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GI馬の意地魅せた!! 2014年【中京記念&エルムステークス】レース結果まとめ

全国で梅雨明けが確認されたにもかかわらず、中京、札幌と馬場が渋った中でのレース。抜けた人気馬がいない混戦の中で制したのはやはりGI馬だった。
馬キュレ

【第62回中京記念】はサダムパテックが勝利

inyofu 7月27日、中京競馬場で開催された第11R・中京記念(GIII、芝1600m)は、大混戦のゴール前を外から強襲した、トップハンデ7番人気のサダムパテック(牡6、栗東・西園)が勝利。勝ちタイムは1分37秒1(稍重)。鞍上は田中勝騎手。ハナ差の2着は11番人気ミッキードリーム、2着にクビ差の3着は5番人気マジェスティハーツが入線。 配当は単勝1520円、馬連2万90円、馬単3万4650円、3連複6万30円、3連単42万8240円。サダムパテックは、2012年のマイルCS(GI)以来の勝利。通算成績26戦6勝、重賞は5勝目。尚、1番人気フラガラッハは10着、2番人気クラレントは8着に敗れている。
当日は稍重でしかも、最終週の荒れた芝。ズッシリこたえたはずのトップハンデ58キロをサダムパテックがはね返した。メンバー中、唯一のGI馬がゴール前で底力を誇示するかのようにグイッとひと伸び。2着ミッキードリームと鼻差の接戦を制してゴール。2012年マイルCS以来10戦ぶりとなる勝利で5度目の重賞制覇を飾った。

今年初重賞勝利 田中騎手&西園調教師

inyofu 1着 サダムパテック 田中勝春騎手
「うまく乗れてよかったです。力があるのはわかっていましたし、こういう馬場で外枠もよかったと思います。ゴール寸前のところで交わせるのがGI馬ですね。やはり力があります」
inyofu  一昨年秋にマイルCSを制して以来の勝利。その後は展開が向かなかったりしてなかなか結果が出なかっただけに、西園調教師も笑顔が絶えない。「このままでは終われない馬だと思っていたから」と胸の内を明かす。「人気はなかったけど、一発があるかなと思っていたんだよ。このなかでは実績が違うからね。頭の下がる思いです」と満足げに続けた。

ハナ差悔しい ミッキードリーム

inyofu 悔しすぎるハナ差。11番人気ミッキードリームが直線しぶとい末脚を繰り出し見せ場たっぷりのレースを演じた。最後はG1ホースの切れ味に屈したが、太宰は「4コーナーの手応えが良くないのはいつものこと。エンジンが掛かってからはよく伸びてくれた。時計が掛かるこんな馬場は合うんでしょう」と健闘を称える。人気薄での2年連続2着も、音無師は「状態も良かったからね。やはりこんな馬場は合う。次は新潟記念で」と越後路での反撃を決意していた。
11番人気ミッキードリームが、直線でよく伸びてハナ差の2着。13番人気の昨年2着に続き、波乱を演出した。

切れ負け3着 マジェスティハーツ

inyofu マジェスティハーツは直線内から馬群をさばくも、外から伸びてきた上位2頭に屈して3着。森は「道中反応が良くないところがあって…。いいときの切れがありませんでした。うまいこと前が空いたので、少しずつ馬場のいいところに持ち出したんですが」ともどかしげに振り返っていた。

3連覇ならず10着 フラガラッハ

inyofu 3連覇へ向け1番人気に支持されたフラガラッハは10着。後方から直線外に出すも、自慢の末脚は不発に終わった。高倉は「脚をタメるところがなかった。久々のマイルで戸惑ったのかな」と悔しげな表情。松永幹師も「今はもう少し距離があった方がいいのかも。時計のかかる馬場はいいけど、雨が降ったのも良くなかったかな」と敗因を分析した。

その他着順&コメント

inyofu  ▼4着ブレイズアトレイル(藤岡康)後ろからだと届かないと思って…。坂のところで脚色が一緒になってしまいました。
 ▼5着オリービン(武幸)枠が良かった。うまくいきましたし、よく頑張ってくれました。
 ▼6着ティアップゴールド(国分優)抜け出したときにイケるかなと思って…。馬の具合も良くなっていました。
 ▼7着サトノギャラント(北村宏)選びたいところを選んで走れました。ただ馬場に脚をとられて走りづらそうでした。
 ▼8着クラレント(小牧)4角の手応えも良くて、さあ行こうと思ったときに進まなくなった。馬場としか考えられない。
 ▼11着ダイワマッジョーレ(蛯名)馬場かなあ。手応えの割に進まなかった。
 ▼12着ダノンヨーヨー(浜中)押しても進んでいかなかった。高齢でよく頑張っていますけど。
 ▼13着マイネルディアベル(和田)掛かるほどではなかった。結果的に距離が1F長いかな。
 ▼14着クロフネサプライズ(柴山)自分のリズムで走れていました。手応えももう少しあったんですが、馬場を気にして…。
 ▼15着テイエムオオタカ(嘉藤)走りがバラバラで、3角手前から追っつけ通しに。参考外です。
 ▼16着クッカーニャ(田中博)走りが軽いので良馬場の方が持ち味を出せそうですね。

