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共に初重賞制覇!! 2014年【アイビスサマーダッシュ&クイーンステークス】レース結果まとめ

先日行われた8月最初の重賞で、サマースプリントシリーズ第3戦の第14回【アイビスSD】と第62回【クイーンS】のレース結果をまとめてみた。共に制したのは20戦以上走って初重賞のこの馬達だった。
競走馬

アイビスSDはセイコーライコウが初重賞勝利

inyofu 8月3日、新潟競馬場で開催された第11R・アイビスSD(GIII、芝1000m)は、1番人気セイコーライコウ(牡7、美浦・鈴木康)が、中団追走から徐々に馬場外めに上がっていき先行勢を楽な手応えでかわして勝利した。勝ちタイムは54秒3(良)で、鞍上は柴田善騎手。半馬身差の2着は5番人気フクノドリーム、2着にクビ差の3着は3番人気アースソニックが入っている。なお13番シャイニーホークは本場場入場後、馬体に故障を発生したため競走から除外となった。
前半は8番手。残り200メートルで内からフォーエバーマークに並びかけると、ムチ無しのまま瞬時にかわして引き離した。ゴール前外からフクノドリームが迫ったが半馬身差まで。7歳にしてついに初の重賞タイトルを手に入れた。2走前に勝利した韋駄天S。一度の直線コース経験で適性を見込まれたセイコーライコウが、舞台を重賞に移しても圧倒的な強さを見せつけた。

レース後のコメント

inyofu 1着 セイコーライコウ(柴田善騎手)
「枠順にまったく不安はありませんでしたし、自信がありました。ただ、内外、離れてしまったのでヒヤッとしました。やはり直線競馬は強いですね。状態が良ければGIに向かうと思いますので、頑張って欲しいですね」
inyofu (鈴木康弘調教師)
「1頭になるとソラを使う馬ですから、真ん中の馬がバテて2着馬と離れたので心配しましたが、頑張ってくれて良かったです。夏バテを心配しましたが、暑さに負けず、頑張ってくれました。この後は少し休ませて、スプリンターズSに向かいます。自分もあと7ヶ月の調教師生活、力一杯頑張ります」

↓セイコーライコウのプロフィール↓

2着は3歳牝馬 フクノドリーム

inyofu 2着は5番人気の3歳牝馬フクノドリーム。最軽量51キロを生かしてスッと2番手につけると、ゴールまでしぶとく脚を使って連対を確保した。杉浦師は「頑張ったね。体調も良かったし、斤量も良かったし、負けたのだけが駄目だったけど」と笑顔。「きょうは勝ち馬が強かった。スピード競馬に対応できたし、賞金も加算できたのも良かった」と、収穫の大きさを強調していた。
新潟1000mでは有利な外枠で、3歳牝馬だけに斤量も51キロ。夏に強い牝馬で体調も万全。無理なく好位につけ、ラストもしぶとく伸びた。

人気通り3着 アースソニック

inyofu 岩田騎乗で3番人気に支持されたアースソニックは、人気通りに3着でゴール。中団からジワジワと末脚を伸ばしたが、2着フクノドリームに首差まで迫るのが精いっぱいだった。韋駄天S(3着)、函館スプリントS(6着)に続いてセイコーライコウに先着されただけに、岩田は「前半は慌てずにじっくり行った。よく走っていると思うが(1着馬は)速かった」と、優勝馬を称えていた。

その他着順&コメント

inyofu ◆柴田大騎手(リトルゲルダ4着) 「きょうは休み明けのぶんです。やはり力がありますね。次が楽しみ」
◆丸田騎手(アンゲネーム5着) 「自分の形でレースをして、しっかり走ってくれている。やはり直線競馬が合っているようです」
◆大野騎手(ブルーデジャブ6着) 「歩様がスムーズで、硬さがなくいい感じでレースができました」
◆村田騎手(フォーエバーマーク7着) 「自分の競馬はできたけれど、道中の手応えがあまり良くなかった。本来はもう1段ギアのある馬だけれど、最近はそれをみせてくれていない」
◆田中健騎手(アンバルブライベン8着) 「道中脚をためられればよかったのですが、直線競馬ということもあって、息が入りませんでした」
◆蛯名騎手(ローブドヴルール9着) 「思っていた以上に流れに乗れたが、そのぶん最後は他と同じ脚になってしまった」
◆杉原騎手(デュアルスウォード10着) 「ペースが速く追走に苦労しました」
◆戸崎騎手(バーバラ11着) 「スタートは良かったのですが、そのぶん脚もたまらなかった」
◆内田騎手(パドトロワ12着) 「人間でいえば40歳から50歳ぐらい。実績があるとはいえ、59キロはかわいそう」

