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スプリンターとマイラーが激突!第9回【阪神カップ】

2014年12月27日(土)に阪神競馬場で行われる芝1400メートルのGIIレース、第9回【阪神カップ】。
スプリンターとマイラーの双方が一同に会して激突するこのレースを、レース傾向やレースレコード映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ 

【阪神カップ】歴史!

inyofu 2006年に新設された重賞競走で、阪神競馬場・芝1400mを舞台に負担重量は定量で争われる。創設時はGII に格付けされたが、2007年の日本のパートI 国昇格に伴いJpnII に変更されたのち、2009年に国際格付けのGII に改められた。
inyofu 中央競馬の競走体系は、個々の馬の適性を見出すといった観点から従来の長距離を重視した距離体系を見直し、段階的に短距離競走体系の整備が行われてきた。こうした背景を基に、短距離競走体系の更なる充実を図るため、スプリンターとマイラー双方が一同に会して激突する新たな魅力を持つ競走として、1400mの本競走が創設されることになった。
inyofu また、近年は短距離競走の国際シリーズ『グローバルスプリントチャレンジ』が実施されるなど、短距離競走の重要性が国際的にも高まっているなか、本競走は創設年から国際競走に指定され本会が選出した5頭の外国馬が出走可能となったが、2009年から出走枠が9頭に拡大された。さらに、中央競馬特別指定交流競走として地方競馬所属馬は2頭まで出走が認められている。
新設されてからまだ歴史が浅い重賞である【阪神カップ】。2012年と2013年はGI【有馬記念】翌日のメインレースとして、中央競馬の1年の掉尾を飾る戦いが繰り広げられてきたが、2014は【有馬記念】の前日に行われることになった。

【阪神カップ】のレースレコード!

【阪神カップ】のレースレコードは、2010年に【キンシャサノキセキ】が記録した1:20:3である。【キンシャサノキセキ】は、2099年の【阪神カップ】も制し、連覇を達成したうえでの記録となった。

【阪神カップ】のレース傾向

inyofu “距離短縮”組が優勢
過去8年の3着以内馬24頭中17頭は、前走で「1500m以上」のレースに出走していた馬だった。一方、前走の距離が「1400m」や「1400m未満」だった馬は低調な成績に終わっている。臨戦過程を比較する際は、前走で今回よりも長い距離のレースに出走していた“距離短縮”組を重視すべきだろう。
inyofu 前走のグレードに注目
過去8年の3着以内馬24頭中19頭は、前走で「JRAのGI・JpnI、GII・JpnII」に出走していた馬だった。一方、前走が「その他のレース」だった馬は3着内率6.8%と苦戦している。前走でグレードの高いレースに出走していた馬が中心と言えそうだ。
inyofu なお、前走の条件が「JRAのGI・JpnI、GII・JpnII」以外だった馬のうち、そのレースで「6着以下」に敗れていた馬は連対例がなく、3着となったのも2010年のマイネルフォーグだけだった。前走が「JRAのGI・JpnI、GII・JpnII」以外のレースで「6着以下」に敗れていた馬はさらに評価を下げたい。
inyofu 距離適性を重視せよ
過去4年の連対馬8頭中、2010年2着のレッドスパーダを除く7頭は、JRAの芝1400mの重賞において連対経験のある馬だった。該当馬は好走率でも経験のなかった馬を上回っている。2009年以前はJRAの芝1400mの重賞で連対経験のない馬も健闘していたが、近年の傾向を重視するなら、今回と近い条件の重賞に実績がある馬を高く評価すべきだろう。
【阪神カップ】のレース傾向では、【前走が1500m以上】【前走がGIかGII】【JRA芝1400mの重賞で連対経験あり】の競走馬が好走する傾向にある。すべての条件を満たす競走馬がいたなら、かなり信頼できそうだ。

第9回【阪神カップ】登録馬!

inyofu 阪神カップ 2014 出走馬18頭

馬名 性齢 負担重量 騎手名 調教師名
アドマイヤサガス 牡6 57.0kg 小牧 太 橋田 満(栗東)
ウリウリ 牝4 55.0kg 福永 祐一 藤原 英昭(栗東)
オリービン 牡5 57.0kg 岩田 康誠 橋口 弘次郎(栗東)
クラレント 牡5 57.0kg 田辺 裕信 橋口 弘次郎(栗東)
コパノリチャード 牡4 57.0kg 武 豊 宮 徹(栗東)
サクラアドニス 牡6 57.0kg 丸田 恭介 村山 明(栗東)
サダムパテック 牡6 57.0kg 菱田 裕二 西園 正都(栗東)
サンカルロ 牡8 57.0kg 吉田 豊 大久保 洋吉(美浦)
タガノブルグ 牡3 56.0kg 藤岡 康太 鮫島 一歩(栗東)
ダイワマッジョーレ 牡5 57.0kg C.デムーロ 矢作 芳人(栗東)
ダノンプログラマー セ8 57.0kg 国分 優作 千田 輝彦(栗東)
トーホウアマポーラ 牝5 55.0kg 酒井 学 高橋 亮(栗東)
ハクサンムーン 牡5 57.0kg 戸崎 圭太 西園 正都(栗東)
フォーエバーマーク 牝6 55.0kg 幸 英明 矢野 英一(美浦)
ホエールキャプチャ 牝6 55.0kg 蛯名 正義 田中 清隆(美浦)
ミッキーアイル 牡3 56.0kg 浜中 俊 音無 秀孝(栗東)
リアルインパクト 牡6 57.0kg W.ビュイック 堀 宣行(美浦)
ロサギガンティア 牡3 56.0kg G.ブノワ 藤沢 和雄(美浦)

