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マイルチャンピオンシップに駒を進めるのは誰だ?! 第17回【富士ステークス】

2014年10月25日(土)に東京競馬場で行われる芝1600メートルのGIIIレース、第17回【サウジアラビアロイヤルカップ富士ステークス】。
GI【マイルチャンピオンシップ】の前哨戦でもあるこのレースを、レース傾向や今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ 

【富士ステークス】の歴史!

inyofu 1981年のジャパンカップ創設に伴い、同競走に出走する招待馬とその帯同馬ならびに代表候補の地方競馬所属馬が出走できる「国際招待競走」として4歳(現3歳)以上・混合・定量のオープン競走が設けられ、同年より11月上旬に東京競馬場の芝1800mで行われていた。1984年、このオープン競走に『富士ステークス』と名付けられたのが本競走の前身である。1997年に距離を芝1400mに短縮のうえ、11月下旬に開催時期を移されたことにより、当時12月中旬に行われていたスプリンターズSの前哨戦として位置付けられていた。
inyofu 翌1998年に富士SはGIII の重賞競走に昇格し、国際競走として外国馬は4頭まで出走が認められ、そして地方競馬所属馬は中央競馬指定交流競走として「スプリンターズS出走候補馬3頭」が出走可能となった。その後、2000年にスプリンターズSが初秋の中山開催に移設されたため、本競走は距離を芝1600mに変更のうえ、開催時期も11月から10月に繰り上げられたことにより、マイルチャンピオンシップの前哨戦として位置付けられ、地方競馬所属馬は「マイルチャンピオンシップ出走候補馬3頭」に出走資格が与えられた。なお、外国馬の出走枠は2002年に8頭、翌2003年から9頭にそれぞれ拡大されている。2014年から、本競走の優勝馬にマイルチャンピオンシップの優先出走権が与えられることとなった。
一昔前までは、GI【スプリンターズステークス】の前哨戦と位置づけられていた【富士ステークス】だが、2000年からは距離を1600メートルに変更し、GI【マイルチャンピオンシップ】の前哨戦となった。

【富士ステークス】を制し、GI【マイルチャンピオンシップ】も制した【エイシンアポロン】

2000年からGI【マイルチャンピオンシップ】の前哨戦となった【富士ステークス】だが、両レースを続けて制したのは【エイシンアポロン】のみである。

【富士ステークス】のレース傾向

inyofu マイルチャンピオンシップを射程圏に! 「第17回 サウジアラビアロイヤルカップ富士ステークス」
11月23日のマイルチャンピオンシップまでは中3週。秋のマイル王を目指す馬たちが集まる前哨戦として熱気に包まれる重賞ではあるが、過去10年のうち6年で、単勝二桁人気の伏兵馬が3着以内に食い込んでいる。2009年と2010年は2、3着に二桁人気の馬が入り、いずれも3連単が100万円を超える高配当となった。昨年は1番人気馬が勝利したものの、2着が9番人気、3着が14番人気でやはり波乱となった。今年も、まずは過去の傾向をチェックして、好走の可能性が高い馬のピックアップにつなげていきたい。
inyofu 単勝オッズ別の成績に特徴あり
冒頭にも記した通り「二桁人気馬」の台頭がしばしばある富士Sだが、単勝オッズ別の成績を見てみると、「20倍以上」の馬が5頭連対し、3着には「50.0~99.9倍」の馬が4頭入っている。また、「10.0~14.9倍」のエリアも妙味ある数字となっている。逆に、「7.0~9.9倍」と「15.0~19.9倍」のエリアは、成績的にいまひとつだ。
inyofu 4歳と5歳が中心
年齢別に成績を分類してみると、好走率で上位となっているのは「4歳」馬と「5歳」馬だ。「3歳」馬も3着以内に7頭を送り込むなど悪くない数字となっている。反対に、7歳以上の馬は2005年のウインラディウスと2006年のキネティクス(ともに7歳)が勝利しているが、それ以降は3着1回のみと苦戦している。
【富士ステークス】では、単勝二桁人気の伏兵馬が3着以内に入ることが多く、予想が難しい傾向にある。しかし、単勝オッズ3,9倍以下の人気馬は、勝率・連対率・3着内率全てにおいてトップの勝率を誇っていることを見逃してはならない。また、【4歳馬と5歳馬】が好走しているというデータは信頼出来そうだ。

第17回【富士ステークス】登録馬!

