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いざ収穫の秋へ【2014年毎日王冠&いちょうステークス】レース結果まとめ

先週で新潟の開催が終わり、いよいよ本格的な秋到来だ。今週は東京開幕週で、2つの重賞が行われた。第65回毎日王冠(GII)&新設重賞いちょうSのレース結果をまとめてみた。
馬キュレ

【毎日王冠】はエアソミュールが優勝

inyofu 10月12日、東京競馬場で開催された第11R・毎日王冠(GII、芝1800m)は、中団に待機した8番人気エアソミュール(牡5、栗東・角居)が、大混戦のゴール前で抜け出し鳴尾記念に続く重賞2勝目を挙げた。勝ちタイムは1分45秒2(良)で、鞍上は武豊騎手。クビ差の2着は11番人気サンレイレーザー、2着にクビ差の3着は5番人気スピルバーグが入っている。
inyofu ▽【エアソミュール】
父ジャングルポケット
母エアラグーン
母父サンデーサイレンス
通算23戦10勝 重賞は鳴尾記念に続く2勝目

スタートはサンレイレーザーがからハナを奪い、ウインマーレライ、グランデッツァが続く展開。気性の激しいソミュールには、ややきついペースだったが、中団の最内でスムーズに流れに乗った。直線は前が壁になり進路がなかなか見つからなかったが、グランデッツァとディサイファの間の1頭分のスペースを見逃さず、スパッと抜けきった。

レース後コメント 武豊騎手「秋は目立ちたい」

inyofu 1着 エアソミュール 武豊騎手
「最後、馬がもう一段伸びてくれました。以前に比べて馬も乗りやすくなり、気性の難しいところも少しおさまって成長していました。スタート前も落ち着いていましたし、スタートしてからは折り合いに気をつけて乗りました。枠順もよかったですし、この馬で折り合えたのは初めてでした。僕も春夏はおとなしかったので、秋は目立ちたいと思います」
武豊騎手は右手親指骨折から8月末に復帰後、先週まで66戦1勝と苦しんでいた天才が輝きを取り戻した。11日(土)は京都で3勝し、この日は東京で重賞制覇。14日は京都に戻り、トーセンラーなどに騎乗。その京都大賞典で、岡部幸雄氏の持つ1万8647回のJRA最多騎乗記録を更新する予定だ。

意表をつく逃げで2着 サンレイレーザー

inyofu 11番人気サンレイレーザーは、意表を突いた逃げで2着と粘った。中央では初めての戦法だったが、実績馬相手にこの結果なら合格点といえる。田辺騎手は「ゲートを出てハナに行くことも考えていた。道中もいい感じで走れたし、後続が“ほったらかし”にしてくれればよかったが…」と悔しそうな表情を見せた。

末脚不発で13着 ワールドエース

inyofu 1番人気に推されたワールドエースは、見せ場なく13着と惨敗した。後方待機から直線にかけたが、勝負どころでもなかなかスピードに乗りきれず、直線入り口で早々とムチが入る始末。自慢の末脚は不発に終わった。「道中は折り合っていたが、一度もハミを取らず、行く気を見せなかった。馬の気持ちが…」と、小牧騎手は予想外の大敗に首をかしげるばかりだった。

アンカツ勝者称えるも次走の本番は疑問

その他着順&コメント

inyofu 3着 スピルバーグ 北村宏司騎手
「もう少しでした。直線ではあの位置を通るしかありませんでした」

5着 グランデッツァ 秋山真一郎騎手
「道中はいい感じでしたが、残り数十メートルで止まってしまいました。直線でディサイファが来たときにスッと離していけませんでした

6着 ロゴタイプ 三浦皇成騎手
「最後にまた盛り返していましたが、もう少しうまく馬群の中で我慢できるようになるといいと思います」

7着 ロサギガンティア 柴田善臣騎手
「返し馬はよく、気持ちに余裕があるなと思いましたが、ゲートに入った途端にうるさくなりました。まだ体も重いですし、叩いてだいぶ変わってくると思います」

