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2014年12月20日(土)・21日(日)新馬勝ち上がり馬まとめ

2014年12月20日(土)・21日(日)は中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場の3場でメイクデビューが計8レース開催。勝ち上がった8頭をまとめてみた。 今週は「女版キズナ」や全兄ラングレー、エアグルーヴの孫がスタンバイしていたことで話題だったが、その結果は良血馬たちは無事勝ち上がれたのか!?
馬キュレ

ここ2週間で急成長! カラダロマン

20日、中山競馬場5R(ダート1800メートル・曇稍重)で行われ、吉田豊騎乗の5番人気、カラダロマン(牡2=田村厩舎、父スズカマンボ、母カルナアヴァンセ)が、直線で抜け出して優勝。勝ち時計は1分59秒2。好ダッシュを見せたカラダロマンはそのまま先頭集団3、4番手の好位でレースを進めた。直線に入って、1番人気のドラゴンブルースを外からカラダロマンがかわして、最後はドラゴンブルースに2馬身1/2差をつけて完勝。
inyofu 3番手から抜け出し、5番人気のカラダロマン(牡2歳、父スズカマンボ、母カルナアヴァンセ、美浦・田村)が快勝した。「まだ馬が緩く、ゆったりしたペースになったのが良かった。追ってからがいい感じ」と吉田豊。  田村師は「ここ2週くらいで急に良くなった。予想以上にしまいもきちんとしていた」とレースぶりを評価した。
inyofu ~レース後のコメント~ 1着 カラダロマン(吉田豊騎手) 「初めて跨ったのですが、力がないなという感じです。ゲートは出ないぞと調教師から言われていましたが、出ませんでした。こんなペースで逆に良かったかもしれません。ハミが掛かると頭が上がってしまいます。追ってからはいい感じでした。まだ緩いので、力がついてきてしっかりとしてくればさらに良くなるでしょう」 (田村康仁調教師) 「ジョッキーには、金曜日のゲート練習では出が良くなかったのでグンと出していかないと出ないぞ、と言っておきました。後ろからでは届かないので必ず前につけて欲しい、物見をするので2、3番手くらいにつけて欲しい、と指示しました。直線では届かないだろうと思いましたが、ものの見事にはまり、予想以上に終いが良かったです。非力な馬で、3週前は美浦の坂路を上がって来られなかったくらいです。2週前からは上がれるようになり、乗り込みも良かったです。今後はオーナーと相談したいと思います」

好ダッシュを決めて、いい位置取りで競馬を進めて、最後は完勝と非常に100点をあげてもいいような内容で、センスは高そうな馬。非力な馬で、3週前は美浦の坂路を上がって来られなかったくらいですと調教師が話すような馬とは思えない。これからどんな成長をするのか楽しみだ。

最高の騎乗で、最高の結果! ジャポニカーラ

20日の中山6R2歳新馬(芝1600メートル、牝馬限定)は、横山典弘騎手騎乗の9番人気ジャポニカーラ(美浦・勢司和浩厩舎)が優勝。タイムは1分36秒6(良)。グラスブリーズが好スタートからハナを切りレースを引っ張る展開。人気のビーウィッチドらが前目につけて、ジャポニカーラはじっくりゴーサインを待つ。直線では、早めに先頭に立ったサンヨークが押し切り体制に入るも、そこからジャポニカーラが猛然と追い込んで差し切り、快勝。
inyofu 20日の中山6R新馬戦(芝1600メートル=牝馬限定)は、9番人気の横山典騎乗ジャポニカーラ(勢司、父ジャングルポケット)が後方から豪快に追い込んだ。ゴール前で外から半馬身差し切るレース運びに、勢司師は「まだ体力がついていないのに気持ちで走ってくれた」と笑顔。調教時計が詰まらずに評価を落としていたが「トレセンから競馬場に行ってテンションが高くなった。口向きが軽いのでジョッキーが大切に乗ってくれた」と勝因を語っていた。
inyofu ~レース後のコメント~ 1着 ジャポニカーラ(勢司和浩調教師) 「ハミ受けの問題があったので、調教ではあえて時計は出していませんでした。口向きだけは気をつけて欲しいと横山典弘騎手に伝えておきました。今日は最高の騎乗で、最高の結果が出ました。まだ気性だけで勝っただけですから、体力がついてくれば楽しみです」

今回は前向きな気性のみで勝ったとコメントにもあるが、ジャングルポケット産駒は2歳で散ってしまう馬もたくさんいる。これから、気性や体力をつけて成長をとげればもっといい馬になるはず!

