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暮れのグランプリでキタサンブラックがラストラン!!【第62回有馬記念】

2017年12月24日(日)に中山競馬場で行われる芝2500mのGIレース【第62回有馬記念】
レースの傾向や過去映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【有馬記念】歴史

inyofu 1956年に本競走の前身である『中山グランプリ』が創設された。当時、暮れの中山競馬は中山大障害が最大の呼び物であったが、東京競馬場の日本ダービーと比較すると華やかさに欠けていたことから、当時の理事長でもあった有馬頼寧が、中山競馬場の新スタンド竣工を機に、暮れの中山競馬にも日本ダービーに匹敵する大レースをと提案し、当時としては他に例を見ないファン投票による出走馬の選定方法を用い、芝・内回りコースの2600mで行われた。
inyofu ところが、第1回の成功の興奮が冷めやらぬ翌1957年1月9日、創設者である有馬理事長が急逝したため、同氏の功績を称え、競馬の発展に尽力した同氏の名前をとり『有馬記念』と改称された。
inyofu その後、1960年に芝・外回りコースに変更されたのち、1966年から芝・内回りの2500mに変更され現在に至っている。本競走は、創設時から変わることなく中山競馬場を舞台に行われ、中央競馬の一年を締めくくるレースとして定着。幾多の名馬たちが中央競馬の歴史に語り継がれる名勝負を繰り広げてきた。

コースの特徴

inyofu 中山・芝2500m(内回り)

外回りコースの3コーナー手前からスタート。3~4コーナーを回って、ホームストレッチでは1回目の急坂(高低差2.2m)を上る。決勝線から1コーナーにかけても上りで、2コーナーから向正面半ばまで緩い下り。3から4コーナーにかけてはほぼ平坦が続いて、最後の直線は310m。直線半ばには2回目の急坂が待ち受ける。2014年の路盤改修後、ラストのスピードが生きる傾向が強まった。勝負どころまで体力を温存できる操縦性、最終コーナーからゴールまでスピードを持続する能力が問われるコースだ。

2016年【第61回有馬記念】

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昨年の同レースでは、1番人気サトノダイヤモンド(池江厩舎、父ディープインパクト)がキタサンブラックをゴール前で差し切って優勝した。

【有馬記念】レース傾向

inyofu 直近のGⅡで好走していた馬が優勢

過去10年の出走馬について、直近で出走していたGⅡでの着順に着目すると、連対馬20頭中18頭が直近のGⅡで3着以内に入っていた。「1着」「2着」「3着」組はそれぞれ25%を超える3着内率をマークして、好走率でも上位を占めている。一年の競馬を締めくくる大一番でもあり、直近のGⅡで上位を争っていた実績が欲しいところだろう。
inyofu 2走前の単勝人気をチェック

過去10年の出走馬について、2走前の単勝人気別に成績をまとめると、2走前が国内のレースだった馬で優勝しているのはそのレースで「1番人気」か「2番人気」だった馬に限られている。3着内率でも「1番人気」組と「2番人気」組は30%を超える数値を記録している。2走前の単勝人気をチェックしてみるのも面白いだろう。
inyofu 近走で3着以内に入ったレースでの位置取りに注目

過去10年の出走馬について、過去3走のうち直近で3着以内に入っていたレースでの4コーナーの位置別に成績を調べると、連対馬20頭全てが過去3走以内に3着以内に入った実績を有していたうえ、そのうち13頭は4コーナーでの位置取りが5番手以内だった。該当レースがJRAのレースだった馬に限れば、好走率でも「1~5番手」組が最も高くなっている。近走で3着以内に入っていた際の4コーナーでの位置取りにも注目してみたい。
inyofu 直近の芝2400m以上の重賞での単勝人気をチェック

過去10年の出走馬について、過去4走のうち直近の芝2400m以上の重賞での単勝人気別に成績をまとめると、勝率・連対率で「1番人気」と「5番人気」、3着内率ではその2組に「2番人気」を加えた3組が、他の組を大きく上回る高い数値を叩き出している。直近の芝2400m以上の重賞で、「5番人気以内」に支持されていた馬は、今年もノーマークにはできないだろう。
inyofu 中山コースでの実績に目を光らせろ

過去10年のうち、東日本大震災の影響で変則開催となった2011年を除く9回の優勝馬について、直近で出走していた中山競馬場のレースでの着順を調べると、当レースが中山競馬場初出走だった2014年のジェンティルドンナを除く8頭は、直近で出走した中山競馬場のレースで3着以内に入っていた。中山コースでの実績には、目を光らせておいた方がよさそうだ。
過去のレース傾向では、【直近のGIIで3着以内】【2走前が1番or2番人気】【過去3走のうち直近で3着以内に入った時4コーナー5番手以内】【過去4走のうち直近の芝2400m以上の重賞で1番or5番人気】【直近で出走していた中山レースで3着以内】の競走馬が好走する傾向にある。果たして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか。

