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京都芝3000m、折り合いはつけられるのか! 第75回【菊花賞】

2014年10月26日(日)に京都競馬場で行われる芝3000メートルのGIレース、第75回【菊花賞】。
言わずと知れた牡馬3歳クラシックの最終戦であり、未知の距離への適性が問われる波乱含みのこのレースを、レース傾向やレースレコード映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ 

【菊花賞】の歴史!

inyofu 菊花賞は、イギリスのセントレジャーに範をとり創設されたクラシックレースのひとつで、最もスタミナのある優秀な繁殖馬を選定するためのチャンピオンレースである。このため、出走資格は3歳の牡馬と牝馬に限られ、せん馬(去勢馬)は出走できない。また、本競走はクラシック三冠(皐月賞・東京優駿・菊花賞)の最終関門であり、皐月賞は“最も速い馬”が、ダービーは“最も幸運に恵まれた馬”が、菊花賞は“最も強い馬”が勝つと言われている。
inyofu 1938年に『京都農林省賞典四歳呼馬』として本競走は創設され、1948年より現在の名称『菊花賞』になったが、京都競馬場のスタンド改修工事により阪神競馬場で行われた1979年を除き、距離3000mと京都競馬場での開催は第1回から変わることなく、今日まで連綿と受け継がれている。この京都競馬場の芝・外回りコースを舞台に、スピードとスタミナを兼ね備え、2度の坂越えと3000mの長丁場を克服した馬だけに、菊花賞馬の栄誉が与えられる。
クラシック三冠の中でも、「最も強い馬が勝つ」と言われる【菊花賞】。過去に三冠を達成した牡馬は、日本競馬の長い歴史の中でも、セントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴルの7頭のみである。また、2014年は「馬連」を対象に通常の払戻金に売上げの5%相当額を上乗せして払戻す「JRA60周年記念競走馬連」が行われる。

【菊花賞】のレースレコード!

【菊花賞】のレースレコードは、2006年に【ソングオブウインド】が記録した3:02.7である。【ソングオブウインド】は菊花賞後、GI【香港ヴァーズ】に出走し、遠征などで体調があまりよくなかったものの4着に入った。レース翌日に右前浅屈腱炎が判明し、北海道に放牧に出されて休養。そのまま引退し種牡馬入りとなった。

【菊花賞】のレース傾向

inyofu 京都・芝外回りコースが合いそうな馬を狙え!
過去10年の3着以内馬30頭中20頭は、京都または阪神競馬場の芝・外回りコースにおいて優勝経験のある馬だった。一方、その経験がなかった馬は過去10年間で3着内率9.6%と低調な成績に終わっているうえ、2007年以降は優勝例がなく、2009年以降は3着以内に入った例すらない。右回り、かつ最後の直線が長いコースに実績のある馬を重視したいところだ。
inyofu 神戸新聞杯を経由してきた馬が中心!
過去10年の3着以内馬30頭中19頭は、前走で菊花賞トライアルの「神戸新聞杯」に出走していた馬だった。一方、前走がその他のレースだった馬は3着内率9.6%とやや苦戦している。ちなみに、前走で同じ菊花賞トライアルの「セントライト記念(今年は新潟・芝2200mで開催)」に出走していた馬は〔0・3・2・39〕(3着内率11.4%)と低調な成績に終わっている。前走で「神戸新聞杯」以外のレースに出走していた馬は評価を下げるべきだろう。
inyofu 前走好走馬が強い!
過去10年の3着以内馬30頭中24頭は、前走でも「3着以内」に入っていた馬だった。一方、前走で「4着以下」だった馬は優勝例がなく、3着内率も7.7%にとどまっている。前走の内容を比較する際は、単純に着順が良かった馬を重視してみたい。
3歳馬にとって未知の距離である【菊花賞】だが、レース傾向ははっきりしている。【京都または阪神競馬場の芝・外回りコースにおいて優勝経験のある馬】【神戸新聞杯を経由してきた馬】【前走で入賞した馬】が好走する傾向にある。また、GIで連対経験のある馬も堅実な結果を残しているので、やはり「最も強い馬が勝つ」という印象だ。

第75回【菊花賞】枠順確定!

inyofu 1枠1番 マイネルフロスト(牡3、美浦・高木) 柴田大
1枠2番 トーホウジャッカル(牡3、栗東・谷) 酒井 

2枠3番 サングラス(牡3、栗東・谷) 古川
2枠4番 サウンズオブアース(牡3、栗東・藤岡) 蛯名

3枠5番 シャンパーニュ(牡3、栗東・加用) 松山
3枠6番 ショウナンラグーン(牡3、美浦・大久洋) 吉田豊

4枠7番 トーセンスターダム(牡3、栗東・池江)武豊
4枠8番 ワールドインパクト(牡3、栗東・友道) P-C.ブドー

5枠9番 ハギノハイブリッド(牡3、栗東・松田国)福永
5枠10番 ゴールドアクター(牡3、美浦・中川) 吉田隼

6枠11番 アドマイヤランディ(牡3、栗東・須貝) 藤岡康
6枠12番 タガノグランパ(牡3、栗東・松田博) 菱田

7枠13番 ミヤビジャスパー(牡3、栗東・笹田) 池添
7枠14番 トゥザワールド(牡3、栗東・池江)川田
7枠15番 ワンアンドオンリー(牡3、栗東・橋口) 横山典

8枠16番 サトノアラジン(牡3、栗東・池江) 浜中
8枠17番 ヴォルシェーブ(牡3、栗東・友道) 岩田
8枠18番 メイショウスミトモ(牡3、栗東・南井) 武幸

第75回【菊花賞】予想オッズ!

inyofu □1番人気  ◇ワンアンドオンリー ◇1.8倍
□2番人気  ◇トゥザワールド ◇3.4倍
□3番人気  ◇トーホウジャッカル ◇4.9倍
□4番人気  ◇サウンズオブアース ◇5.7倍
□5番人気  ◇サトノアラジン ◇9.1倍
□6番人気  ◇トーセンスターダム ◇11.5倍
□7番人気  ◇マイネルフロスト ◇14.2倍

第75回【菊花賞】有力馬は!?


