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競馬の薔薇は秋に咲き誇る。第32回【ローズステークス】

2014年9月21日(日)に阪神競馬場で行われる芝1800メートルのGIIレース、第32回【ローズステークス】。牝馬クラシック三冠のひとつ【秋華賞】のトライアルレースに指定されているこのレースは、いったいどんなものなのか、まとめてみた。
馬キュレ 

【ローズステークス】の歴史!

inyofu 1983年に4歳(現3歳)牝馬限定の重賞競走として創設され、エリザベス女王杯トライアルのサブタイトルが付けられた。創設当初は10月に京都競馬場・芝2000m(外回り)で行われ、翌1984年にはGII に格付けされるとともに混合競走に指定され、外国産馬に門戸が開放された。その後、1996年に秋華賞が創設されたことに伴い秋華賞トライアルに指定され、舞台は9月の阪神競馬場・芝2000mに移された。また、2007年から距離が200m短縮され、阪神競馬場・芝1800m(外回り)で行われるようになった。なお、本競走の3着までの馬には秋華賞の優先出走権が与えられる。
inyofu 1995年から中央競馬指定交流競走として、地方競馬所属馬は「エリザベス女王杯出走候補馬2頭」が出走可能となったが、翌1996年から「秋華賞出走候補馬」に変更され出走枠が3頭に拡大された。さらに、2005年から秋華賞出走候補の地方競馬所属馬は3頭まで優先出走が認められたほか、「3歳春のクラシック競走およびNHKマイルC2着以内馬」にも出走資格が与えられた。なお、本競走は2009年から国際競走に指定され、外国馬は9頭まで出走可能となっている。
【ローズステークス】は、GI【秋華賞】のトライアルレースとしては唯一の重賞であるため、その年の【秋華賞】を目指す有力馬が多数出走する傾向にある。近年では、【エアメサイア】や【ダイワスカーレット】、【ジェンティルドンナ】の3頭が【ローズステークス】と【秋華賞】を連勝している。

【ローズステークス】のレースレコード!

【ローズS】のレースレコードは、2009年に【ブロードストリート】が記録した1:44.7である。【ブロードストリート】はその後、GI【秋華賞】で2着となったが、それ以降勝利は無く、引退し繁殖牝馬となった。

【ローズS】のレース傾向

inyofu クラシック出走馬が強い!
まず、過去10年の前走のレース別成績を調べると、勝ち馬10頭中9頭が「桜花賞」または「オークス」以来の出走となる馬だった。また、連対馬で見ると20頭中18頭が前走でオープンクラスのレースに出走していた。しかも、その18頭すべてに「桜花賞」か「オークス」への出走経験があった。このレースでは、春の時点ですでにそれなりの実績を残していた馬が上位争いを繰り広げる傾向にあるようだ。
inyofu 近3走の条件と単勝人気は要チェック!
近3走以内に出走したオープンクラス・芝1600m以上のレースにおける最高単勝人気別に成績を調べると、「1番人気」組が3着内率50.0%、「2番人気」組が連対率で41.2%という優秀な数値を叩き出している。近3走以内に、オープンクラス・芝1600m以上のレースで上位人気に支持されていた経歴を持つ馬は、このレースでも高く評価しておきたいところだ。
【ローズS】のレース傾向では、【クラシック出走経験あり】【近3走以内に1番人気を獲得】など、人気と実力を併せ持つ競走馬が順当に勝つ、というデータがある。今年は、クラシック出走経験がある競走馬も多く出走しており、見ごたえのあるレースとなりそうだ。

第32回【ローズステークス】登録馬!

inyofu アドマイヤアロマ 牝 3
アドマイヤシーマ 牝 3
アドマイヤビジン 牝 3
クリノクレオパトラ 牝 3
サングレアル 牝 3
タガノエトワール 牝 3
ダンツキャンサー 牝 3
ディルガ 牝 3
ヌーヴォレコルト 牝 3
ヒルノマテーラ 牝 3
ブランネージュ 牝 3
プリモンディアル 牝 3
メイショウラバンド 牝 3
リックタラキチ 牝 3
リラヴァティ 牝 3
リリコイパイ 牝 3
レッドオリヴィア 牝 3
レッドリヴェール 牝 3

第32回【ローズステークス】予想オッズ!

inyofu 1番人気レッドリヴェール 2.3倍
2番人気ヌーヴォレコルト 2.4倍
3番人気サングレアル 4.5倍

第32回【ローズステークス】有力馬はクラシック経験馬!?