またまたハービンジャー産駒が圧勝劇! クローソー

 20日、阪神競馬場5Rで新馬戦(2歳・芝1600m・12頭)が行われ、先手を取った義英真騎手騎乗の5番人気クローソー(牝2、栗東・平田修厩舎)が、そのまま直線に入って後続を突き放し、2着の3番人気エイシンサブウェイ(牡2、栗東・沖芳夫厩舎)に7馬身差をつけ優勝。勝ちタイムは1分37秒1(良)。
inyofu 逃げて突き放す圧勝劇。ハービンジャー産駒の5番人気クローソー(牝、栗東・平田)が7馬身差をつけて、外回りのマイル戦を悠々と逃げ切った。軽快に道中をパスすると、勝負どころで他馬の手綱が動くなか、持ったままで直線へ。416キロの小柄な馬体を弾ませて、後続を全く寄せつけずにゴールへ飛び込んだ。タイムは1分37秒1。義英真騎手は「楽に行けましたし、スピードがありますね」と会心の勝利に笑みを浮かべた。なお、2着は直線で内から伸びた3番人気のエイシンサブウェイで、さらに首差の3着が先行した4番人気マイアベーア。好位で運んだ人気の2頭は伸び切れず。母に重賞2勝馬アルティマトゥーレを持つ1番人気のアルティマブラッドは5着、2番人気のディープインパクト産駒デビュタントは4着に終わった。
inyofu ~レース後のコメント~ 1着 クローソー(義騎手) 「楽にハナへ行けましたし、スピードがあります。調教から乗っていましたが、癖もありませんし、追ってからもしっかりしていました。折り合いも大丈夫でした」

今年大活躍のハービンジャー産駒。年明けにもまた多くの産駒がデビューを予定。来年度のクラシックシーズンにはハービンジャー旋風が起きるのであろうか。

断然人気に応えて勝利! アンクルダイチ

20日の阪神6R2歳新馬(ダート1200メートル)は、武豊騎手騎乗の1番人気アンクルダイチ(牡、栗東・高橋亮厩舎)が優勝。タイムは1分12秒5(稍重)。 ティーエスカクタスが好スタートを切って先頭に。断然人気に推されたアンクルダイチは控えて2番手。手応え十分に直線を迎えたアンクルダイチが先頭に立つと、そのままで一気に後続を突き放して快勝。
inyofu 20日の阪神6R新馬戦(ダート1200メートル)は、1番人気のアンクルダイチ(牡=高橋亮、父ディスクリートリーマイン)が2番手から抜群の手応えで抜け出してV。武豊は「ちょっと前向き過ぎるところはあるけど、かなりのスピードです。上でもやれそう」と評価。高橋亮師は「上手に走ってくれた。(今後も)ダートですかね」と手応えを得ていた。
inyofu ~レース後のコメント~ 1着 アンクルダイチ(武豊騎手) 「いいスピードです。前向きすぎるところがありますが、このスピードは上のクラスでも通用しそうです」

今後もダート路線のようだが、その自慢のスピードでどこまで活躍できるのか。次走は飛梅賞(1月12日、京都ダート1400メートル)に向かう予定。

ムーア騎手が上のクラスでもやれる手応えを感じた! マウントハレアカラ

20日の中京5R2歳新馬(ダート1800メートル)は、ライアン・ムーア騎手騎乗の1番人気マウントハレアカラ(牡、栗東・角居勝彦厩舎)が優勝。タイムは1分57秒8(重)。  サンデンバロンが内から先行態勢を取ったものの、外からシゲルボンオドリが並びかけて、2頭がレースを引っ張る流れに。圧倒的人気に推されたマウントハレアカラは5番手を追走。マウントハレアカラが後続を突き放して人気に応えてそのままゴールイン。
inyofu  マウントハレアカラは、父カネヒキリ、母リラックススマイル、母の父Dubai Destinationという血統。祖母の兄にGIドバイワールドCを制したムーンバラッドがいる。  ムーア騎手は「少しチグハグなレースになったのもあって早めに仕掛ける形になったぶん、終始フラフラしていたからね。だから一回使って良くなると思うし、もっと上のクラスでもやれる馬だよ」と幼さを残しながらの完勝を高く評価していた。
inyofu ~レース後のコメント~ 1着 マウントハレアカラ(ムーア騎手) 「流れが速く、こちらも早く仕掛ける展開になり、最後もフワフワして走っていました。一度使われて良くなると思います。もっと上のクラスでもやれる手応えを感じました」 (角居勝彦調教師) 「調教で大分動くようになっていましたが、まだ競馬が分かっていないところもあるようです。力はある馬で、今後は様子を見て決めることになるでしょう。カネヒキリの子供なので勝って嬉しいです」

まだまだ競馬に慣れていない様子が直線でも見受けられたものの、これからの成長に期待したくなる一頭。

今日は能力だけで勝った感じ! ジャストザヨコハマ

 21日の中山5R2歳新馬(ダート1200メートル)は、丸山元気騎手騎乗の3番人気ジャストザヨコハマ(牡、栗東・牧浦充徳厩舎)優勝。タイムは1分13秒0(不良)。 スタートではピュウモッソが落馬するアクシデント。ジャストザヨコハマは2番手を追走。直線に入って、早めに抜け出したジャストザヨコハマがそのまま押し切り、3馬身差で快勝。
inyofu 中山5R(ダート1200メートル)新馬戦は、好ダッシュから2番手を進んだ3番人気ジャストザヨコハマ(牡=牧浦、父プリサイスエンド)が、4角先頭から後続を全く寄せ付けずに押し切った。  丸山は「いいスピードがある。きょうは能力だけで勝った感じ」と素質を高評価。今後について牧浦師は「このくらいの距離を使っていきたい」と語った。
inyofu レース後のコメント 1着 ジャストザヨコハマ(丸山元気騎手) 「馬ごみに入って砂を被ったときにどうかと思いますが、いいスピードでした。今日は能力だけで勝ってくれた感じです。芝のスタートも悪くありませんでした」 (牧浦充徳調教師) 「まだフラフラしながら走っています。条件的に合うと思うので、今後もダートの1200mを使っていこうかと思います」

