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2歳も秋の重賞戦線始動! 2014年から新設重賞【いちょうS】

2014年10月11日(土)に東京競馬場で行われる芝1600メートルの重賞レース、第1回【いちょうステークス】は今年から重賞に格上げされた。
出走資格は2歳馬限定であり、暮れの阪神JFや朝日杯FS、翌年のクラシックを展望するうえで見逃せない1戦となるであろうこのレースを、レース傾向や昨年のレース映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ 

【いちょうステークス】の歴史!

inyofu 本競走は、2014年に2歳馬の競走体系のさらなる充実およびローテーションを整備する観点から新設された重賞競走で、東京競馬場・芝1600mを舞台に馬齢重量で行われる。
中央競馬特別指定交流競走として3頭までの地方競馬所属馬が出走できるほか、国際競走に指定されており、9頭までの外国馬に門戸が開放されている。
昨年まで10月のオープン特別として行われていた【いちょうステークス】だが、今年から重賞に格上げされて行われることになった。競走名の【いちょう】とは、中国原産のイチョウ科の落葉高木で、裸子植物の一種であり、漢字で書くと【銀杏】となる。決して【胃腸】ステークスではない。

去年の【いちょうステークス】は、あの馬が制していた!

まだ重賞に認定されてなかった2013年の【いちょうステークス】を制したのは、今年の皐月賞馬【イスラボニータ】である。このレースを制覇した後、【イスラボニータ】は、GIII東京スポーツ杯2歳S、GIII共同通信杯、GI皐月賞と3連勝を果たし、大躍進を遂げたのだった。

【いちょうステークス】のレース傾向

inyofu 上位人気馬が中心
オープン特別として行われていた過去10年のいちょうSを対象に、単勝人気別の成績を調べてみると、連対馬20頭はすべて「5番人気以内」の馬だった。また、単勝オッズ別に成績を調べてみると、「10倍台」で勝利した馬が3頭いるものの、連対馬で見ると20頭中16頭は「10倍未満」の馬だった。
inyofu 初勝利直後の馬にもチャンスあり
過去10年の出走馬の臨戦過程を調べてみると、前走で「新馬」を勝利し1戦1勝で臨んだ馬は29頭いたが、そのうち12頭が3着以内に入っており、キャリアが少ない点を不安視する必要はなさそうだ。逆に、前走が500万下だった馬は6頭いて、3着が1回だけと苦戦気味。その他では、前走が「GIII・JpnIII」だった馬は4頭が2着以内に入っているが、このうち新潟2歳Sから臨んだ馬は、該当する4頭中3頭が連対と好相性を示している。
inyofu 左回りでの勝利実績に注目!
過去10年のいちょうSでは、「左回りの競馬場で勝利」したことがある馬が2011年を除いたすべての年で連対している。キャリアが少ない馬同士の戦いだけに、左回りコースでの実績があるという点は大きなアドバンテージになるのかもしれない。
【いちょうステークス】のレース傾向では、【5番人気以内】【左回りで勝利経験あり】の競走馬が好走している。また、前走がGIII【新潟2歳S】の競走馬は要チェックだ。ただし、これらのデータはあくまでもオープンレース時のデータなので、重賞認定された今年は違った結果になるかもしれない。

第1回【いちょうステークス】の登録馬&予想オッズ!

inyofu 人気 馬名 予想オッズ 1 ミッキーユニバース 2.5
2 サトノフラム 3.0
3 ネオルミエール 5.1
4 クラリティスカイ 5.9
5 トーセンラーク 6.9
6 ニシノクラッチ 25.7
7 マイネルグルマン 36.4
8 タケデンタイガー 66.8
9 マコトダッソー 73.8
10 グァンチャーレ 133.5
11 クラウンノキミ 165.0
12 オープンザウェイ 200.3
13 キャピシーヌ 311.6

第1回【いちょうステークス】有力馬は!?

前走GIII札幌2歳S!【ミッキーユニバース】
inyofu 10月5日終了時点で45勝を挙げて、リーディングトップに立っている藤沢和雄調教師。関東の“名伯楽”が送り出すネオユニヴァース産駒の2頭も、豊かな将来性を感じさせる好素材だ。ミッキーユニバース(牡2)は、2009年の小倉2歳Sを制したジュエルオブナイル(父デュランダル)の半弟にあたる良血馬。育成段階から大いに注目を集めていた一頭で、8月17日のメイクデビュー新潟(芝1800m)では単勝1.6倍という圧倒的な1番人気の支持を受け、その期待に違わぬパフォーマンスで楽々と逃げ切った。2着馬に3馬身差をつけて完勝したレース内容を評価されて、2戦目となった前走の札幌2歳Sでも1番人気に推されたが、直線半ばで後続馬に交わされると失速して7着に敗退。しかし、この一戦だけで底を見せたと考えるのは早計だろう。初陣Vを飾った新潟・芝コースと同じく、左回りで直線が長い東京・芝コースで一気の巻き返しを狙う。
前走2歳新馬戦!【サトノフラム】
inyofu 今年の出走メンバーの中で、初戦が最もインパクトのある勝ち方だったのはサトノフラム(牡2・安田隆行)だろう。9月14日のメイクデビュー阪神(芝1600m)を1番人気(単勝オッズ2.2倍)に応えて見事に先頭でゴールイン。差のない2番人気(2.7倍)に支持されていた2着馬フィドゥーシアに2馬身差をつける快勝だった。母タイキマドレーヌは現役時に芝1000mから芝1800mの距離で5勝を挙げてオープンクラスまで出世した活躍馬。父がネオユニヴァースの兄2頭(タイキサクセション、ホッコーホウオウ)はJRAで勝利を飾ることができていないが、父がマンハッタンカフェに替わった本馬は、デビュー戦の勝ちっぷりの良さから相当な活躍が見込める逸材と言えるだろう。
前走2歳新馬戦!【ネオルミエール】
inyofu 藤沢和雄厩舎のもう1頭のネオユニヴァース産駒ネオルミエール(牡2)は、母が2000年のオークスを制したシルクプリマドンナという良血馬。同馬は9月20日のメイクデビュー新潟(芝1600m)で初陣を迎え、単勝1.8倍という断然人気に応えて順当に勝ち上がった。今回の重賞挑戦はデビュー戦から中2週とレース間隔が詰まっていることを考慮されて、10月1日の1週前追い切りは、美浦坂路で4ハロン59秒2と軽めの時計をマーク。初戦の疲れは残っておらず、むしろ実戦を一度使われた上積みを見込める状況にある。無傷の2連勝で重賞Vを飾ることができれば、年末や来年のビッグタイトルが視界に入ってくるはずだ。

2014年10月11日(土)に東京競馬場で行われる芝1600メートルの重賞レース、第1回【いちょうステークス】。
出走資格は2歳馬限定であり、尚且つ新設重賞なのでデータは少ないが、【5番人気以内】【左回りで勝利経験あり】というレース傾向は信頼できるだろう。これらの条件を満たしているのは、【ミッキーユニバース】【ネオルミエール】【トーセンラーク】の3頭である。その中でもやはり、【ミッキーユニバース】のポテンシャルが光る。また、仕上がりの早い牝馬である【トーセンラーク】も伏兵になり得るだろう。

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