桜花賞2着!日本ダービー12着!【レッドリヴェール】
inyofu 阪神・外回りコースで行われた昨年暮れの阪神ジュベナイルフィリーズを優勝し、今春の桜花賞でも2着を確保しているレッドリヴェール(牝3・須貝尚介)。今回のメンバーの中でも、阪神・外回りコースで最も実績を残している馬と言える。牡馬相手のGI に挑戦した前走の日本ダービーは12着に大敗したが、牝馬限定レースに戻る今回は、あらためて高い評価が必要だ。10日に行われた注目の1週前追い切りは、栗東坂路で2歳未勝利馬に併せ馬で遅れをとった。インパクトに欠ける動きだったが、小柄な牝馬で力を要する坂路では動きがひと息の印象。札幌2歳Sが3か月、阪神ジュベナイルフィリーズが約3か月半、桜花賞が約4か月と、これまで3度の休養明けを克服して好結果を残しているように、フレッシュな状態でレースに臨める休み明けのほうが、力を出せるタイプだ。
桜花賞3着!オークス1着!【ヌーヴォレコルト】
inyofu オークス馬ヌーヴォレコルト(牝3・斎藤誠)は、秋の始動戦にこのレースを選択。8月20日に美浦トレーニング・センターへ帰厩し、9月3日の2週前追い切りでは南Wコースで併せ馬を敢行と、かなりハードな調教を消化している。前哨戦でもしっかりとした仕上がりで出走してきそうだ。気になるのは、過去のオークス馬がこのレースで好結果を残していない点。このローズSが阪神・外回りの芝1800mで行われるようになった2007年以降の7年でオークス馬は5頭出走して〔1・0・0・4〕の成績で、優勝したのは前述のジェンティルドンナだけ。直線の長い東京・芝コースでクラシックレースを制した実力馬ということを考えれば、好走は可能と思えるのだが…。この馬には、そんなジンクスを吹き飛ばす快勝劇を見せてもらいたい。
オークス7着!【サングレアル】
inyofu 名牝ブエナビスタ(父スペシャルウィーク)の半妹としてデビュー当初から注目を集めていたサングレアル(牝3・松田博資)。ゼンノロブロイを父に持つ同馬は、昨年11月のメイクデビュー阪神(芝1600m)を快勝し、約3か月半の休み明けで臨んだ3戦目のフローラSを制するなど、高い素質を秘めているのは間違いない馬。トライアルを制した勢いに乗って臨んだ前走のオークスは7着に敗れたが、馬体重が400キロでマイナス14キロと大幅に減少したのが大きな敗因と言えるだろう。レース後は放牧に出されて、馬体の回復を図られた。札幌競馬場を経由して栗東トレーニング・センターに帰厩したあとは順調に調整されており、調教で見せる動きは休養前より力強く感じる。今回のレースの走り次第では、本番の秋華賞でも主役級の扱いを受けることになるかもしれない。

2014年9月21日に阪神競馬場で行われる芝1800メートルのGIIレース、第32回【ローズステークス】。今年の有力馬、【レッドリヴェール】【ヌーヴォレコルト】【サングレアル】の3頭は全て、【前走がクラシック競走】である。厳密に言うと【レッドリヴェール】の前走は日本ダービーなので、好走するデータには適さないのだが、実力は折り紙つきである。しかし実はこの3頭、近3走では2番人気にはなっているものの、1番人気は獲得していない。果たしてこのデータがレースにどう影響するのか、注目したい。

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