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言わずとしれた最強女王決定戦!第39回【エリザベス女王杯】

2014年11月16日(日)に京都競馬場で行われる芝2200メートルのGIレース、第39回【エリザベス女王杯】。
牝馬三冠路線を戦ってきた3歳の実績馬と古馬の強豪牝馬が一堂に会し、覇を競い合う女王決定戦として有名なこのレースを、レース傾向やレース映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ 

【エリザベス女王杯】の歴史!

inyofu 1970年に4歳(現3歳)牝馬三冠競走の最終戦として創設された『ビクトリアカップ』が前身で、1975年にエリザベス女王が来日されたのを記念して、翌1976年から『エリザベス女王杯』として新たに第1回の競走が開催された。当初の競走条件はビクトリアカップを踏襲し、京都競馬場の芝2400m(外回り)、負担重量は定量、4歳(現3歳)牝馬限定の混合競走であった。
inyofu その後、1996年の牝馬競走体系の整備に伴い、競走条件が4歳(現3歳)の牝馬限定から4歳(現3歳)以上の牝馬限定に変更され、同時に距離も芝2400m(外回り)から芝2200m(外回り)へと短縮された。これにより、本競走は牝馬三冠路線を戦ってきた4歳(現3歳)の実績馬と古馬の強豪牝馬が一堂に会し、覇を競い合う一戦としてリニューアルされた。現在では、晩秋の京都競馬場を華やかに彩る“3歳以上の女王決定戦”として親しまれている。
inyofu 1995年から中央競馬指定交流競走として、所定の成績を収めた地方馬に出走が認められた。また地方馬は、2000年から「同年の京都大賞典、府中牝馬ステークスおよび秋華賞2着以内馬」に優先出走権が付与されたほか、JRAのGI 競走(2歳GI を除く)1着馬にも出走資格が与えられたが、2007年から指定された外国の国際G1 競走(2歳G1 を除く)優勝馬または地方競馬指定交流競走のGI・JpnI(2歳GI・JpnI を除く)優勝馬にも出走資格が与えられている。
1996年に牝馬クラシックの一つ、【秋華賞】が創設にされたのに伴い、【エリザベス女王杯】は古馬牝馬も出走が可能になった。それまで牝馬は、古馬になると牡馬と戦うGIしかなかったが、【エリザベス女王杯】の創設によって新たなGI戦線が生み出された。

【エリザベス女王杯】のレースレコードはトゥザヴィクトリー

【エリザベス女王杯】のレースレコードは、2001年に【トゥザヴィクトリー】が記録した2:11.2である。【トゥザヴィクトリー】は牝馬で唯一、同代最強馬【テイエムオペラオー】に先着しており、また、GI【ドバイワールドカップ】では、牝馬史上最高着順となる2着入賞を果たしている。

【エリザベス女王杯】のレース傾向

inyofu 基本的には上位人気馬が優勢
2009年に11番人気→12番人気→1番人気の順で決着して大波乱となったことから、“荒れるGI”という印象をもっているファンも多いかと思うが、過去10年の単勝人気別成績を調べると上位人気馬が優勢。ただし、3番人気馬がわずか1連対(2007年2着のフサイチパンドラ)という点には注意しておいてもいいだろう。また、単勝オッズ別の成績を見ても、単勝1倍台の断然人気馬がすべて3着以内に入るなど、上位人気馬が好成績を挙げる傾向となっている。
inyofu 前走のレース別成績にも要注目
過去10年で3着以内に入った3歳馬10頭のうち8頭は、前走が「秋華賞」だった。優勝馬で見ても、優勝した3歳馬5頭のうち4頭は「秋華賞」から臨んだ馬で、残る1頭は外国調教馬のスノーフェアリー(前走セントレジャー)となっている。4歳以上の馬では、「天皇賞(秋)」から臨んだ馬が好成績で、「京都大賞典」組も上々の成績。しかし、前哨戦の「府中牝馬S」から臨みエリザベス女王杯を制した馬は、過去10年で1頭だけとなっている(2012年レインボーダリア)。
inyofu 上位人気で好走した実績にも要注目
過去10年のエリザベス女王杯では、2005年と2009年を除いて、「3走前までに、単勝2番人気以内で2着以内に入った」実績を持つ馬が連対している。今年も近走で上位人気に支持され連対を果たしていた馬に注目したい。
【エリザベス女王杯】のレース傾向は、基本的に【上位人気馬】が好走する荒れないレースとなっている。その中でも、【前走が秋華賞・天皇賞(秋)・京都大賞典】の競走馬と、【3走前までに、単勝2番人気以内で2着以内に入った実績を持つ】競走馬は要チェックだ。

第39回【エリザベス女王杯】登録馬!

