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【2015年共同通信杯】放牧で成長!クラシックへ向け負けられないアヴニールマルシェ

新馬戦では期待通りに結果を出したアヴニールマルシェだが、その後の重賞では2着と勝ちきれずにいる。今回のレースはクラシックに直結する。前走東スポ杯2歳S後、放牧へ出て調整。血統もよし能力もある。果たして今回初戴冠なるか!?
馬キュレ

“速く、強く、逞しい名牝”の血統

まず、サラブレットと言えば一にも二にも血統が物を言う。そこで、アヴニールマルシェ血統を見てみよう。
父は言わずもがなディープインパクト、母はヴィートマルシェで、母父はフレンチデピュティ。そして、ここで“おやっ?”と思った読者の方もいたと思われる。そう、2代母にキョウエイマーチの名があるのだ。
キョウエイマーチは1996年の桜花賞馬。メジロドーベルやブロードアピールなどという名馬に対して逃げの戦法で突き放して勝ち、6歳(旧7歳)になっても重賞を勝って見せて、JRAから“速く、強く、逞しい名牝”という紹介もされた。
キョウエイマーチ自身は短距離で活躍した馬だったが、仔のトライアンフマーチ(父:スペシャルウィーク)は2008年の皐月賞で2着という実績がある。配合種牡馬次第では、長い距離でも大丈夫なことの証明素材だ。アヴニールマルシェの父はディープインパクトなので、距離は何の心配もいらないだろう。

【共同通信杯】の前評判は!?

inyofu  追い切りの舞台は美浦W。向正面で外バンスタンウォルツ(7歳1000万下)を4馬身、中マンインザムーン(5歳500万下)を2馬身先行させて追走したアヴニールマルシェ。直線に入ってもまだ前の2頭とは差があったが、じわじわと追い上げて最後は1馬身差まで迫ってゴールした。4F53秒6-39秒7-13秒5。
inyofu 騎乗した北村宏は「先生(藤沢和調教師)が『促して出してみようか』と言っていたので、最後少しやったけど、そんなに強くしたわけじゃないのに、いい動き。もともと良かったが、いい意味でコンパクトないい走りができていた」と好感触。トレーナーも「順調。反応が良かったし、いいんじゃないか」と満足げだ。
inyofu 前走の東京スポーツ2歳Sは、好位で進めながら、直線で前が詰まる形になり、首差で2着惜敗。「結果的に差されたのは残念だったが、スタートを出てくれて、道中馬込みで我慢できていた。いいところはあった」と鞍上に気落ちはない。

これまでのアヴニールマルシェ

素質馬たちを撫で斬った新馬戦

3回東京4日目(6月15日)の新馬戦は高評価の馬がそろった。その中で、アヴニールマルシェは断トツ1番人気に支持されたのである。
道中は中団後方から馬群を追走し、直線で外に持ち出して、ゴール前ではロジチャリスとの叩き合いを制して見事勝ち上がった。上がり3ハロン33秒9は2歳馬とは思えないほどの鬼脚である。 以下、主戦騎手の北村宏司騎手と藤沢和雄調教師のコメント。
inyofu 北村騎手「ポジションを取りに行くことを覚えさせたくなかったのでジワーッと出て行った。道中フワッとするところはあったが許容範囲。しっかり力を出してくれた」
藤沢師「まだ子供っぽいところもあるが、新馬にしてはしっかりしている。併せてからが良かったね」
またこのレースの2着ロジチャリスはのちの芙蓉S2着馬で、5着のベルラップは黄菊賞1着であったことから、負かした相手も素質馬であったことが分かる。

負けてなお強しの新潟2歳S

新馬戦を完勝したアヴニールマルシェは、新潟2歳Sで重賞初挑戦。前走で素質馬たちを完封したのが評価され、1番人気に支持された。
今回も前走と同様に、中団後方から控える競馬。直線に入って外から、メンバー中最速の上がり3ハロン33秒0の脚で他馬をごぼう抜きし、先に抜け出したミュゼスルタンを捕らえたかどうかのところがゴールであった。写真判定の末、ハナ差の2着。しかし惜敗はしたものの、その強さを見せつけたレースにもなった。

【東スポ杯2歳S】で惜敗!

inyofu 2着 アヴニールマルシェ 北村宏司騎手
「今日はうまくゲートを出てくれました。折り合いもついて、淡々とした流れの中、自分のリズムで走っていました。直線では前がかたまっていましたが、その中に勇気をもって入っていってくれました。よく伸びていたと思いますが、あれで差されてしまうとは......。悔しいです」
inyofu 藤沢和雄調教師のコメント
「状態もよく、上手に競馬をしていたと思います。それで後ろからきた馬に交わされたのだから仕方ないです。勝った馬は強かったです」
1番人気で臨んだ【東京スポーツ杯2歳S】だが、惜しくもクビ差で2着となった。直線抜け出て勝ったと思っただけに惜しいレースであった。

前走の東京スポーツ杯2歳Sでは、スタートをうまく決め5番手のインという好位置をキープしたが、最後の直線で馬群が密集していたため、なかなか追い出せない状況となった。それでも強烈な末脚を披露し、ゴール寸前でサトノクラウンにクビ差で交わされたものの、内容的には勝ちに等しい競馬だった。
共同通信杯と同じ東京・芝1800mの舞台は新馬戦で勝利済み、三度目の正直で重賞を制覇できる可能性は十分高いと言えるだろう。

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