クイーンSはキャトルフィーユが初重賞制覇

inyofu 8月3日、札幌競馬場で開催された第11R・クイーンS(GIII、芝1800m)は、2番人気だったキャトルフィーユ(牝5、栗東・角居)が道中好位追走から抜け出た直線でも良く粘ると、追い込み勢のゴール前強襲を辛くも凌いで勝利した。鞍上は福永騎手で、勝ちタイムは1分45秒7(良)のレコードタイム。ハナ差の2着は後方から直線でインを突き鋭く伸びた6番人気アロマティコ、2着にクビ差の3着が後方から豪快に伸びてきた1番人気スマートレイアーだった。
レースは大外枠からオツウがハナを奪って1000メートル57秒8の超ハイペース。先行馬には厳しいレースになったが、残り200メートルで先頭に立ったキャトルフィーユをめがけ、外からスマートレイアー、内からアロマティコが強襲する。そこで驚異の粘り腰を発揮したキャトルフィーユが、ゴール前の大接戦を制し念願の重賞初制覇。最後は勝利への執念が勝った。

イメージと違った 福永騎手

inyofu 「返し馬で調子の良さが伝わってきました。ですからいい時に乗せてもらえたと思っています。1頭飛ばす馬がいて、イメージしていたレースとはなりませんでしたが、この馬の競馬に徹しようと思ってレースをしました。ハイペースとなってこの馬だけが前にいて残ったように、よく最後は凌いでくれたと思います。久しぶりに乗りましたが、古馬になって馬がしっかりしてきたように思います。スタンド前の発走でファンから頑張れと声をかけてもらいました。結果を出せて良かったです」

↓キャトルフィーユのプロフィール↓

猛追届かずハナ差の2着 アロマティコ

inyofu アロマティコは後方から内を使って豪快に追い込んだが、先に抜け出したキャトルフィーユを鼻差捉えきれずに2着。「一瞬“やった”と思ったが…。これが重賞の厳しさなんでしょうね」と、手綱を取った三浦は悔しそうに振り返る。「充実してきたのは間違いない。今が一番いい時。自分の競馬の形もできてきた」。重賞初制覇はお預けになったが、今後へ収獲をつかんでいた。
速い流れを読んで最後方からの競馬を選択をしたアロマティコ。内ラチ沿いの経済コースを進みながら、じっくりと末脚をためる。直線は馬群を縫うように抜け出してキャトルフィーユに猛追したが、ハナ差及ばず。重賞初制覇は次回以降にお預けとなった。

鋭く伸びるも3着 スマートレイアー

inyofu  1番人気に支持されたスマートレイアーはゴール前、3頭横並びの大接戦で鼻、首差の3着。休養中の武豊に代わって騎乗した池添は「直線でいい脚を使っているし、勝てる手応えだったが、相手がしぶとくてかわせなかった」と振り返る。「豊さん(武豊)に、リラックスして走れば位置取りはどこでもいいと聞いていた。流れも速いし、あの位置(4コーナー12番手)でもと思ったが…」と無念そうに語っていた。

その他着順&コメント

inyofu ◆ローウィラー騎手(アイスフォーリス4着) 「調教でイメージはつかんでいた。いいリズムで運べたし、いい根性をしているね」
◆藤岡康騎手(ディアデラマドレ5着) 「思った以上に速い流れで後ろからの競馬。3コーナーで手応えに余裕はなくなったが、またそこから脚を使って伸びた」
◆秋山騎手(マコトブリジャール6着) 「きょうは枠順だね。外じゃなく内枠のほうがよかった」
◆吉田豊騎手(ケイアイエレガント7着) 「2番手で自分のリズムで走れたが、ペースが速くて最後は止まった」
◆菱田騎手(トーセンベニザクラ8着) 「流れが速くなると思ったので中団から。直線で一瞬“あるかな”と思ったが、脚比べでヒケを取った」
◆田辺騎手(マーブルカテドラル9着) 「道中の手応えはあったけど、直線で挟まる不利が…」
◆松岡騎手(サンシャイン10着) 「いいスタートだったのでそのまま3番手で競馬したが、流れが速くて結果的にきつい競馬になった」
◆松田騎手(オツウ11着) 「中途半端な競馬はしたくないので、思い切って行かせた。素質は高いし、これから楽しみな馬だね」
◆丹内騎手(コスモバルバラ12着) 「自分の形で競馬はできた」
◆石橋騎手(フィロパトール13着) 「流れが速くて、ついて行くのに精いっぱいだった」
◆四位騎手(アンアヴェンジド14着) 「ゲートはうまく出たけど、流れが速くて追走で終わった」
アイビス&クイーン、ここにきて悲願の初重賞制覇。長かった道のりだったが共に実力を兼ね揃えての勝利。セイコーライコウはスプリンターズS、キャトルフィーユはエリザベス女王杯。秋のGIでも期待できる2頭に注目したい。

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