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最長距離重賞!!アルバートが3連覇に挑む【第51回ステイヤーズステークス】

2017年12月2日(土)に中山競馬場で行われる芝3600mのGIIレース【第51回ステイヤーズステークス】
レースの傾向や過去映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【ステイヤーズステークス】歴史

inyofu 本競走は1967年に創設された重賞競走で、中山競馬場の内回りコースを2周する、わが国の平地競走としては最長の芝3600mで行われている。創設時は初秋の中山開催で行われていたが、1972年に師走の中山開催に移された(1968年は5月に開催)。1984年のグレード制導入時にGⅢに格付けされたのち、1997年にはGⅡに格上げされるとともに、負担重量もハンデキャップから別定に変更された。
inyofu 競走名の『ステイヤー(Stayer)』とは、英語で「耐久力のある者・根気強い者・長距離競走を得意とする馬」の意味。その名が示すとおり、本競走は人馬とも長丁場を耐え抜くスタミナが要求される。

コースの特徴

inyofu 中山・芝3600m(内回り・2周)

現在JRAで行われている平地のレースの中では、最も距離が長いコース。ホームストレッチの4コーナー寄りからスタートして、内回りを2周するレイアウト。決勝線から1コーナーにかけて上り(高低差2.6m)、1コーナーから向正面の半ばまで下る(高低差4.4m)。そこから3コーナー、4コーナーにかけてはほぼ平坦が続いて、直線距離は310m。スタート直後と合わせて3回直線の急坂(高低差2.2m、最大勾配2.24%)を上ることになる。スタミナはもちろんだが、8回のコーナーをこなす器用さと折り合いが重要となる特殊なコースだ。

2016年【第50回ステイヤーズステークス】

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昨年の同レースでは、ムーア騎手騎乗の1番人気アルバートが同レース連覇した。

【ステイヤーズステークス】レース傾向

inyofu 出走馬と騎手の所属に注目

過去10年の出走馬は、美浦所属の関東馬が延べ77頭、栗東所属の関西馬が延べ71頭と同じくらいの数ではあるが、勝率、連対率、3着内率ともに関西馬が上回っている。しかし、騎手の所属別成績では、栗東所属の騎手の優勝がない。ちなみに、栗東所属の騎手が最後に優勝したのは、1997年(河内洋騎手、メジロブライト)となっている。
inyofu 2走前までの成績にも要注目

過去10年のステイヤーズSでは、「2走前までに京都競馬場の重賞で10着以内、もしくは前走で京都競馬場の条件クラスのレースを勝利していた」という馬が2010年を除き連対している。昨年は該当馬のワンツーとなっており、今年もこれに該当する馬が出走してきたら、チェックしておくことをおすすめしたい。
inyofu 単勝オッズ別の成績もチェック

過去10年の優勝馬10頭のうち8頭は、単勝オッズが15倍未満だった。中でも、「3.0~3.9倍」の馬が3着内率100%という点に注目できる。しかし、「2.9倍以下」の支持を集めた馬が3着内率40.0%といまひとつの成績になっている。
inyofu 馬番別成績に特徴が

コーナー8回、3600mという長距離戦ではあるが、馬番別の成績には特徴がある。過去10年の優勝馬10頭中9頭は「9番より内」、2着馬10頭中9頭は「7番より外」、そして3着馬10頭中8頭は「8番より内」となっている。フォーメーションを組む際に、この分布を参考にしてみる手はあるかもしれない。
inyofu 前走のレース別成績もチェック

過去10年の出走馬の成績を前走のレース別に分類してみると、前走がGⅠだった馬で2着以内に入ったのは、「菊花賞」から臨んだ2頭だけ。ちなみに、その2頭はいずれも菊花賞で2着に入っていた。また、「アルゼンチン共和国杯」から臨んだ馬が、延べ58頭と最も多いが、その「アルゼンチン共和国杯」組を対象に、同レースでの単勝人気別にステイヤーズSでの成績を調べると、「10番人気以下」だった馬がステイヤーズSで上位に入ったケースも少なくないが、好走率が高いのは「9番人気以内」だった馬となっている。
inyofu 2走前までの成績にも要注目

過去10年のステイヤーズSでは、「2走前までに京都競馬場の重賞で10着以内、もしくは前走で京都競馬場の条件クラスのレースを勝利していた」という馬が2010年を除き連対している。昨年は該当馬のワンツーとなっており、今年もこれに該当する馬が出走してきたら、チェックしておくことをおすすめしたい。
過去のレース傾向では、【関西馬】【単勝3倍~3.9倍】【9番より内】【2走前までに京都競馬場の重賞で10着以内】【前走で京都競馬場の条件クラスのレースを勝利】の競走馬が好走する傾向にある。果たして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか。

【第51回ステイヤーズステークス】登録馬

inyofu アルバート
フェイムゲーム
プレストウィック
シホウ
グランアルマダ

カムフィー
サイモントルナーレ
シルクドリーマー
プロレタリアト
デルマサリーチャン
フルゲート16頭に対して今年は10頭が登録されている。もちろん全頭出走可能だ。

【第51回ステイヤーズステークス】予想オッズ

inyofu 1 アルバート 1.6
2 フェイムゲーム 3.2
3 プレストウィック 6.8
4 シルクドリーマー 10.2
5 シホウ 15.9
6 グランアルマダ 24.4
7 カムフィー 28.4
8 プロレタリアト 44.9
9 デルマサリーチャン 136.4
10 サイモントルナーレ 197.5
現時点(水曜)での予想オッズでは、アルバートが圧倒的人気となっている。

【第51回ステイヤーズステークス】有力馬は!?

アルバート
inyofu アルバート(牡6、美浦・堀宣行厩舎)は2015年、16年とこのレースを連覇。今年も3400mのダイヤモンドSを優勝、3200mの天皇賞(春)で5着と、長距離戦で存在感を見せている。前走のアルゼンチン共和国杯(4着)では58.5キロのトップハンデを背負っていただけに、斤量が楽になる点も大きい。過去2年と同じR.ムーア騎手とのコンビで3連覇なるか。

【2走前までに京都競馬場の重賞で10着以内】
フェイムゲーム
inyofu このレースは初出走になるが、2014、15年とダイヤモンドSを連覇しているスタミナ自慢。トップハンデタイの58キロで出走した2走前の目黒記念で重賞5勝目をマークしたように、7歳でも衰えはないとみていい。休み明けの前走の京都大賞典は10着に敗退したが、叩かれての変わり身が期待できる今回は好勝負必至だ。シュヴァルグランでジャパンCを勝ったヒュー・ボウマン騎手が騎乗する点も魅力。実績的には、この2頭の一騎打ちムードが漂う。

プレストウィック
inyofu プレストウィック(美浦・武藤善則厩舎、牡6歳)は昨年のステイヤーズSで4着に好走。続くダイヤモンドSでも5着と上位に入った。2走前には丹頂S(札幌・芝2600メートル)を勝ち、この一年でずいぶんと力をつけてきた印象だ。立ち回り方ひとつで上位争いに加わってもおかしくない。


関東圏では東京開催が終了して、中山開催が始まる。
開幕週の土曜メインはJRAの平地競走で最も距離が長いステイヤーズステークス。
本競走は暮れの有馬記念を目指す馬にとって、重要な前哨戦のひとつとなった。
コーナーを8回通過する特殊な一戦は、各騎手の駆け引きも見どころの一つとなりそうだ。

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