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「フラガラッハ」強い脚は健在!時計がかかる中山は向いている【2016年AJCC】

マイルから長距離までこなすオールラウンダーのフラガラッハがAJCCに出走する。フラガラッハといえば豪快な追い込みが武器の馬であるが、日経賞では横山典弘騎手を背にまさかの逃げ。どんな競馬にも対応できる器用な馬である。そんなフラガラッハについてまとめてみた。
フラガラッハ

フラガラッハの血統!晩成型種牡馬デュランダル×ハイぺリオン持ち牝馬の好配合!

フラガラッハの父は名マイラーのデュランダル。激しい気性のために短距離戦やマイルで活躍した馬であるので、フィジカル面は必ずしも短距離向きではないといえる。そのため、オークスを制したエリンコートなど、気性の激しさが伝わらず、それなりのスタミナを持つ産駒は中長距離でも活躍している。また、デュランダルはHyperionの影響が強い繁殖牝馬との相性が良く、フラガラッハもそれに当てはまる。
inyofu 父デュランダルは今月7日に心臓麻痺で死亡したばかり。本馬のほか、エリンコート(オークス)、ジュエルオブナイル(小倉2歳S)、エアラフォン(関屋記念-2着)、スイートサルサ(クイーンC-2着)、カリバーン(オールカマー-3着)などを出しています。デュランダル自身は2年連続で最優秀短距離馬に選ばれた名馬ですが、激しい気性によってマイル以下に適性をみせた馬で、フィジカル面の適性は必ずしも短距離向きというわけではありません。したがって、気性の激しさが伝わらなかった産駒のなかで、それなりのスタミナを持ったものは距離をこなします。
inyofu デュランダルの母の父ノーザンテーストは Hyperion 4×3、2代母の父 Creme dela Creme は Hyperion 系、3代母の父 High Perch は Hyperion 3×3。こうした構造ゆえか、デュランダルは Hyperion の影響の強い繁殖牝馬と比較的好相性を示しています。そうでない馬、たとえば Mr.Prospector を入れたタイプはエアラフォンやスズノネイロのようなマイラーやスプリンターに出やすく、アメリカ血統が強ければデュアルスウォードのようにダート馬にもなります。
inyofu フラガラッハの牝系は、High Line、Nureyev、トニービンと、3代連続で Hyperion 色の強い種牡馬と交配して作られました。デュランダルとは相性が良さそうです。

【2014年鳴尾記念】馬群の間を縫い3着!中距離でも存在感を発揮!

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道中は後方の内でじっくり脚を溜める。直線では上がり最速の末脚で馬群の間を縫うように追い込んだが、惜しくもタイム差なしの3着。2013年の天皇賞秋(9着)から中距離路線にシフトしていたが、ようやく馬券圏内に食い込んだ。
inyofu 3着 フラガラッハ 高倉稜騎手 「このところ2000mのレースにも対応できるようになっています。スタートもよかったですし、馬の気持ちに合わせてレースを進めました。スローペースで集団が密集するようなレースになったのもよかったと思います。ところどころ力んだところはありましたが、4コーナーでは唸るような手応えでした。ここ最近はワンパンチ足りないレースが続いていましたが、この夏は順調に行けると思います」

【日経賞】これぞノリマジック!まさかの逃げで5着!

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初めて2500mの長丁場に挑戦したフラガラッハ。そこで乗り替わり2戦目となる横山典弘騎手が奇襲を仕掛ける。なんとハナを奪いレースの主導権を握ったのである。スローペースに持ち込み、残り150mまで先頭を走っていたが、アドマイヤデウスらの追い込みに屈し5着。逃げが追い込みより良いかどうかは分からないが、横山典弘騎手によってフラガラッハの新たな一面が引き出された。
inyofu 5着 フラガラッハ(横山典弘騎手) 「こういったレースをしてみたかったです。もう少しがんばってほしかったのですが、力は出せたかなと思います」

【アルゼンチン共和国杯】重い馬場に脚を取られ...

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日経賞の逃げから今回はいつもの通り追い込みの戦法。道中は中団後方の外を進む。直線では大外から追い込みを試みるも、なかなか伸びきれずに大敗。思えば後の有馬記念、日経新春杯を制した馬が1,3着というメンバーレベルの高かった事を踏まえると仕方のない敗戦と言ったところだろう。

【AJCC】1週前追い切り ゲートが5分に出てくれれば...

inyofu 栗東坂路で単走。テンから14秒2-13秒4-12秒2と一杯に追われ、ラスト1Fも力強い脚さばきで12秒9とまとめた。
松永幹調教師のコメントはこちら↓
inyofu 「出遅れたうえに道悪でのめっていた前走(アルゼンチン共和国杯=17着)は仕方のない結果。ゲート再審査明けになりますが、練習は積んできました。体調自体は上向いているので、五分にゲートを出てくれれば」

【AJCC】前走2500m組が大激走!

過去10年、前走2500m組の成績は(4,2,1,16)と最多の4勝を挙げている。近年では2014年ヴェルデグリーン、2012年ルーラーシップがこのデータに当てはまる。今年の出走馬では唯一、前走が2500mだったフラガラッハ。9歳馬だが侮れない。

7歳にして中京記念を連覇するなど衰え知らずのこの馬も今年で9歳である。マイル路線から中長距離路線に活路を見出そうとするも、なかなか結果が出ないが、このまま黙ってはいられない。休み明けをひと叩きされた静かな古豪が秘める思いを爆発させる。

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