ジャストザヨコハマは生産牧場が栃木県・恵比寿興業(株)那須野牧場という珍しい栃木県産のサラブレッド。今後もダート短距離界で活躍してくれそうだ。

超スローペースを制して、新馬勝ち! クイーンズリング

21日、中山競馬場6R(芝・1800メートル・晴・やや重)で行われ、ブノワ騎手騎乗の3番人気、クイーンズリング(牝2=吉村厩舎、父マンハッタンカフェ、母アクアリング)が優勝。勝ち時計は1分53秒5。  前半は超スローペースを先頭集団につけたクイーンズリング。3コーナーから一気にペースアップするも、クイーンズリングが先頭に立った後は独壇場。後続は手も足も出ずにクイーンズリングの圧勝劇となった。
inyofu  早め先頭の競馬で3番人気のマンハッタンカフェ産駒クイーンズリング(牝、栗東・吉村)がライバルをねじ伏せた。タイムは1分53秒5。好スタートから早々に2番手を確保し、勝負どころでは半馬身ほどの差で逃げ馬の外めを続く形に。勢い良く4角を回って先頭に躍り出ると、大きくリードを広げて芝1800メートルの戦いを制した。会心のVに「スローペースになると思って先行した。反応も良かったし、素晴らしい馬だね」とグレゴリー・ブノワ騎手。なお、2馬身半差の2着は中団から外へ持ち出して伸びた1番人気のクインズラピス、さらに4馬身差の3着には5番人気のグリーンゼファーが入った。
inyofu レース後のコメント 1着 クイーンズリング(G.ブノワ騎手) 「スローペースなので、思い切って先行しました。後ろから馬が来ると、素晴らしい反応で伸びてくれました。素晴らしい馬です」

今回はペースが向いただけといった見方もできるので、クラスが上がった次走で本来の力をチェックができそうだ。

今後も上積みアリ! コティニャック

21日の阪神5R2歳新馬(芝2000メートル)は、田辺裕信騎手騎乗の4番人気コティニャック(牡、栗東・今野貞一厩舎)が優勝。タイムは2分5秒2(稍重)。 コティニャックは3番手追走。人気のメリーモナークは中団からの競馬となった。淡々とした流れになり、4コーナーでは一団となって直線へ。3番手から抜け出しを図るコティニャックに、外から迫ってきたのがショウボート。3番手以下はやや離れて、2頭の叩き合いが続いたが、先に抜けたコティニャックが最後までショウボートに抜かせることなくゴールイン。
inyofu しぶとく追撃を封じた。3番手を追走した4番人気コティニャック(牡、父ハーツクライ、栗東・今野)が、外から迫った2番人気ショウボート(2着)とのたたき合いを頭差で制した。タイムは2分5秒2。芝2000メートルの舞台で勝負根性を発揮し、田辺裕信騎手は「ゲートを上手に出てくれて、道中は折り合いもつきました。少し緩さがあるので上積みはあると思います」と今後の飛躍を期待した。なお、2着馬と2馬身差の3着は5番人気のバイザウェイで、中団を追走した1番人気のメリーモナークは4着に敗れた。
inyofu レース後のコメント 1着 コティニャック(田辺裕信騎手) 「調教をしっかり積まれていたようですね。レースではあまり積極的になりすぎないように気をつけました。ゲートもよく、折り合いも問題ありません。最後はジリジリとなりながら交わされず、根性があります。力のいる馬場の中、がんばっています。まだ緩さも残っているので、上積みの余地がありそうです」

田辺騎手が根性がありますと話すように、タフなレースを制した。次走は梅花賞(1月31日、京都芝2400メートル)を予定しており、ここでも自慢の根性で勝負できるであろうか。

先週のデビュー話題馬はまさかの全滅。しかし、勝ち上がった馬はどれも今後も期待したくなるような馬ばかり。伏兵は20日の中山6Rを勝ったジャポニカーラが波乱を演じたが、その他は概ね順当な結果となった。中でも20日、阪神競馬場5Rを勝ったハービンジャー産駒の7馬身勝ちはインパクトある内容だった。初戦はマイル戦だったが、これから距離を延ばしていければクラシックを賑わす存在になる可能性も。同じく圧勝劇をしたクイーンズリングは流れが特殊だっただけにまだまだ評価は難しい。これらの馬たちの次走は要チェックだ。

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