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力魅せた!! 秋のクラシック前哨戦【2014年セントライト記念&ローズステークス】レース結果まとめ

9月21日に行われた2つの重賞【朝日杯セントライト記念】と【ローズステークス】のレース結果をまとめてみた。
馬キュレ

セントライト記念はイスラボニータが勝利

inyofu 新潟競馬場で開催された第11R・セントライト記念(GII、芝2200m)は、断然の1番人気に支持されたイスラボニータ(牡3、美浦・栗田)が、好位追走から直線半ばで先行集団を捉えると、そのまま後続を突き放し快勝。皐月賞馬の貫禄を見せ付けた。勝ちタイムは2分11秒7(良)で、鞍上は蛯名騎手。1 1/4馬身差の2着は2番人気トゥザワールド、2着にクビ差の3着には10番人気タガノグランパが入っている。
スタートをすんなり決めて好位へ。少し行きたがる面こそ見られたものの、1コーナーを過ぎる頃には落ち着き、そこからは盤石の走りを披露。直線を向いてトゥザワールドを残り200メートルすぎで並ぶ間もなくかわし去ると、もう敵はいない。最後まで蛯名騎手をステッキを持ったままの完勝だった。

蛯名騎手「秋は雪辱したい」

inyofu 「完勝でした。スタートして後ろになりすぎない程度に行きたいと思いましたが、馬場も内は悪いので、内に入ってこなかったので馬自身も我慢してくれて、いい形で運べました。最初はハミを取っていましたが、向正面に入るころには落ち着いて、トゥザワールドの後ろにつけられました。あとは4コーナーだけうまく空いてくれれば脚はあるので、自信を持って乗りました。空いてからは速かったです。この馬の持ち味です。春は悔しい思いをしたので、秋は雪辱したいと思っています」

栗山調教師「安心して見ていられた」

inyofu 「安心してみていられたね」と栗田博調教師も満足げだ。「きょうはプラス6キロ(474キロ)の馬体だったけど、見た目以上に中身が充実してきている。精神面でも春より成長しているし、ひとつずついい方向にきているね」と着実な進歩を感じ取っている。

直線粘れず2着 トゥザワールド

inyofu 2番人気トゥザワールドが2着。好スタートから絶好位の3番手をキープ。道中の折り合いもよく、直線はイスラボニータよりも先にスパートして粘り込みを図ったが、残り1ハロン過ぎで外から一気に抜き去られた。 「(イスラが)強かったですね。この馬なりの競馬はしてくれたし、秋初戦としてはいい内容だったと思います」と川田騎手は淡々と話した。
道中を3番手をキープしたトゥザワールドは終始、イスラボニータにマークされる形。直線入り口でいったんは先頭に立ったが、勝ち馬に馬体を併せる間もなく抜き去られた。

手応えある3着 タガノグランパ

inyofu 中団からしぶとく伸びた10番人気タガノグランパが3着に食い込み、ダービー4着の実力を証明した。ローズS2着に続き、松田博厩舎のタガノ勢が東西でG1切符を獲得。騎乗した菱田は「外枠で前に壁がつくりづらかったが、途中から折り合いがついた。やっぱり力がありますね」と笑顔。「距離は大丈夫だと思うし、次は使ってさらに良くなってくると思う」と、菊花賞への手応えをつかんだ様子だった。

その他着順&コメント

inyofu ◆三浦騎手(ステファノス4着) 「馬場の悪いところで脚を取られたときに、手応えがなくなった。もったいない競馬だった」
◆エスポジート騎手(ラングレー5着) 「本当は外に出したかったが、(1)番枠だったので内々の経済コースを通った。最後は脚が上がったが、能力は感じさせた」
◆松岡騎手(メイクアップ6着) 「残り100メートルあたりで脚いろが一緒になったが、レース内容は良かった」
◆丸山騎手(ダイワリベラル7着) 「返し馬やレース中も、まだ子供っぽさを見せていた」
◆吉田豊騎手(ショウナンラグーン8着) 「スタートしてから二の脚がつかず、休み明けでモタモタしていた」
◆柴田大騎手(マイネルフロスト9着) 「久々のせいか、(追ってからも)全然反応がなかった」
◆安田助手(ワールドインパクト10着) 「輸送で体が(12キロ)減っていたのもあり、この馬本来の力が出せなかったようだ」
inyofu ◆柴山騎手(クラリティシチー11着同着) 「いい感じで折り合って走れたが、追ってからの反応がなかった。久々なのか、距離なのかはわからない」
◆北村宏騎手(サトノフェラーリ13着) 「1、2コーナーで寄られ、2、4コーナーでも前に入られてポジションが悪くなった」
◆古川騎手(サングラス14着) 「初めての距離で前半から競られた。着順ほど負けていないけどね」
◆松田騎手(エアアンセム15着) 「前走時のような雰囲気がなかった。こんな馬じゃないよ」
◆大野騎手(ヨッヘイ16着) 「少し気負って走っていた」
◆津村騎手(アルテ17着) 「相手が強かったようだ」
◆田辺騎手(オウケンブラック18着) 「前々の指示だったが、最後は止まった」