inyofu インパルスヒーロー
エキストラエンド
キングズオブザサン
クラリティシチー
コスモソーンパーク
シェルビー
シャイニープリンス
ステファノス
スピリタス
ダノンシャーク
ダノンヨーヨー
トーセンレーヴ
ブレイズアトレイル
マジェスティハーツ
ミトラ
メイショウヤタロウ
レッドアリオン
ロサギガンティア

第17回【富士ステークス】予想オッズ!

inyofu □1番人気  ◇ダノンシャーク ◇3.8倍
□2番人気  ◇キングズオブザサン ◇4.3倍
□3番人気  ◇ステファノス ◇4.7倍
□4番人気  ◇ロサギガンティア ◇5.5倍
□5番人気  ◇シェルビー ◇7.0倍
□6番人気  ◇マジェスティハーツ ◇7.8倍
□7番人気  ◇レッドアリオン ◇9.1倍

第17回【富士ステークス】有力馬は!?


6歳馬【ダノンシャーク】
inyofu 前年の富士Sの優勝馬。ここは連覇を狙っての登場となる。昨年は、京都金杯で重賞初制覇を達成すると、読売マイラーズC3着を経て臨んだGI の安田記念でも3着に善戦。ロードカナロア(1着)、ショウナンマイティ(2着)を相手に外から力強く伸びた内容は優秀なものだった。秋に入って、京成杯オータムH2着、富士S優勝と上り調子で挑んだマイルチャンピオンシップは1番人気で出走。結果は勝ち馬のトーセンラーから0秒3差の3着だったが、ここでも安定感のある末脚を披露した。芝1600mでは3勝2着6回3着4回と大きく崩れたことがなく、今年も安田記念4着、関屋記念2着と上位争いを続けている。今回は約2か月半ぶりのレースになるが、すでに栗東坂路とCWコースを併用して入念な乗り込みを消化。着々と出走態勢は整ってきた印象だ。相性の良い東京・芝1600mで富士S連覇を飾り、悲願のGI 制覇に向けて弾みをつけたいところだ。

5歳馬【エキストラエンド】
inyofu 今年の京都金杯の優勝馬。スタートこそひと息だったが、最後の直線では馬群の内めを突いて素晴らしい末脚を披露し、重賞初制覇を成し遂げている。その後も東京新聞杯で勝ち馬のホエールキャプチャから0秒2差の2着、読売マイラーズCで勝ち馬のワールドエースから0秒5差の3着など、一線級を相手に好走を続け、マイル重賞路線の安定勢力となっている。前々走の関屋記念は、スタートでの出遅れが響いて9着に敗退。前走の京成杯オータムHも、良馬場発表ながら力を要する馬場コンディションに持ち味を封じられて14着と大敗を喫したが、それぞれ敗因は明確なだけに度外視してもいいだろう。今回はひと息入れて立て直しを図られ、中5週のローテーションで臨む。切れ味が活きる東京・芝コースなら、巻き返しは難しくはないはずだ。ここで好勝負を演じて、大きなステージに向かいたいところである。

3歳馬【キングズオブザサン】
inyofu 前々走のGI・NHKマイルCで12番人気の低評価を覆して3着に好走。勝ち馬のミッキーアイルとはクビ+ハナ差の接戦を演じており、将来が楽しみな3歳馬だ。このときは直線で他の馬に寄られて鞍上が手綱を引っ張るシーンがあったが、ゴール前で進路があくと猛追。ラスト100mの伸び脚は際立っていた。前走の京成杯オータムH(新潟・芝1600mで開催)は、ひと息伸び脚を欠いて4着に敗れたが、約4か月の休養明けで初の古馬相手であったことを考慮すれば、次走につながる内容と判断してもいいだろう。今年は京成杯2着、弥生賞5着と、中距離の重賞でも健闘しているが、集中力が途切れない芝1600mが現状では最適という印象。休み明けを一度使われて体調面の上積みが見込める今回は、初の重賞制覇も難しくはないはずだ。

2014年10月25日(土)に東京競馬場で行われる芝1600メートルのGIIIレース、第17回【サウジアラビアロイヤルカップ富士ステークス】。
レース傾向では、【4歳馬と5歳馬】が好走する傾向にあるが、本記事ではあえて6歳馬【ダノンシャーク】を推したい。【富士ステークス】が重賞として認定されてから、6歳馬がこのレースを制覇したことは一度もない。しかし、昨今の連覇ブームに乗って【ダノンシャーク】が連覇するのではないだろうか?実際、距離適正的にも能力的にも【ダノンシャーク】は安定しており、大きく崩れることは無いだろう。初の6歳馬制覇と連覇に期待したい。

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