TOP > レース > 長い歴史を持つ障害レースの最高峰!第137回【農林水産省賞典中山大障害】
レース

長い歴史を持つ障害レースの最高峰!第137回【農林水産省賞典中山大障害】

2014年12月20日(土)に中山競馬場で行われる芝障害4100メートルのJ・GIレース、第137回【農林水産省賞典中山大障害】。
暮れの中山の名物で、障害最高峰であるこのレースをである。レース傾向やレース映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ 

【中山大障害】の歴史!

inyofu 本競走は、1934年当時の中山競馬倶楽部理事長であった肥田金一郎氏が、東京競馬場の東京優駿(日本ダービー)に匹敵する中山競馬場の名物レースとする目的で創設した障害競走である。第1回は同年秋に『大障害特別』の名称で行われ、翌1935年から春と秋の年2回開催に拡大された(1971年秋は、馬インフルエンザの影響により競走取り止め)。その後、度重なる名称変更を経て、1948年秋に現在の名称である『中山大障害』として定着している。
inyofu 創設時の障害の規模は、中山競馬場・4100mに大土塁障害(通称赤レンガ)が高さ1.4m、幅2.2m、大竹柵障害が高さ1.6m、いけ垣障害が高さ1.5m、幅2.7mで現在の障害より大きく、合計10回の飛越と坂路(谷もしくは「バンケット」と呼ばれることもある)を6回上り下りするという過酷なものであった。
inyofu その後、何度かの距離変更を経て1972年秋からは創設時の4100mに戻され、障害レースのスピード化に伴う事故防止のため障害の規模を多少縮小したものの、我が国では最も難度の高いレースで、『華の大障害』と呼ばれ親しまれており、障害を飛越する馬の迫力は平地競走とはまた違う醍醐味を感じさせる。
JRAの重賞としては最大級の距離を誇り、レース時間は5分弱にも及ぶ【中山大障害】。ちなみに、JRA史上初の女性騎手による重賞制覇を成し遂げたのもこのレースである。
inyofu 2002年に短期免許を取得してニュージーランドから来日したロシェル・ロケット騎手が、ギルデッドエージに騎乗して大差で快勝

【中山大障害】のレースレコード!

【中山大障害】のレースレコードは1991年に【シンボリモントルー】が記録した4:37:2である。【シンボリモントルー】は最初、芝のレースに参加していたが勝てず、7戦目から障害に転向し頭角を現した。

【中山大障害】のレース傾向

inyofu ベテラン勢は苦戦ぎみ?
中山大障害といえば、昨年まで通算8回出走したメルシーエイタイムが思い出されるところだが、同馬は7歳時の2009年(2着)を最後に連対を果たせなかった。過去10年の年齢別成績を見ても、「8歳以上」の馬は延べ23頭が出走して、すべて4着以下となっている。
inyofu 前走のレース別成績もチェック
前走のレース別に成績を分類してみると、好走率で上位となっているのは「J・GII」から臨んだ馬。3着以内馬の数では、前哨戦となるオープン特別の「イルミネーションジャンプS」組が最多(延べ12頭)となっているが、優勝したのは2頭だけで、しかもその2頭はともに「イルミネーションジャンプS」で2着以下に敗れていた。ちなみに、「平地競走」から臨んで3着以内に入ったのは、マルカラスカル(2006、2007年)とメルシーエイタイム(2007~2009年)だけだ。
inyofu 単勝1番人気での成績にも注目
過去10年の中山大障害では、「2~5走前までに、障害のレースで単勝1番人気に推されて3着以内に入っていた」馬が2008年を除いたすべての年で連対している。今年も出走馬の近走での単勝人気と成績をチェックしておくことをおすすめしたい。
【中山大障害】では、当然ながらあまり聞きなれない競走馬が多く出走するため、データを集めるのが難しい。レース傾向的には【7歳以下】前走がJ・GII2~5走前までに、障害のレースで単勝1番人気に推されて3着以内に入っていた競走馬が好走するようだ。

第137回【中山大障害】登録馬!

inyofu 中山大障害 2014 登録馬
アポロマーベリック
オースミムーン
バアゼルリバー
メイショウヨウドウ
ケイアイドウソジン
サンレイデューク
リキアイクロフネ
レッドキングダム
メジロサンノウ
ドリームセーリング
シャイニーブラック
セイエイ
クリノテンペスタ

第137回【中山大障害】予想オッズ!

inyofu •アポロマーベリック  1.8倍
•オースミムーン    4.0倍
•レッドキングダム   6.0倍
•サンレイデューク   8.0倍
•バアゼルリバー    9.0倍

第137回【中山大障害】有力馬は!?

去年の覇者!【アポロマーベリック】
inyofu 「この秋、J・GII 東京ハイジャンプ(芝3110m、6着)から始動して、平地のレース(500万下、中山・ダート1800m、11着)を挟んで本番の中山大障害に臨むのは、当初から視野に入れていたローテーションです。前走はスタートでつまずくアクシデントがありましたが、最後の直線ではしっかりした末脚を見せていたように、今回につながる競馬ができたと思います。状態は上昇カーブを描いていますので、今年も楽しみにしています」と、陣営は同馬に絶大な信頼を寄せている。また「昨年のJ・GI 中山大障害(芝4100m)と今年のJ・GI 中山グランドジャンプ(芝4250m)を圧勝しているように、飛越が巧みな馬で、スタミナも十分。中山・大障害コースとは相性が良い点もセールスポイントでしょう」と、アピールしていた。障害界に転じてからは、J・GI 2勝を含む計5勝をマーク。中山大障害連覇を達成して、2年連続となるJRA賞最優秀障害馬の勲章を獲得したいところである。

障害重賞4勝!【オースミムーン】
inyofu 「前走のJ・GIII 京都ジャンプS(芝3170m、1着)は、決して楽なペースではありませんでしたが、最後まで余裕があったように、とても強い内容でしたね。勝ちタイムの3分30秒7も優秀(コースレコードタイムが3分30秒4)だったように、ここにきて一段とスタミナが強化されていますよ。中山・大障害コースは2度目の参戦になるので、慣れも見込めるはず。今の状態ならチャンスも十分にあるでしょう」と、厩舎スタッフは同馬の仕上げに懸命だ。平地のレースで11戦を消化して勝ち鞍を挙げることはできなかったが、障害界に転じてからはJ・GII を1勝、J・GIII を3勝するなど合計5勝を記録。ジャンパーとしての素質を一気に開花させた。今年の下半期はJ・GIII 小倉サマージャンプ(芝3390m)4着→J・GIII 阪神ジャンプS(芝3140m)3着→J・GII 東京ハイジャンプ(芝3110m)3着→J・GIII 京都ジャンプS1着と上昇気流に乗っての参戦。障害界の頂点も間近に迫ってきた印象だ。

2014年12月20日(土)に中山競馬場で行われる芝障害4100メートルのJ・GIレース、第137回【農林水産省賞典中山大障害】。
今年のレースは、障害の王者【アポロマーベリック】に新王者候補【オースミムーン】が挑む形になっている。両頭とも【7歳以下】であるが、2~5走前までに、障害のレースで単勝1番人気に推されて3着以内に入っていたのはアポロマーベリックとなっている。アポロマーベリックの前走が、障害ではなくダートの500万以下というのが気になるところだが、中山の障害レースでは、5戦4勝3着1回という抜群の成績を誇っている為、今回のレースでも好走は堅いだろう。

side-mark ページ上部へ
prev top next
  • 【PR】
  • 関連タグ
    kusa_line