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3歳牝馬 三冠レースの最終戦 第19回【2014年秋華賞】

2014年10月19日(日)に京都競馬場で行われる芝2000メートルのGIレース、第19回【秋華賞】。
言わずと知れた牝馬クラシック三冠の最終戦にして、GI【エリザベス女王杯】に向けての前哨戦としての意味合いも持っているこのレースを、レース傾向やレースレコード映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ 

【秋華賞】の歴史!

inyofu 本競走は、1996年に新設された4歳(現3歳)牝馬限定のGI 競走で、創設以来、京都競馬場・芝2000m(内回り)で行われている。従来、桜花賞・オークスに続く牝馬三冠レースとしてエリザベス女王杯が設けられていたが、1996年にエリザベス女王杯が古馬にも開放され4歳(現3歳)以上による競走となったため、新たな4歳(現3歳)牝馬限定のGI 競走として設立された。
inyofu 出走資格は、創設当初より混合競走に指定され、外国産馬に出走が認められている。また、中央競馬指定交流競走としてステップレースで所定の成績を収めた地方競馬所属馬に出走が認められており、「桜花賞またはオークス1着馬、紫苑S2着以内馬およびローズS3着以内馬」に優先出走権が与えられているほか、「春のクラシック競走およびNHKマイルCの2着以内馬」にも出走資格が与えられている。さらに、2009年から国際競走に指定され、外国馬が9頭まで出走可能となった。
言わずと知れた牝馬三冠の一つGI【秋華賞】。だが、意外にも歴史的には19年と短い。本競走から11月のGI【エリザベス女王杯】へ向かう競走馬も多く、2007年の【ダイワスカーレット】、2013年の【メイショウマンボ】は、【秋華賞】・【エリザベス女王杯】を連勝している。

【秋華賞】のレースレコード!

【秋華賞】のレースレコードは、1996年に【ファビラスラフイン】が記録した1:58.1である。第1回に記録されたタイムが未だに破られていないのは圧巻である。【ファビラスラフイン】はその後、GI【ジャパンカップ】GI【有馬記念】に出走したが、屈腱炎を発症したため引退・繁殖入りとなった。

【秋華賞】のレース傾向

inyofu 上位人気馬は信頼度が高い!
まず、過去10年の単勝人気別成績から見ていくと、優勝馬10頭中9頭が「3番人気以内」の馬から出ている。なかでも「2番人気」馬は6勝を挙げ、3着内率では90.0%と傑出した数値を叩き出している。また、「1番人気」馬も3着内率60.0%をマークしており、上位人気馬がその支持に応える走りを披露している。2着には「6~9番人気」馬から4頭、3着には「10番人気以下」の馬からも3頭が入っているように伏兵馬にも十分に警戒が必要だが、上位人気馬がそろって崩れることは考えにくいだろう。
inyofu 前走のレースに注目!
次に、前走のレース別に成績を調べると、過去10年の優勝馬10頭のうち8頭が「ローズS」、残り2頭のうち1頭が「クイーンS」、もう1頭が「オークス」からの臨戦馬だった。2着馬も10頭中8頭が前走で「ローズS」・「クイーンS」に出走しており、この2レースから臨んだ馬は好走率でも他のグループを大きく上回っている。今年もこの傾向が続くのか、臨戦過程には注目しておきたい。
inyofu 近4走以内の芝重賞で好走した馬が強い!
近4走以内に出走していた芝の重賞での最高着順別に成績を調べてみると、優勝馬10頭中9頭が近4走以内に芝の重賞を優勝していた実績があり、残る1頭にも「2着」に入った経験があった。また、連対馬で見ても、20頭中19頭が「1~3着」に入った実績のある馬だった。3歳世代の強豪牝馬が集う一戦だけに、重賞で上位に入った実績を持っている馬に注目したい。

↓京都芝2000mのコース分析はこちら!↓
【秋華賞】は、人気馬が順当に結果を残す傾向にあるようだ。その中でも、【前走がローズS・クイーンS】であり、【近4走以内に芝重賞を制覇】した競走馬は要チェックである。

第19回【秋華賞】枠順確定!

inyofu 1枠1番 ブランネージュ(牝3、栗東・藤岡) 秋山
1枠2番 レーヴデトワール(牝3、栗東・松田博) 川田

2枠3番 バウンスシャッセ(牝3、美浦・藤沢和) 北村宏
2枠4番 ヌーヴォレコルト(牝3、美浦・斎藤) 岩田

3枠5番 マーブルカテドラル(牝3、美浦・上原) 田辺
3枠6番 ショウナンパンドラ(牝3、栗東・高野) 浜中

4枠7番 ディルガ(牝3、栗東・矢作) 武豊
4枠8番 レッドリヴェール(牝3、栗東・須貝) 福永

5枠9番 アドマイヤビジン(牝3、栗東・梅田智) 四位
5枠10番 マイネグレヴィル(牝3、美浦・和田道) 柴田大

6枠11番 ペイシャフェリス(牝3、美浦・高市) 川島
6枠12番 タガノエトワール(牝3、栗東・松田博) 小牧

7枠13番 パシフィックギャル(牝3、美浦・手塚) 勝浦
7枠14番 サングレアル(牝3、栗東・松田博) 戸崎
7枠15番 ハピネスダンサー(牝3、栗東・高野) 藤岡康

8枠16番 オメガハートロック(牝3、美浦・堀) F.ベリー
8枠17番 リラヴァティ(牝3、栗東・石坂) 松山
8枠18番 セウアズール(牝3、栗東・松田博) 北村友

第19回【秋華賞】予想オッズ!

inyofu 人気 馬名 予想オッズ
1 ヌーヴォレコルト 1.7
2 レッドリヴェール 6.5
3 レーヴデトワール 8.2
4 ショウナンパンドラ 10.7
5 ブランネージュ 11.4

第19回【秋華賞】有力馬は!?