inyofu アロマティコ 56 三浦皇成
ヴィルシーナ 56 内田博幸
オメガハートロック 54 未定
キャトルフィーユ 56 クリストフ・ルメール
グレイスフラワー 56 柴田善臣
コウエイオトメ 56 北村友一
サングレアル 54 戸崎圭太
ショウナンパンドラ 54 浜中俊
スマートレイアー 56 武豊
ディアデラマドレ 56 藤岡康太
デニムアンドルビー 56 未定
ヌーヴォレコルト 54 岩田康誠
ブランネージュ 54 秋山真一郎
フーラブライド 56 酒井学
ホエールキャプチャ 56 蛯名正義
メイショウマンボ 56 武幸四郎
ラキシス 56 川田将雅
レッドリヴェール 54 福永祐一

除外対象
サンシャイン 56 藤岡佑介
タガノエトワール 54 小牧太
イリュミナンス 56 武豊
リメインサイレント 56 未定
トーセンアルニカ 56 未定
ブリッジクライム 56 未定

第39回【エリザベス女王杯】予想オッズ!

inyofu 人気 馬名 予想オッズ
1 ヌーヴォレコルト 3.6
2 メイショウマンボ 5.0
3 ラキシス 5.2
4 スマートレイアー 7.9
5 ショウナンパンドラ 8.3
6 アロマティコ 12.2
7 ディアデラマドレ 13.5
8 デニムアンドルビー 18.1
9 ヴィルシーナ 21.0
10 キャトルフィーユ 30.7

第39回【エリザベス女王杯】有力馬は!?

現状1番人気!前走【秋華賞】!近3走はすべて単勝2番人気以内で2着以内!【ヌーヴォレコルト】
inyofu 3歳馬の代表格は、ヌーヴォレコルト(牝3・斎藤誠)だろう。一時はジャパンカップ出走も選択肢のひとつに挙げられていたが、陣営はあらためてエリザベス女王杯への出走を表明。単勝オッズ1.5倍の圧倒的な1番人気に支持された前走の秋華賞では惜しくも2着に敗れたが、勝負どころでのコース取りの差が明暗を分けた印象で、決して力負けではないはず。4コーナー手前から外に持ち出されると、直線に向いて先行勢の外から力強い末脚を発揮して、勝ち馬のショウナンパンドラにクビ差まで詰め寄り、オークス馬の底力を示した。桜花賞3着、オークス優勝、秋華賞2着の成績は、世代最強牝馬と評されるハープスター(桜花賞優勝、オークス2着)との比較でも見劣らないもの。JRA賞最優秀3歳牝馬のタイトル獲得に向けて、ここは負けられないレースになる。
現状2番人気!前走【京都大賞典】!前年の覇者!【メイショウマンボ】
inyofu 3歳時の昨年にオークス、秋華賞、エリザベス女王杯とGI・3勝を挙げたメイショウマンボ(牝4・飯田祐史)が、本来なら古馬の筆頭格になるはずだが、今年は4戦して〔0・1・0・3〕と本来の実力を発揮できていない印象だ。その中で連対を果たしたのは、3走前のヴィクトリアマイル(2着)のみ。前々走の宝塚記念は11着、前走の京都大賞典は10着と、牡馬相手の重賞では見せ場を作ることができずに大敗を喫している。今回は、実績を残している牝馬限定レースに戻る。この条件で大きな変わり身を見せて、実力馬復活をアピールすることができるか、注目したい。
現状4番人気!前走【府中牝馬S】!前走1番人気で2着!【スマートレイアー】
inyofu 前哨戦の府中牝馬Sで1番人気の支持を受け、後方待機から直線で豪快な末脚を発揮して、勝ち馬のディアデラマドレから0秒1差の2着に追い込んだスマートレイアー(牝4・大久保龍志)。デビューからの11戦で1番人気が9回、それ以外の2戦も2番人気と常に高い支持を集めてきた馬で、潜在能力の高さは今回のメンバーの中でも上位にランクされる存在と言える。今年4月の阪神牝馬Sでは、直線が短い阪神・芝の内回りコースで大きく出遅れるロスを背負いながらも、メンバー中最速となる上がり3ハロン33秒3(以下推定)の末脚を繰り出し、直線一気の競馬で重賞初制覇を飾っている。また、前走の府中牝馬Sでも上がり3ハロンのタイムは出走馬中最速タイの33秒2をマークしており、直線が長い京都・芝の外回りコースはいかにも合うイメージだ。

2014年11月16日(日)に京都競馬場で行われる芝2200メートルのGIレース、第39回【エリザベス女王杯】。
今年の【エリザベス女王杯】はGI牝馬が6頭出頭という豪華なレースになっている。本記事でも有力馬に挙げた【ヌーヴォレコルト】、【メイショウマンボ】以外にも、【ホエールキャプチャ】、【ヴィルシーナ】、【レッドリヴェール】、【ショウナンパンドラ】などが名を連ねている。その中でも注目なのが、去年の覇者【メイショウマンボ】であろう。今年は4戦して入賞1回と振るわない成績だが、本来の実績やポテンシャルは古馬でもトップクラス。そしてなによりこの馬は、牝馬相手には滅法強いという特徴がある。ここで復活の狼煙を上げることが出来るか、要注目である。

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