前走GII【神戸新聞杯】1着!日本ダービー1着【ワンアンドオンリー】
inyofu 今年は、日本ダービーを制したワンアンドオンリー(牡3・橋口弘次郎)が堂々と登場。断然の主役としてこのレースをけん引することになりそうだ。前走の菊花賞トライアル・神戸新聞杯では、直線半ばで先頭に立ったところを外から伸びてきたサウンズオブアース(2着)に一旦は並ばれたものの、勝負根性を発揮して差し返し、アタマ差の接戦を制した。ダービー馬の底力を再認識させた一戦と言える。初勝利を挙げるまでに3戦を要したように、実戦を経ることで良化を示すタイプで、約4か月ぶりの休み明けを一度使われた上積みは間違いなくあるはず。今回は、すべての出走メンバーが初経験となる芝3000mの長丁場に加えて、逃げ馬がサングラス1頭ということで、スローペースになる公算が大きい。折り合いさえスムーズなら、二冠制覇の確率はかなり高そうだ。
inyofu 主戦・横山典騎手を背に栗東坂路で併せ馬を行った。古馬1000万下ダノンマックインとの併走からラスト、鞍上が仕掛けると機敏な反応を示しシュッと切れて2馬身先着のフィニッシュを果たしている。時計は4F53秒0-1F13秒4(強め)と驚くほどの数字ではないが、坂路ではズブいこの馬とすれば上々の部類。前走の神戸新聞杯直前の追い切りでは同じダノンマックインに遅れての入線だったことを含めて考えると久々の前走を使われて、しっかり上積みを果たしたと言える。

前走GII【朝日セントライト記念】2着!【トゥザワールド】
inyofu トゥザワールド(牡3・池江泰寿)は、今年の3歳クラシック戦線で、皐月賞トライアルの弥生賞優勝→皐月賞2着→日本ダービー5着→菊花賞トライアルのセントライト記念2着と、好成績をマーク。世代トップクラスの能力を持っているのは間違いなく、三冠最後の一戦で悲願のGI 初制覇を目指す。母トゥザヴィクトリーもGI で惜敗を続けていた馬だったが、今回と同じ京都・芝の外回りコースが舞台のエリザベス女王杯(2001年)で悲願のGI タイトルを獲得。頭の高い走法が母とよく似ている同馬にとって、2戦2勝を挙げている京都・芝の外回りコースは、クラシック制覇を成し遂げるのに最適の舞台と言えるだろう。
inyofu 川田騎手が手綱を獲り、栗東ウッドで最終リハ。バリバリのオープン馬ラブリーデイを1秒先に見て発進し、楽な手応えのままジワジワと差を詰める。そして仕掛けられた直線で鋭く伸びるとあっさり相手を抜き去り、3馬身突き放してのフィニッシュとなった。前走時もある程度の仕上がりだったが、更に上昇を果たしたようで、文句なしのデキにあるだろう。

前走GII【神戸新聞杯】2着!【サウンズオブアース】
inyofu サウンズオブアース(牡3・藤岡健一)は、前走の神戸新聞杯で8番人気と評価は低かったが、ダービー馬ワンアンドオンリー(1着)にアタマ差まで迫る2着に好走。菊花賞の優先出走権を獲得した。今春は、皐月賞トライアルの若葉S(阪神・芝2000m)3着、京都新聞杯2着とオープンクラスで上位争いを演じていたが、まだ馬体に芯が入っていない印象だった。ひと夏を越して、馬体の良化と精神面での成長を感じさせた前走の内容から、3歳クラシック最後の一冠で一気に頂点へと駆け上がる可能性を秘めている。
inyofu 駆けつけた蛯名騎手を背に、栗東ウッドで併せ馬。手応えにお釣りを残しながら直線半ばで先行していた古馬500万下をあっさり交わし、そのまま鋭伸して2馬身の先着となっている。極めて高いレベルで好調を維持できていると見ていい。

2014年10月26日(日)に京都競馬場で行われる芝3000メートルのGIレース、第75回【菊花賞】。
皐月賞馬【イスラボニータ】が、GI【天皇賞(春)】に向かった為、今年はダービー馬【ワンアンドオンリー】の1強と言われている。それもそのはず、【ワンアンドオンリー】は、【阪神競馬場の芝・外回りコースにおいて優勝経験があり、神戸新聞杯を経由しており、前走を制覇し、GI制覇経験もある】競走馬なので、好走する条件を全て満たしているのだ。更に、【ハーツクライ産駒】で、母父が【タイキシャトル】なので、初めての3000メートルという距離も問題ないだろう。

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