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期待の新星とGI馬の復活【2014年新潟2歳ステークス&キーンランドカップ】レース結果まとめ

8月最後の重賞【新潟2歳S&キーンランドカップ】のレース結果をまとめてみた。
馬キュレ

新潟2歳Sはミュゼスルタンが優勝

inyofu 3番人気ミュゼスルタン(牡2、美浦・大江原)が、ゴール前で粘るニシノラッシュを捉えると、外から並んできたアヴニールマルシェとの競り合いを制し重賞初勝利を挙げた。勝ちタイムは1分33秒4(良)のレコード。鞍上は柴田善騎手。ハナ差の2着は1番人気アヴニールマルシェ、2着に1馬身1/4差の3着は6番人気ニシノラッシュが入っている。3強の1角ナヴィオンは追い上げ届かず、6着に敗れている。
序盤は中団よりやや後ろに構えて4コーナーから直線に入り、カシノハリウッドが逃げ切りを図ったが、馬群の中からミュゼスルタンが力強く脚を伸ばし先頭をとらえる。直線半ばを過ぎ、先に抜け出したミュゼスルタンに大外からアヴニールマルシェが猛追し一気に差を詰めると、ゴール手前では2頭がほぼ並んだ形でゴールイン。写真判定の結果はミュゼスルタンがきわどい決着で勝利をもぎ取った。レコードタイムで重賞初制覇を飾った。

騎手&調教師のコメント

inyofu 1着 ミュゼスルタン 柴田善臣騎手
「田辺騎手の馬ががんばっていましたが、楽に勝てると思っていました。しかし、交わしてから遊んでいましたし、外から2着馬がいい脚で来たのでヒヤッとしました。今後に向けても位置を取りに行く競馬をしたいです。素質はありますし、うまく御していければと思います」
inyofu 大江原哲調教師のコメント
「久しぶりに最後まで声が出ました。体重が増えていましたが、乗り込んでいたので太いとは思っていませんでした。体型からマイルの馬だと思っていて、目標は暮れの朝日杯FSに置いています。同じ世代で戦える春までは距離を延ばすかもしれません。このレースを勝てると思っていたので、展望通りです。よく、あのゴチャついたところを出てきてくれました。騎手もしっかり乗ってくれました」

無念のハナ差2着 アヴニールマルシェ

inyofu 1番人気に推されたアヴニールマルシェは無念の2着惜敗。道中14番手から、メンバー最速の3F33秒0の剛脚で大外を伸びたが、勝ち馬に鼻差及ばなかった。北村宏は「2戦目だったが、返し馬もいい感じだった。道中は自分のリズムで徐々に進出し、最後もよく伸びているんですけど…。残念。でも、走る馬です」と悔しそうな表情だった。
上がり最速の33秒0をマークした1番人気のアヴニールマルシェは、長い写真判定の末、ハナ差の2着と涙をのんだ。

しぶとく伸びて3着 ニシノラッシュ

inyofu 6番人気ニシノラッシュが3着。ハナを切れるほどの好スタートを決めると、無理なくインで脚をためて直線は馬場の中ほどに持ち出してスパート。見せ場十分の内容だった。「千二で新馬を勝ちましたけど、遊び遊び走れるので千六でもこなせるだろうという感触がありました。よく伸びていますが、相手が強いですね」と田辺騎手。距離にめどを立てたのは収穫だった。
初の左回りと400m延長を克服し、能力の高さを示した。

その他着順&コメント

inyofu ◆嘉藤騎手(コメート4着) 「切れ味勝負のぶん負けましたが、これからまだまだ良くなる馬なので楽しみです」
◆岩田騎手(ブリクスト5着) 「3コーナーからは折り合いもつき、直線もよく伸びています
」 ◆的場騎手(ナヴィオン6着) 「折り合いがつき、道中はアヴニールマルシェを見る位置。いい感じで直線に向きましたが、結果的にもう1列か2列、前のポジションを取りにいってもよかったのかもしれません」
◆戸崎騎手(カシノハリウッド7着) 「まだ緩い面がありますし、掛かり気味に走っていました。そこが解消すれば距離はもちそうです」
◆清水久師(ワキノヒビキ8着) 「きょうはスッとゲートを出たので、前走とは違うイメージの競馬に。現状ではよくがんばっていると思います」
◆蛯名騎手(ハナモモ9着) 「まだまだ粗削りな状態。これから上手に育てていけば、大きく変わる可能性は秘めているんじゃないかな」
◆和田騎手(ヒルノマレット10着) 「展開的にはいい位置にいましたが、瞬発的に動けないぶんですね。折り合いがついていたのは収穫です」
inyofu ◆田中勝騎手(トーホウハニー11着) 「追ってから今ひとつ伸びなかった」
◆武士沢騎手(ギンパリ12着) 「少しずつ競馬を覚えていけば」
◆江田照騎手(ディアコンチェルト13着) 「折り合いを考えて抑える競馬をしました。瞬発力勝負で離されてしまいましたね」
◆御神本騎手(テイケイラピッド14着) 「最後は脚が上がっていました」
◆石橋騎手(ゴッドバローズ15着) 「時計が速すぎましたし、この馬にはもう少し距離があった方がよさそうです」
◆エスポジート騎手(ラミーロ16着) 「ひと雨あれば結果も違っていたかもしれませんが、この馬のベストは7ハロンでしょう」
◆柴田大騎手(コスモピーコック17着) 「もう少し距離が短い方がよさそう。力んで走っています」

