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「オジュウチョウサン」障害の絶対王者が平地参戦!新たなステージでも王者の走りを!【開成山特別】

障害の絶対王者オジュウチョウサンが土曜福島の開成山特別に出走する。これまでのスピードが落ちない飛越と無尽蔵のスタミナで、2016年の中山GJ制覇からライバルを寄せ付けない走りを続けて連勝街道を突き進んできた。前走の中山GJでは調整が順調に行かず勝利が不安視されたが、それを一掃する堂々の走りで従来のレコードを3秒6縮める大差勝ちを収め、障害界の王座を確固たるものとした。そしてさらなる高みを目指すべく、武豊騎手を背に4年8か月ぶりの平地挑戦が決定した。ハードルの無い平地でも王者の走りを見せられるか。そんなオジュウチョウサンについてまとめてみた。
オジュウチョウサン

オジュウチョウサンの血統!兄は福島で重賞制覇!

オジュウチョウサンはステイゴールドとシャドウシルエットの間に産まれた7歳牡馬。1歳上の全兄ケイアイチョウサンは2013年のラジオNIKKEI賞で、横山典弘騎手を背にインコースからの鮮やかな差し切り勝ちを収め、福島では【1・1・1・1】と適性の高さを見せた。2歳下の全弟コウキチョウサンも福島芝2600mで勝ち星を挙げており、今年の目黒記念では格上挑戦ながらメンバー最速の末脚を使って8着と健闘。今後の活躍が大いに期待される。
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inyofu 1着 ケイアイチョウサン(横山典騎手) 「すごい馬です。父ステイゴールドの切れ味がたっぷりの馬です。攻め馬に乗って、レースも見ていました。完成するのはまだ先ですが、その中でよく走っています。直線では進路を探すのが大変でしたが、追ったのは僅か一瞬でした。期待はしていましたし、今後も楽しみです」

【中山大障害】世紀の大激戦を制す!

この年無敗で駆け抜けたオジュウチョウサンは同レース連覇も懸かるということもあって断然の1番人気に支持される。しかし、一昨年の王者アップトゥデイトも復調ムードということもあって、2頭の一騎打ちが期待された。レースではアップトゥデイトがこれをしないとオジュウチョウサンに勝てないと言わんばかりの大逃げに打って出る。しかしオジュウチョウサンはそれにも動じず、自分の競馬に徹する。最後の直線を前にオジュウチョウサンが10馬身以上あった差を詰めると、アップトゥデイトは二枚腰をみせてオジュウチョウサンを振り切ろうとする。結局残り50mまで一騎打ちが続き、最後の最後にオジュウチョウサンが半馬身差交わし、前人未踏の4連覇を達成した。このレースは後世に引き継がれる名勝負ともいえるだろう。
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inyofu 1着 オジュウチョウサン(石神深一騎手)
「今はホッとしています。この馬に対する期待が伝わって負けてはいけないと思っていたので結果を出せてホッとしています。アップトゥデイトが逃げるのはわかっていましたが、スタートして最初の障害を飛ぶあたりでゴチャついてアップトゥデイトと離されてしまいました。しかし、襷コースを利用して少しずつ差を詰めて、最後は絶対に差すという気持ちで追いました。僕自身としてはこれで2年連続で障害最多勝利騎手になれてうれしいです。来年は他の馬でも結果を出せるようにしたいです。そしてオジュウチョウサンとまたJRA賞を取れるように頑張りたいです。数々の記録を作り、オジュウチョウサンは素晴らしい馬です。ありがとうの一言です」

【中山GJ】圧巻のレコードで9連勝!