ローズSはヌーヴォレコルトが勝利

inyofu 阪神競馬場で開催された第11R・ローズS(GII、芝1800m)は、道中3~4番手を追走していた2番人気ヌーヴォレコルト(牝3、美浦・斎藤)が直線早めに先頭に立つと、そのまま後続を寄せ付けず勝利。重賞2勝目を挙げた。勝ちタイムは1分46秒0(良)で、鞍上は岩田騎手。1馬身1/4差の2着は15番人気タガノエトワール、そこから1馬身1/4差の3着は9番人気リラヴァティが入っている。なお、1番人気に支持されたレッドリヴェールは直線で伸びを欠き6着へ敗退した。
好スタートから仕掛けて3、4番手の内を取りに行き。最後の直線に向いてゴーサインが出ると、あっという間に前をとらえる。残り250メートルで早々と先頭に立ち、最後は悠々とゴールを駆け抜けた。凱旋門賞挑戦のハープスターが不在の秋華賞戦線なだけに、だた1頭圧倒的な存在感を放った。

岩田騎手「オークス馬として恥ずかしくない競馬を」

inyofu 「オークス馬として恥ずかしくない競馬を、と思っていました。春から(馬体重の)数字はあまり変わっていませんが、中身が詰まって瞬発力も加わって、手応え良く回って来られました。いい位置につけて突き放す強い競馬だったと思います。この走りが出来て、無事にGIを迎えてくれればいい結果が出ると思います」

斎藤調教師「違う競馬をして本番に」

inyofu 斎藤誠師は開口一番「いつもと違う競馬をして本番に行こうと思っていた。京都の2000メートル(秋華賞)を頭に入れて乗ってもらいました」と満足げに話した。さらに「体重は減っていましたが(6キロ減で438キロ)、関西への直前輸送でしたので許容範囲。1週前追いでジョッキーに乗ってもらったこともあり、気持ちがかなり入っていた」と目を細めた。

大穴候補が2着 タガノエトワール

inyofu 3連単75万円超えの立役者は15番人気のタガノエトワール。上がり3F最速33秒3の末脚を繰り出し2着に突っ込んだ。テン乗りだった小牧は「未勝利を勝ったばかりの馬じゃない。返し馬で“やれる!”と思った」と興奮気味。さらに「細いけど馬力がある。4コーナーで3着はあると確信したけど、もっと上(2着)まできたね。これは本番も楽しみ」と笑顔を振りまいていた。
9番手のインでじっと我慢し、直線では最内からメンバー最速の上がり3ハロン33秒3の末脚を見せた15番人気のタガノエトワールが2着に入り、秋華賞の優先出走権を獲得。

ハナ差で3着確保 リラヴァティ

inyofu 逃げたリラヴァティが3着に粘り込み、秋華賞への優先出走切符をもぎ取った。4着ブランネージュとの着差は鼻差だけに、松山は「大きいですよ」と写真判定の結果に胸をなで下ろした。「勢いは向こうがあったし、やられたと思いました。これって(着順は)チューリップ賞と同じですよね」と記憶をたどる。くしくも今回とチューリップ賞の3、4着馬は同じ。しかもその時もリラヴァティが逃げていた。

直線伸びず6着 レッドリヴェール

inyofu またも弾けず、秋華賞に暗雲だ。日本ダービー12着から巻き返しを期した1番人気のレッドリヴェールは、6着に敗退した。馬体重が10キロ増えて雰囲気は良かったが、道中7、8番手から直線はジリジリとしか伸びず。2歳女王の復活劇はならなかった。福永騎手は「せめて(5)着にはきてほしかった。スタートもポジションも良かったし、あとは伸びるだけと思ったんだけどね。よく分からない」と思わぬ結果に首をかしげていた。

その他着順&コメント

inyofu ▼4着ブランネージュ(秋山)ジリジリという脚だったね。春よりも良くなってるし、本番ではもっとやれると思います。
▼5着ヒルノマテーラ(田中勝)いい感じだったけど、もうちょっと決め手が出てくれば。
▼7着レッドオリヴィア(武豊)今までとは、メンバーが違うからね。それでも自己条件なら通用しそう。
▼8着アドマイヤアロマ(和田)ゲートで後手。あれが痛かった。
▼9着サングレアル(戸崎)早めに動く形も馬を気にしてコーナー、コーナーで終始外に張ったのが誤算だった。前回のいい感じではなかった。
▼10着プリモンディアル(浜中)きょうは枠(17番)もきつかったから。
▼11着リリコイパイ(吉田隼)最後はジリジリだが来てる。徐々に力は付けていると思う。
▼12着メイショウラバンド(武幸)よく頑張った。もっと良くなる。
▼13着ディルガ(ペロヴィッチ)流れが遅かったし、もっと距離は長い方がいい。
▼14着アドマイヤビジン(四位)久々もあってまだ息遣いが良くなかった。もうちょっと頑張ってくれると思ったけど。
▼15着アドマイヤシーマ(藤岡康)ゲートの出はいつも通り。ヨーイドンの競馬にしては反応がなかった。
▼16着ダンツキャンサー(藤田)休み明けでここまで体が減ってるとツラい。
▼17着リックタラキチ(吉井)それなりに付いて行けたが。

優勝馬2頭は実力通り前哨戦をクリア。イスラボニータの次走はGIの【菊花賞】ヌーヴォレコルトの次走は【秋華賞】。このレースで陣営も確かな手応えを感じ、クラシック最後の舞台も人気に応えてくれるだろう。

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