ミュゼスルタン 骨折していた

inyofu 8月31日、新潟競馬場で開催された第11R・新潟2歳S(GIII、芝1600m)をレコードタイムで制したミュゼスルタン(牡2、美浦・大江原)が同レース中に左前脚遠位端骨折を発症していたことが判明した。

キーンランドカップはローブティサージュが勝利

inyofu 8月31日、札幌競馬場で開催された第11R・キーンランドC(GIII、芝1200m)は、3番人気ローブティサージュ(牝4、栗東・須貝)が、中団から追い出されると粘るマジンプロスパーをゴール前で交わし、2012年の阪神JF以来となる勝利を挙げた。勝ちタイムは1分9秒0(良)で、鞍上は三浦騎手。クビ差の2着は外から追い込んだ1番人気レッドオーヴァル、2着にアタマ差の3着は5番人気マジンプロスパーが入っている。
前めの中団を追走。直線入り口では早くも先頭を射程圏内に入れた。一瞬進路が塞がったが、直線中ほどまではレッドオーヴァルが先頭に立ち逃げ込みをはかる。すぐに開いた外へ持ち出すと左ムチを連打。グイグイと伸びてクビ、アタマ差の接戦を制した。

GIホースの底力

inyofu 1着 ローブティサージュ 三浦皇成騎手
「前走負けたのは位置取りの差だけ。今日は前走よりも前の位置で、馬の気持ちを損ねないよう注意して乗りました。最後も前がうまく開いて、力強く伸びてくれました。洋芝も滞在競馬も合っています。GIホースの底力をようやく見せてくれました」

枠順の差2着 レッドオーヴァル

inyofu 中団を追走した1番人気レッドオーヴァルは、大外からメンバー最速の上がり3ハロン34秒2を駆使したが、クビ差及ばず2着だった。 初コンビを組んだ池添騎手は「最後にいい脚を使ってくれましたが、勝ち馬とは立ち回り、枠順の差。外、外を回ってこの差ですから残念」と外枠(15)番を恨んだが、「初めて乗って力があることは分かった。これから落ち着きが出てくれば」と昨年の桜花賞2着馬の実力を手綱越しに感じていた。
レッドオーヴァルは終始外を回りながらも、上がり3F最速34秒2の末脚で追い込み首差2着。悲願の重賞初制覇といかなかった。

粘って3着 マジンプロスパー

inyofu 好スタートを決めたマジンプロスパーは、3角手前から逃げるフォーエバーマークの外をピタリと追走。残り200メートルで先頭に立って粘ったが、ゴール前で上位2頭の強襲に屈し3着。「(勝ち馬が)切れる脚を使うから、早めに仕掛けて押し切ろうと思った」と福永は悔しそう。「返し馬から状態が良かったが、これが本来の姿」と、久々の好走を評価していた。

その他着順&コメント

inyofu ▼4着ブランダムール(四位)強い相手によく走った。結果的にゲートからもっと出していけばよかった。
▼5着エイシンブルズアイ(秋山)距離には対応できていた。まだ若さもあるし、これからの馬。
▼6着フォーエバーマーク(村田)この夏一番状態は良かった。年齢もあって良化がスローだけど、まだやれる。
▼8着スノードラゴン(大野)バテずに最後まで伸びたが、道悪の方が合っている。
▼9着サンカルロ(吉田豊)去年より仕上がりは良かったが、いつも以上に3角でモタれた。
▼10着フクノドリーム(横山和)1200メートルだと馬群が密集する分、周りに気を使いながら走っていた。
▼11着サクラゴスペル(藤岡康)両サイドの馬に過剰に反応し、前半の位置取りが悪くなった。
▼12着パドトロワ(ローウィラー)前走のようにやめるところもなく、集中して走っていた。
▼13着クリーンエコロジー(吉田隼)ゲートでチャカついてタイミングが合わなかった。
▼14着レジェトウショウ(竹之下)前走よりは楽に追走できた。
▼15着ハノハノ(柴山)3コーナーから直線まで、うまく流れに乗れなかった。
▼16着レオンビスティー(松岡)中団で運びたかったが、壁を作れず折り合いを欠いた

まさかレース中に骨折していたミュゼスルタンは朝日杯FSに向かう予定だったが、来春を目処に復帰予定とした。 ローブティサージュの次走はスプリンターズS。いよいよ本格的な秋競馬が始動する。

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