前走ローズS!【ヌーヴォレコルト】
inyofu 昨年10月のメイクデビュー東京(芝1600m)こそ4着に敗れたが、その後は6戦4勝2着1回3着1回とほぼ完璧な成績。桜花賞では勝ち馬のハープスターから0秒1差の3着に惜敗したものの、オークスではハープスターをクビ差の2着に退けてリベンジを果たすとともに、待望のGI 初制覇を飾った。ハイレベルとされる今年の3歳牝馬世代でもトップクラスの実力を有している馬だ。前走の秋華賞トライアル・ローズSは道中でインコースの4番手追走という桜花賞やオークスで見られなかった積極的な競馬を見せて、直線で内から一気に抜け出した。前哨戦を理想的な形で優勝し、秋華賞の最有力候補に躍り出た。前走後は美浦トレーニング・センターに戻らず、京都競馬場に近い栗東トレーニング・センターに入厩しての調整を選択。前走でほぼ仕上がっていただけに、体調さえ維持できれば、本番の秋華賞も好勝負必至だろう。
inyofu 時計は6F81.9~5F66.3~4F51.3~3F37.6~1F12.3秒と、全体の数字が速い上にラストの時計も秀逸。栗東滞在のアドバンテージを最大限に活かした「強気の攻め」で万全の仕上げを施してきたように思える。
inyofu 追えば更に突き放せそうな雰囲気にあり、前走からの上積みは極めて大きいと言える。前走マイナス体重だった馬体も滞在効果でふっくらと見せており、万全の態勢で2冠獲りへ向かえそうだ。

前走ローズS!【レッドリヴェール】
inyofu 昨年は、牡馬が相手のGIII・札幌2歳S(函館・芝1800mで開催)をクビ差で制し、暮れの2歳女王決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズでGI 初制覇を達成。3戦3勝でJRA賞最優秀2歳牝馬に選出された実力馬だ。それだけに、3戦して勝ち鞍のない今年の成績は、陣営にとって不本意な内容と言えるものだろう。前々走の日本ダービーでの12着大敗は、420キロ前後の小柄な身体で桜花賞(2着)からマイナス8キロも馬体重が減ったことが大きく影響したもので、決して能力負けではないはず。また、前走のローズSは勝ち馬のヌーヴォレコルト(3枠6番)と2着馬タガノエトワール(2枠3番)が道中はインで脚をため、直線でも内から鋭く伸びて上位を独占したなか、7枠14番からスタートして終始馬群の外を回らされたこの馬には厳しい展開と距離ロスの大きい競馬だった。本来は競り合いに強いタイプで、流れが速くなりやすいGI のほうが展開も合いそう。巻き返しの可能性は決して小さくないはずだ。
inyofu 追えば更に突き放せそうな雰囲気にあり、前走からの上積みは極めて大きいと言える。前走マイナス体重だった馬体も滞在効果でふっくらと見せており、万全の態勢で2冠獲りへ向かえそうだ。

前走ローズS!【サングレアル】
inyofu 前走のローズSは直線で伸びきれず、9着に敗退。その内容に物足りなさも感じたが、なによりも気になったのは406キロの馬体重。成長期で約4か月の休み明けにもかかわらず、マイナス14キロと馬体重が大きく減った前々走のオークス(7着)から6キロ増にとどまり、馬体は完全に回復しきっていなかった様子。昨年11月のメイクデビュー阪神(芝1600m、1着)時の420キロから14キロも減った馬体は、見た目にもさびしかった。この中間も飼い葉食いは細いようだが、調教はしっかりとこなしている。半姉ブエナビスタ(父スペシャルウィーク)に引けを取らない鋭い末脚を持ち、デビュー3戦目で約3か月半の休み明けを克服してオークストライアル・フローラSを制したほどの能力を有する馬。馬体さえ回復して本来の実力を発揮できれば、一気の巻き返しでGI 戴冠を果たしても驚けない。
inyofu かなりの細身とあって中間は馬体維持に苦心した調整が続いているが、最終追いで併せ馬を行えているあたり細化の不安は感じられない。きっちり負荷をかけられていないので、そこまでの上積みは見込めなさそうだが、ひとまず力は出せる態勢だろう。

2014年10月19日(日)に京都競馬場で行われる芝2000メートルのGIレース、第19回【秋華賞】。
桜花賞馬【ハープスター】が出走しない今回のレースでは、【ヌーヴォレコルト】の独壇場と言っても過言ではないだろう。事実、【1番人気】で、【前走がローズS】であり、【近4走以内にGIオークスとGIIローズSを制覇】している。馬体も維持され、距離適性も問題無し。逆に予想が難しい対抗馬だが、3歳牝馬3強の1角【レッドリヴェール】とブエナビスタ半妹【サングレアル】を推したい。しかし、この2頭は馬体が安定しないのが悩みの種であり、実際に馬券を買うか否かは、当日の馬体重とパドックを見てからの判断であろう。

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