofu 同年のGⅠで苦戦していた馬に要注意

過去10年のエリザベス女王杯では、「同年のGⅠで6着以下に敗れていた」という経験があった馬が2011年を除いて毎年1頭だけ連対している。今年もこのような経験を持つ馬が出走しているかどうか、チェックしておくことをおすすめしたい。
inyofu 4走以上前から同じ騎手とコンビを組んでいる馬が4連勝中

過去4年のエリザベス女王杯では、「4走以上前から同じ騎手が騎乗している」という馬が優勝している。牝馬限定重賞の中では、オークスの次に距離が長い一戦。それだけに、連続で騎乗して馬の特徴を把握している騎手が騎乗した馬が活躍しているのかもしれない。
inyofu 馬番別の成績にも特徴あり

過去10年の馬番別成績を調べると、優勝馬10頭中6頭が「1~8番」で、2着馬は10頭中8頭が「9~18番」、3着馬は10頭中7頭が「1~8番」となっているのが特徴的だ。このあたりはフォーメーションを組むときに参考にできるデータと言えるかもしれない。
過去のレース傾向では、【1番人気】【3,4歳】【前走秋華賞、海外】【同年のGIで6着以下】【4走以上前から同じ騎手が騎乗】【1~8番】の競走馬が好走する傾向にある。果たして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか。

【第42回エリザベス女王杯】登録馬

inyofu 以下、1頭は優先出走馬
クロコスミア

以下、19頭は出走馬決定賞金順
ヴィブロス
スマートレイアー
クイーンズリング
ディアドラ
リスグラシュー

ミッキークイーン
ルージュバック
モズカッチャン
マキシマムドパリ
ウキヨノカゼ

トーセンビクトリー
デンコウアンジュ
クインズミラーグロ
ジュールポレール
エテルナミノル

ハッピーユニバンス
プリメラアスール
タッチングスピーチ
プロレタリアト
フルゲート18頭に対して今年は20頭が登録されている。現時点ではタッチングスピーチ、プロレタリアトの順で除外対象となっている。

【第42回エリザベス女王杯】予想オッズ

inyofu 1 ヴィブロス 3.0
2 スマートレイアー 4.8
3 ルージュバック 5.2
4 ミッキークイーン 5.3
5 ディアドラ 7.4
6 モズカッチャン 9.8
7 リスグラシュー 16.3
8 クイーンズリング 17.9
9 クロコスミア 38.2
10 ジュールポレール 43.1
11 マキシマムドパリ 123.0
12 デンコウアンジュ 195.7
13 トーセンビクトリー 210.0
14 クインズミラーグロ 291.4
15 エテルナミノル 294.0
16 ウキヨノカゼ 337.5
17 タッチングスピーチ 375.9
18 プリメラアスール 719.1
19 ハッピーユニバンス 1181.4
20 プロレタリアト 1225.1
現時点(水曜)での予想オッズでは、ヴィブロスが1番人気となっている。

【第42回エリザベス女王杯】有力馬は!?

【3,4歳】
ヴィブロス
inyofu ヴィブロス(牝4、栗東・友道康夫厩舎)は前哨戦の府中牝馬Sでクビ差の2着。逃げたクロコスミアを捕らえられなかったが、ドバイ遠征以来の休み明けだった上、ペースも遅かったことを考えると悪くない結果と言っていいだろう。キッチリと巻き返して、3つ目のGIタイトルを手にしたいところだ。

スマートレイアー
inyofu 昨秋は毎日王冠(1着)から天皇賞・秋(7着)、ジャパンC(9着)と進んだが、今秋は産経賞オールカマー(1着)で始動して、ここへ駒を進めてきた。中間は短期放牧を挟んでリフレッシュできている。一昨年はオークスからの直行で4着と敗れたが、京都コース自体はきさらぎ賞を制しているので問題ないだろう。今回の鞍上は、短期免許で来日する英国のライアン・ムーア騎手。このレースはスノーフェアリーで2010&11年と連覇している。

【同年のGIで6着以下】
ルージュバック
inyofu 昨秋は毎日王冠(1着)から天皇賞・秋(7着)、ジャパンC(9着)と進んだが、今秋は産経賞オールカマー(1着)で始動して、ここへ駒を進めてきた。中間は短期放牧を挟んでリフレッシュできている。一昨年はオークスからの直行で4着と敗れたが、京都コース自体はきさらぎ賞を制しているので問題ないだろう。今回の鞍上は、短期免許で来日する英国のライアン・ムーア騎手。このレースはスノーフェアリーで2010&11年と連覇している。


今週から年末まで、毎週GIレースが組まれている。その先陣を飾るのは3歳以上の牝馬が目指す秋の大舞台
戴冠を狙いエントリーしてきた馬の中にはヴィブロス、ミッキークイーン、クイーンズリング、ディアドラと
GI馬4頭が名を連ねてまさに女王を決する1戦にふさわしいメンバーが集う。
果たしてこの大混戦を制して今年の女王に輝くのはどの馬だろうか。

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