前走共同通信杯で約3か月半の休み明けながらも2着と健闘したサトノソルタスが今週の青葉賞に参戦する。父はリーディングサイアーのディープインパクトで、何といっても切れ味は秀逸。また、母父はミスタープロスペクター系で持続的な脚も使える魅力的な馬でもある。キャリアは少ないものの、素質の高さで大一番を目指す。そんなサトノソルタスについて紹介する。

【2歳新馬】泥んこ馬場でも押し切り新馬勝ち!
父がディープインパクト、母はアメリカでGⅠを3勝しているアイランドファッションという超良血馬で堂々と1番人気に支持される。道中は先行策を取り3番手を追走。直線では不良馬場で内を空けてのし烈な追い比べになると、最後までしぶとく脚を使い、ダークナイトムーンをアタマ差退けデビュー勝ちを収めた。
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1着 サトノソルタス(M.デムーロ騎手) 「まだ馬が子供です。最後の直線は真ん中を走りたかったのですが、前にいた馬が外に来て狭くなるところもありました。よくこの馬場で頑張ってくれました。良馬場の方が絶対にいいです」 |
【共同通信杯】最内枠から経済コースを通り2着!
今回は絶好の最内枠、鞍上は名手のR・ムーアを迎え、絶好のコンディションでレースを迎える。スタートすれば、前走とは違って中団の最内で競馬を進める。直線に入る手前では7番手の位置だったが、経済コースを通り、鋭く脚を使って2着に食い込んだ。
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2着 サトノソルタス(ムーア騎手) 「まだ1戦しかしていなくて、馬体もこれからでしょう。将来がとても楽しみな馬です」 |
【青葉賞】最終追い切り!馬体がさらに成長!
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共同通信杯2着以来となるサトノソルタスは25日、美浦Wで天皇賞に出走するアルバートとの併せ馬。パートナーに先行して、直線では馬体を併せてきっちり併入。4F53秒9-12秒5とタイムは目立たないが、キビキビしたフットワークで2カ月半ぶりを感じさせない仕上がりの良さをアピールした。 |
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「この中間もしっかり乗り込めているし、先週は5Fからの追い切りをやっている。きょうもアルバートと一緒でいい動きでした」と森助手。火曜の段階で馬体重は495キロ(前走時は488キロ)と確実にパワーアップ。「まだ成長途上ですが、その中でもひと回り大きくなっている。ぜひ権利を獲りたいですね」と同助手は力を込める。まだキャリアは2戦。無限の可能性を秘めた大器が、ダービーの大舞台を目指す。 |
青葉賞の傾向!前走の末脚に注目
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過去10年の3着以内馬30頭中25頭は、前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位が「3位以内」だった。前走の内容を比較する際は、“末脚”に注目してみよう。 |
昨年はディープインパクト産駒のアドミラブルが勝利し、現在ディープインパクト産駒がこのレースを3連勝中。このコースは切れ味をますます生かせる舞台。東京優駿に向けてここは勝ちに行く競馬をみせてほしい。