【第19回エルムS】はローマンレジェンドが勝利

inyofu 7月27日、札幌競馬場で開催された第11R・エルムS(GIII、ダ1700m)は、3番人気ローマンレジェンド(牡6、栗東・藤原英)が、道中4番手追走から直線でクリノスターオーとの叩き合いを制して勝利。勝ちタイムは1分41秒9(不良)で、鞍上は岩田騎手。アタマ差の2着は5番人気クリノスターオー、2着に5馬身差の3着は10番人気インカンテーションが入っている。なお、1番人気に支持されたジェベルムーサは6着、2番人気のブライトラインは10着に敗れている。配当は単勝520円、馬連3410円、馬単5570円、3連複2万9960円、3連単11万7750円。勝ったローマンレジェンドは12年大井の東京大賞典(JpnI)以来の勝利となった。
3番人気の岩田騎手騎乗のローマンレジェンドが差し切って優勝。自身の持つレースレコードを0秒3塗り替える1分41秒9のタイムで一昨年に続く同レースVを飾った。

岩田騎手「大きなアタマ差」

inyofu 1着 ローマンレジェンド 岩田康誠騎手
「調教の段階から復活の手応えはありましたが、見事に復活してくれました。ここを目標に、厩舎一丸となってやってきたことが実を結びました。この馬にとっては大きな勝利、大きなアタマ差だと思います」

藤原調教師「このまま終わるわけには」

inyofu 6連勝を経て12月の交流G1東京大賞典制覇で締めくくった一昨年から暗転。昨年は4連敗を喫した末に連覇を狙った師走の同レース(6着)ではゲート内で暴れて左後肢を骨折。2年の間に栄光と挫折を味わった。「このまま終わるわけにはいかない」。藤原英師は完治を待って馬体を一から立て直した。「昨年は長い戦いで目に見えない疲労が蓄積したのだろう。競馬で気持ちが逃げていた。心と体は一対だから。でも、休養を取って心と体が戻ってくれた」

アタマ差2着 クリノスターオー

inyofu クリノスターオーはローマンレジェンドと4角手前からゴールまでガッチリ競り合っての2着。幸は「着差が着差だけに悔しい。ローマンと併せ馬になって差し返す場面もあったんですけどね。(勝った)平安Sと同じレースができた。もう安定して走れますね」と地力強化を確信していた。
平安S勝ちはフロックではなかった。5番人気のクリノスターオーがアタマ差の2着と力を見せた。

その他着順&コメント

inyofu  ▼3着インカンテーション(大野)休み明けでこれだけやれたのは湿った馬場が合っているからでしょう。
 ▼4着グランプリブラッド(三浦)最後は狭いところを割ってきた。このメンバー相手によく頑張った。
 ▼5着クリールパッション(津村)3角から追っつけ通し。9歳でも馬はフレッシュ。
 ▼6着ジェベルムーサ(田辺)前が残る決着。後ろからいくのに雨もね…。
 ▼7着ソロル(松山)道中、他馬と接触。動きたい時に動けずチグハグな競馬になった。
 ▼8着グレープブランデー(北村友)もう少し前で競馬がしたかった。ゲートがすべて。
 ▼9着フリートストリート(吉田隼)好位置をとれたのに3角から手応えがなくなった。
 ▼10着ブライトライン(福永)3角まで良かった手応えがペースアップするとなくなった。ちょっと分からない。
 ▼11着エーシンモアオバー(藤田)いつもなら早めに来られても辛抱できるけど…。体重が減っていたのも響いたかな。
 ▼12着アスカクリチャン(ローウィラー)ゲートが早くないので後ろの位置になってしまった。
 ▼13着アンコイルド(菱田)ポジションは理想的だが勝負どころで付いていけなかった。

この両レースの共通点は、過去に一度GIを制した馬が復活したことだ。共にピークを過ぎようとしていた馬が、再度GI前線に殴り込みをかける。両馬にとって、秋につながる大きな1勝となった。

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