第9回【阪神カップ】予想オッズ!

inyofu 人気 馬名 予想オッズ
1 ミッキーアイル 3.2
2 クラレント 4.7
3 コパノリチャード 5.9
4 ロサギガンティア 7.3
5 サンカルロ 10.9
6 リアルインパクト 11.2
7 ハクサンムーン 15.2

第9回【阪神カップ】有力馬は!?

【前走1600m】【前走GI マイルチャンピオンシップ】【JRA芝1400mの重賞で連対経験あり】ミッキーアイル
inyofu 前走のマイルチャンピオンシップは、1番人気に支持されたものの13着に大敗。ホウライアキコ(17着)を先に行かせて2番手に控える競馬を試みたが、前に馬を見る形になって折り合いを欠き、一気にエキサイトした。しかも、レースの通過タイムは、600mが33秒7、1000mが56秒7というハイペース。直線で失速したのは、このハイペースの流れで折り合いを欠き、スタミナを消耗したことが大きな要因と言える。今回は、マイペースの逃げに持ち込むことができた前々走のスワンS(1着)と同じ芝1400mに距離が短縮されるが、スプリント路線でトップを争ってきた強豪の快速馬と初対戦になる。陣営がかねてから望んでいた「折り合いを気にせずに控える競馬をする」ことができるのか、注目したい。来年のGI 戦線に向けて、内容も問われる一戦となりそうだ。
【前走1600m】【前走 GIマイルチャンピオンシップ】【JRA芝1400mの重賞で連対経験あり】クラレント
inyofu GI 初制覇を期待された前走のマイルチャンピオンシップは15着と大敗。京都・外回りの芝1600mは、2歳時の2011年にデイリー杯2歳Sを優勝した実績がある舞台だが、前走で騎乗した田辺裕信騎手はレース後に「自分が右回りコースで乗ったのは今回が初めてだったが、左回りコースの方が得意な印象を受けた」とコメントしていた。ここまで重賞6勝のうち5勝が、東京(3勝)と新潟(2勝)の左回りコースで挙げたもの。年齢を重ねるに連れ、左回りコース向きという適性はより明確になってきている。それでも、昨年の阪神Cでは7番人気ながら、勝ち馬のリアルインパクトから0秒1差の3着に好走。今回、デイリー杯2歳S以来約3年2か月ぶりの右回りコースでの重賞制覇がなるか、注目したい。
【前走1200m】【前走GI JBCスプリント】【JRA芝1400mの重賞で連対経験あり】コパノリチャード
inyofu 初のGI 勝ちとなった今年の高松宮記念を含め、重賞を4勝している実力馬。今回と同じ阪神・芝1400mの舞台で行われた今年の阪急杯で、2着馬サンカルロに4馬身差をつける圧勝劇を演じているように、コース適性は非常に高い。ポイントとなるのは、快速馬がそろった今回のメンバー構成でスムーズな競馬ができるかどうか。2番手でうまく折り合って追走できた高松宮記念では、道中で揉まれるシーンがほとんどなかったことで、しっかりと能力を発揮し、3馬身差の完勝劇を演じた。道中のポジション取りがうまくいけば、この馬のスピード能力が最大限に発揮されるはずだ。前走のJpnI・JBCスプリント(盛岡・ダート1200m、16着)に続き2度目の騎乗となる武豊騎手の手腕に注目したい。

2014年12月27日(土)に阪神競馬場で行われる芝1400メートルのGIIレース、第9回【阪神カップ】。
今回、特に注目したいのは、逃げ馬スプリンターの【ミッキーアイル】と【コパノリチャード】の対決だろう。両頭ともGI制覇経験ありで、実績は十分。【ミッキーアイル】は自分のペースでレースを進めれば、【コパノリチャード】はポジション取りがうまくいけば、それぞれ勝利の可能性が高い。逆に、この2頭が張り合ってハイペースになれば、思わぬ伏兵馬が差し切り勝ち、という展開も見えてくるだろう。

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