【第62回有馬記念】登録馬

inyofu ファン投票上位馬

キタサンブラック
サトノクラウン
シュヴァルグラン
ミッキークイーン
ヤマカツエース

レインボーライン
シャケトラ
スワーヴリチャード
サウンズオブアース
ルージュバック

以下、賞金上位馬

クイーンズリング
カレンミロティック
サクラアンプルール
サトノクロニクル
トーセンビクトリー

ブレスジャーニー
フルゲート16頭に対して今年は16頭が登録されている。もちろん全頭出走可能だ。

【第62回有馬記念】予想オッズ

inyofu 1 キタサンブラック 2.2
2 スワーヴリチャード 3.2
3 シュヴァルグラン 6.1
4 ミッキークイーン 9.6
5 サトノクラウン 11.3
6 レインボーライン 23.3
7 ヤマカツエース 24.3
8 シャケトラ 25.6
9 ルージュバック 37.0
10 サクラアンプルール 50.6
11 サウンズオブアース 52.5
12 ブレスジャーニー 77.7
13 クイーンズリング 78.4
14 サトノクロニクル 109.0
15 トーセンビクトリー 280.0
16 カレンミロティック 321.1
現時点(水曜)での予想オッズでは、もちろんキタサンブラックが1番人気となっている。

【第62回有馬記念】有力馬は!?

【直近のGIIで3着以内】【2走前が1番or2番人気】【過去3走のうち直近で3着以内に入った時4コーナー5番手以内】【過去4走のうち直近の芝2400m以上の重賞で1番or5番人気】【直近で出走していた中山レースで3着以内】
キタサンブラック
inyofu キタサンブラック(牡5、栗東・清水久詞厩舎)がついにラストランを迎える。血統や距離、時計対応など様々な不安説が出ながら、その全てを吹き飛ばして6度のGI制覇を果たしてきた。前走のジャパンCは落鉄の不運などもあって3着に敗れたが、ここで有終の美を飾れるか。

【直近のGIIで3着以内】【2走前が1番or2番人気】【過去3走のうち直近で3着以内に入った時4コーナー5番手以内】【過去4走のうち直近の芝2400m以上の重賞で1番or5番人気】
シュヴァルグラン
inyofu 昨年の天皇賞・春3着、今年の同レースで2着、昨年のジャパンCでも3着と、大舞台でたびたび好勝負を演じていたが、7度目の挑戦だった前走で悲願のGI初制覇。ロスのない騎乗を見せたヒュー・ボウマン騎手の手綱さばきも大きかったが、この馬自身も5歳秋を迎えて完成の域に入っていた。昨年の有馬記念は直線で伸び切れず6着だったが、機動力と決め手に磨きがかかった今なら、中山コースも問題はないはず。

【直近のGIIで3着以内】【過去3走のうち直近で3着以内に入った時4コーナー5番手以内】
サトノクラウン
inyofu 昨年の香港ヴァーズ、今年の宝塚記念とGIを2勝。天皇賞・秋でもキタサンブラックのクビ差2着とその能力の高さは疑いようがない。前走は天皇賞・秋の反動と精神的に難しい面が出たものとみられる。今回は東京スポーツ杯2歳S勝利時にコンビを組んだライアン・ムーア騎手が2度目の騎乗。心身のバランスが整っていれば、宝塚記念に続くグランプリ連覇を達成しても不思議はない。
【直近のGIIで3着以内】【過去4走のうち直近の芝2400m以上の重賞で1番or5番人気】
スワーヴリチャード
inyofu スワーヴリチャード(牡3、栗東・庄野靖志厩舎)は今年のダービー2着馬で、それ以来のレースとなったアルゼンチン共和国杯を圧勝。今年の3歳世代は古馬混合重賞で10勝を挙げ、ダービー馬レイデオロもジャパンCでキタサンブラックに先着(2着)しているように、非常にレベルが高い。本馬もここでどんな競馬を見せてくれるか楽しみ。


一年間の中央競馬の総決算で、日本国民注目の一大イベントである有馬記念。
人気投票でも1位を獲得したキタサンブラックが、このレースをもって引退を表明。 現役最強馬までのぼりつめた走りで包囲網を突破し、無事に有終の美を飾れるのか?
さらにジャパンカップを制したシュヴァルグランや宝塚記念を勝っているサトノクラウンも逆転に向けて虎視眈々。
師走の中山で激戦が繰り広げられることは間違いないだろう。

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