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「ゴールドシップ」芦毛の怪物、気合が乗っている!【2015年有馬記念】

ゲートで暴れて大出遅れをするなど何かと話題の多かったゴールドシップもついにラストランを迎える。そして鞍上には2012年の有馬記念を制し、ともにGⅠ4勝をあげた内田博幸騎手を迎える。2013年のジャパンカップ以来となる黄金コンビが約2年ぶりに復活となる。近走は二ケタ着順が続いているが中山コースは(2,0,2,1)と得意なコース。オルフェーヴル、ジェンティルドンナに続きラストランを勝利で飾れるか?ゴールドシップについてまとめてみた。
馬キュレ

ゴールドシップの血統!オルフェーヴルと同じ黄金配合!

inyofu 『ステイゴールド×メジロマックイーン』。これはオルフェーヴル(三冠、有馬記念、宝塚記念)、ドリームジャーニー(有馬記念、宝塚記念、朝日杯FS)と同じ組み合わせのニックス。昔ながらの図太いステイヤーで、高速馬場や上がりの速い勝負には向かない。しかし、時計のかかる中長距離戦、とくに上がりを要するレースでは安定している。
inyofu ゴールドシップの母ポイントフラッグはチューリップ賞(G3)2着馬。2代母の父プルラリズムはやや決め手に欠ける渋めの血で、ローカルを得意とする中距離血統でした。その父 The Minstrel は「Northern Dancer×Victoria Park」という組み合わせ。これはノーザンテーストと同じです。オルフェーヴルにはノーザンテースト4×3があり、ゴールドシップにはノーザンテースト≒The Minstrel 4×4があります。このあたりはちょっと似ています。母には Senones≒Sicambre 5×5という同血クロスがあり、これは鈍重すぎてほとんど成功例がありません。ですから、ハイレベルなスピードを誇るトライバルチーフが入ってスピード不足を解消し、ゴールドシップ自身がその父 Princely Gift のクロスを持つことがバランス的にいいのかもしれません。

【有馬記念】追い切り ラストへ向けて順調な調整!

inyofu 栗東の坂路でレッドヴェルサス(2歳未勝利)と併せ、53秒2―12秒5で半馬身先着。軽快に駆け抜けた後の丸馬場だった。後方から他馬の気配を感じると、グイッと大きく立ち上がった。
inyofu 「1週前追い切りを終えた直後から一気に気合が乗った。そのことがプラスになるタイプ」と今浪厩務員が、太鼓判を押した。

【天皇賞(春)】まさに神騎乗!3度目の挑戦で悲願のV!

これまでに臨んだ過去2戦では1番人気5着、2番人気7着と結果が出せなかったが、今年も2番人気に支持されファンの期待を背負っての出走。レースは3コーナーで先団まで位置を押し上げると、そこで再び脚を溜めてから直線で前の馬を差しきる。悲願の天皇賞制覇となった。
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以下はレース後の横山騎手のコメント
inyofu 1着 ゴールドシップ(横山典騎手) 「追い切りも今日のレースも大変でした。今日は、本当は行ければ行こうと思いましたが、行けませんでした。ムチを使えば行けたかもしれませんが、それで気分を害しても困りますからね。でも今日、動いて行ったタイミングは馬の気持ちではなく、促して行きました。今日は馬と私の戦いでした。勝ったのはゴールドシップです。この後は、たまに真面目に走ってくれればいいですね。あとは、厩舎スタッフをあまり困らせないようにして欲しいです」

【宝塚記念】大出遅れで3連覇はならず!

史上初の3連覇に向けて圧倒的人気を集めて臨んだ1戦。しかしスタートで大きく立ち上がってしまい、2秒近く遅れてのスタート。これで完全に走る気をなくしてしまい15着に惨敗した。
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inyofu 15着 ゴールドシップ(横山典弘騎手) 「返し馬はいつも通りで、ゲートに入ってからもおとなしくしていました。スタートまであと少しというところでうなり出して、あのような形になりました。何があったのか、彼に聞かないとわかりません。こういったことも含めてゴールドシップなんですね」

【ジャパンカップ】瞬発力勝負に対応できず10着

今回は出遅れなかったが行き脚がつかず後方からレースを進める。3コーナーから外を回ってポジションを上げにかかる。しかし、直線での瞬発力勝負に対応できず10着に敗れた。
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以下はレース後の須貝調教師のコメント
inyofu 10着 ゴールドシップ(須貝尚介調教師) 「ゲートを無事に出てくれてよかったです。次につながります。前がゴチャついたところで、騎手は下げる選択をしたのだと思います。それほど負けてないですし、次の有馬記念につながってよかったです。レースは仕方ないです。残り1戦、みんなで一緒にがんばります」

坂のあるコースでの実績に注目!

過去10年の勝ち馬10頭は、いずれも前年以降に中山、阪神、中京競馬場で行われた2000~2400mのGIまたはGⅡで3着以内に入った経験がある馬だった。複勝率は27.4%で経験がなかった馬の複勝率10.4%を大きく上回っている。さらに2010年以降の5年間では、(5,5,4,32)で連対率21.7%、複勝率30.4%と好走率が上がっている。また本馬も含めリピーターの活躍が目立つレースでもあり、過去10年で複数回好走した馬は8頭もいる。JRA史上最多タイとなるGI7勝目へ向けて、ゴールドシップが邁進する。

レース後には中山競馬場で引退式!

inyofu 時刻は午後5時ごろの予定。内田、岩田、横山典の3騎手や須貝師ら関係者が出席する。有馬記念当日の引退式は13年のオルフェーヴル、昨年のジェンティルドンナに続いて3年連続となる。

今回の有馬記念がラストランになってしまうゴールドシップ。有馬記念は過去3年出走しており、結果は1着・3着・3着と舞台適性は文句なし。そして3年前の有馬記念を制した時の内田博幸騎手とのコンビが復活。期待が膨らむ一方である。さらにレース後の5時からは引退式も予定されている。これまで競馬界の主役を担ってきたゴールドシップ。ぜひ中山競馬場でゴールドシップの最後の姿を目に焼き付けてもらいたい。

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