前走後に体調不良になって始動が遅れ、引退目前の林満明騎手が騎乗するアップトゥデイトが阪神スプリングJを快勝したこともあり、中山大障害では1・1倍だった単勝オッズが、今回は1・5倍と若干ながら支持を落とした。それでも6番枠から好スタートを切り先手を主張すると、外にいたアップトゥデイトが1周目スタンド前でハナを叩き、好位2番手からの競馬になる。道中はマイネルフィエスタやクランモンタナが積極的に先行争いに加わりハイペースとなったが、最終3コーナーで逃げるアップトゥデイトを射程圏に捉えると、4コーナーでは抜群の手応えで早くも先頭に躍り出る。直線コースの最終障害も無難に飛越すると、大観衆の拍手に見送られながら後続との差をさらに広げ、従来のレコードを3秒6更新する4分43秒0のタイムで大差をつけて圧巻の9連勝を飾った。
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inyofu 1着 オジュウチョウサン(石神深一騎手) 「なんとか勝てました。アップトゥデイトより内目の枠だったので、ある程度前に行くことでアップトゥデイトを慌てさせたいと考えていました。決して楽な競馬ではないのに引っ張りきれない手応えで回ってきました。改めてすごい馬です。このまま無敗でいきたいです」
inyofu 1着 オジュウチョウサン(和田正一郎調教師) 「中間に一度使えなかったからどうこうなる馬ではないと思っていました。調教を積むごとに良くなり、これなら大丈夫だと思いました。それでも楽な競馬にはならないと思っていたのですが、レコードを3秒あまり縮めたのですからやはりすごい馬です。それもアップトゥデイトが強かったからだとは思います。思ったよりも中間は飼い葉をよく食べて体重が減りませんでした。いつもより張りがあり、大きく見えました。これからも勝ち続けるしかないです。どこまで連勝記録を続けていけるかです。我々としては、これからもいい状態でレースに出走させることを目標にしていきたいと思っています」

【開成山特別】ファンの夢乗せて平地参戦!鞍上は武豊!

inyofu オーナー これだけ障害で結果を出した馬、ファンの多い馬を平地に挑戦させるんですから、目標はG1しかありません。最初は「宝塚記念に出られないかな」と思って調べてみたんだけど、未勝利馬は出られなかった。まずは1勝しなくては。目標も有馬記念になりました。  障害では石神騎手が付きっきりで育ててくれた。ただ、今回はオジュウが平地で本当に日本一になれるのか、世界で戦えるような馬なのか、それを武豊騎手に教えてもらいたいんです。
inyofu 7日の開成山特別(500万、芝2600メートル、福島)で約4年8カ月ぶりに平地挑戦するオジュウチョウサン(牡7、和田正)が4日、美浦ウッドチップコースで最終追い切りを行った。
inyofu 先行するブルーオーキッド(3歳未勝利)を5馬身追走。直線入り口で並びかけ、持ったままの手応えで併入した。時計は5ハロン69秒3-ラスト12秒9。和田正師は「予定通り。息づかいもいいです」と納得の表情を見せた。
inyofu 天気や馬場、展開面などについては「道悪は苦にしないし、苦手な馬がいれば有利になる。武豊騎手とはまだ打ち合わせしてませんが、石神騎手が話してくれています。G1に向かう仕上げではないけど、それでも悪くない仕上げだと思っています」と胸を張った。

開成山特別の傾向!ステイゴールド産駒が好成績!

開成山特別は夏の福島競馬場の芝コース2600mで争われる長丁場。過去5年の成績を見ると、ステイゴールド産駒が【2・1・0・5】と好成績を残しており、一昨年は後にサンシャインSを制するシュぺルミエール、昨年はステイブラビッシモが勝利し、同産駒が連覇を達成している。小回りの長距離戦でステイゴールド産駒は外せない。
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これまで平地では2戦して11着、8着と結果を残せていないが、馬は当時より格段に成長しており、今回はそれより上の着順を目指せそうだ。平地で12秒台のペースに対応できるかが今回の課題となるが、これまでの走りを見せもコーナーを利用して加速できる福島コースは向いており、無尽蔵のスタミナを活かせる展開になれば前走のような圧勝劇も期待できる。ファンの夢を乗せて、新たなステージへの第一関門を華麗に飛び越える。

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