9着 ペルーサ 戸崎圭太騎手
「スタートはうまく切ってくれました。しかし、スッと反応できず、置かれてしまう部分がありました」

【いちょうS】初代勝者はクラリティスカイ

inyofu 10月11日、東京競馬場で開催された第11R・いちょうS(重賞、芝1600m)は、4番人気クラリティスカイ(牡2、栗東・友道)が、好位追走から直線では鋭い伸び脚を見せ快勝した。勝ちタイムは1分33秒5(良)の2歳コースレコードで、鞍上は横山典騎手。後方から猛追してきた2番人気ネオルミエールが2馬身差の2着。そこからクビ差の3着が道中2番手から直線で粘りこんだ3番人気ミッキーユニバースだった。
inyofu ▽【クラリティスカイ】
父クロフネ
母タイキクラリティ
母父スペシャルウィーク
通算4戦2勝 重賞は初勝利
※半兄はラジオNIKKEI賞2着などのクラリティシチー

スタートを決めて道中は3~4番手。直線の残り400mで、先頭に立っていたミッキーユニバースに並びかけ、残り200mで競り落とした。あとは後続の追撃を楽々と振り切った。

レース後関係者コメント 横山典弘騎手「父と似ている」

inyofu 「父に似て大とびなところがあるので、返し馬では注意しました。スタートでモッサリするところもあるので、そこも気をつけました。切れる脚が使えない馬ですが、描いた通りの位置取り、レースの流れ、直線での伸びでした。この馬場なのでレコード勝ちは当然ですが、強い内容でした。距離はさらに延びても心配はないでしょう」
inyofu (友道康夫調教師)
「体重は減っていましたが、輸送は大丈夫でした。今日はゲートの出が良く、いい位置でレースが出来ました。1回、放牧に出して、次は朝日杯FSか、ホープフルSのどちらかを考えています」
横山典弘騎手にとってはJRA通算2500勝のメモリアルVとも重なり、二重の喜びだ。

アンカツ 皐月賞いける

その他着順&コメント

inyofu 2着 ネオルミエール(柴山騎手)
「いい位置で折り合いがつき、終いも伸びています。勝ち馬には先に抜けられていたので、その分の差です。遊ばずにまっすぐ走っていたのは良かったです。まだまだこれからの馬です」
3着 ミッキーユニバース(北村宏騎手)
「スタートは急かさずに出ましたが、前に出たところで少し掛かっていました。しかし、逃げ馬に先頭を譲ったところでまた冷静に走ってくれました。勝ち馬に並ばれたところでは盛り返そうとしてくれましたが、離されてからはさすがに苦しかったです」
4着 オープンザウェイ(勝浦騎手)
「まだまったく完成されていない中でのこのメンバーとの対戦で、どれだけ走るか楽しみにしていました。本当によく走ってくれます。今後が楽しみです」
5着 ニシノクラッチ(田辺騎手)
「想像より走ってくれました。もう少し流れに乗せたいところですが、スタートが速くないのと、道中で周りを気にするところがあります。最後は止まってしまいましたが、一旦は伸びていましたし、よく走っています」
7着 マイネルグルマン(丹内騎手)
「勝ち馬の後ろで上がって行こうとしましたが、逆に離されてしまいました」
9着 タケデンタイガー(津村騎手)
「折り合ってはいましたが、距離のカベでしょうか」
10着 サトノフラム(戸崎騎手)
「馬の雰囲気は良かったです。少しスタートで力みましたが、壁を作ってからは落ち着いていました。追い出しての反応は良かったですが、そこから先が続きませんでした。敗因は分かりません」

毎日王冠を制したエアソミュールの次走は未定だが、優先権利を取った天皇賞(秋)へは当然、視野に入っている。いちょうSを制したクラリティスカイは今後は放牧に一旦出た後、朝日杯フューチュリティSか、ホープフルSへ。共に収穫の秋となった両馬が、いざGIの舞台へと駒を進める。

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