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いざ春のGIへ初重賞制覇!!【2015年シンザン記念&フェアリーステークス】レース結果まとめ

正月休みは終わり、3連休に突入した日曜と月曜に3歳春のクラシックに向けての重賞【第49回シンザン記念&第31回フェアリーステークス】のレース結果を振り返ってみた。
馬キュレ

シンザン記念優勝はグァンチャーレ

inyofu 1月11日、京都競馬場で開催された第11R・シンザン記念(GIII、芝1600m)は、後方で競馬を進めた2番人気グァンチャーレ(牡3、栗東・北出)が、抜群の手応えで直線に向かうと、同じく後方から脚を伸ばしたロードフェリーチェ、ナヴィオン、ダッシングブレイズの追撃を凌ぎ、6戦目で待望の重賞初勝利を挙げた。勝ちタイムは1分34秒8(良)で、鞍上は武豊騎手。アタマ差の2着は9番人気ロードフェリーチェ、2着にハナ差の3着は3番人気ナヴィオンが入っている。尚、1番人気に支持されたダッシングブレイズは外から追い込むもナヴィオンにクビ差届かずの4着に敗れている。
inyofu ◆グァンチャーレ 3歳牡馬、父スクリーンヒーロー、母チュウオーサーヤ。北海道新冠町の中央牧場生産、馬主は松本俊廣氏。戦績は6戦2勝、重賞初勝利。獲得賞金は4697万円。
グァンチャーレは、前走の東スポ杯2歳Sは直線で前が詰まって、勝負どころで窮屈になり、不完全燃焼に終わって7着。課題の発馬を決め、道中は中団後方。4コーナーで内の馬に張られても、巧みに立て直してロスを最小限にとどめて進出開始。先行馬を捕らえ、後続の猛追をアタマ差をしのぎ、前走の鬱憤を晴らした。

レース後コメント 武豊騎手「直線でもう一度脚を使ってくれた」

inyofu 「思ったよりもゲートを出ましたし、道中もリズムよく運べました。4コーナーの手前で外へ振られましたが、直線でもう一度脚を使ってくれました。前はつかまえられると思いましたが、後ろからも来ていましたし、何とか我慢してくれという気持ちでした」
鞍上の武豊騎手は29年連続重賞勝利で、28年の岡部幸雄元騎手の記録を抜き、歴代単独最長記録を樹立。

北出調教師「クラシックも見据えて」

inyofu まだ若いところもありますし、このあとは一息入れます。ジョッキーも1800~2000mの方が競馬はしやすいかもしれないと言っていましたし、クラシックも見据えて今後を考えようと思います」

猛追2着 ロードフェリーチェ

inyofu 2着 ロードフェリーチェ(四位洋文騎手)
「今日も後ろからのレースでしたが、重賞ですから馬群のすぐ後ろの位置につけました。ただ、向正面で100mぐらいハミを噛んだところがあって、直線で前をつかまえられそうな感じで届かなかったのはその分でしょう。それでも今日はこの相手で十分やれたし、これから楽しみな馬です」
9番人気のロードフェリーチェは、道中は勝ち馬を見るように後方2番手を追走。直線で外に持ち出しエンジンを点火すると、上がり3F33秒5の末脚で直線シャープに伸びて勝ち馬に頭差まで迫って2着と健闘した。

その他着順&関係者コメント

inyofu ▼3着ナヴィオン(福永)下り坂で加速できず置かれた分ですね。切れる脚があるし力のあるところは見せてくれた。

▼4着ダッシングブレイズ(C・デムーロ)瞬発力はあるがトップスピードになるまで時間がかかる。距離は千八の方がいい。

▼5着レンイングランド(浜中)マイペースで運べたし頑張ってくれたが、距離は短い方がいい。

▼6着ノースストーム(バルジュー)集中して走れれば、もっといい馬になるよ。

▼7着ヤマニンマンドール(岩田)早めに行き過ぎたかな。力はある馬なので流れさえ向けば。

▼8着クイーンズターフ(川田)あれだけ不利を受けて、かわいそうでした。

▼9着ダンツメガヒット(和田)最後は止まったけど、いい馬ですよ。

▼10着メイショウマサカゼ(太宰)テンションは前回よりマシだったけど、距離は短い方がいいかな。

▼11着サトノフラム(戸崎)前走より落ち着いて走っていると思ったけど、4コーナーから頼りない感じに…。

▼12着クインズロンペール(松山)スッと2番手に付けられたけど、イレ込みが激しかった…。

フェアリーステークスはノットフォーマルが優勝

inyofu 1月12日、中山競馬場で開催された第11R・フェアリーS(GIII、芝1600m)は、好ダッシュを決めてハナに立った11番人気ノットフォーマル(牝3、美浦・中野)が序盤から主導権を握ると、直線でもそのまま押し切り勝利した。勝ちタイムは1分35秒2(良)で、鞍上は黛騎手。3/4馬身差の2着は8番人気ローデッド、2着に3/4差の3着は3番人気テンダリーヴォイスが入っている。なお、1番人気の支持を集めたカービングパスは8着、2番人気だったコートシャルマンは4着にそれぞれ敗退した。
inyofu ノットフォーマル 3歳牝馬、父・ヴァーミリアン、母・リミッターブレイク。北海道新ひだか町の千代田牧場生産、馬主は芳賀克也氏。戦績は8戦2勝(うち地方1戦0勝)、重賞初勝利。獲得賞金は4968万3000円。
果敢にハナを切った11番人気のヴァーミリアン産駒・ノットフォーマルが、直線でもしっかりとした脚勢をキープし後続の追撃を完封。1分35秒2のタイムで鞍上の黛弘人騎手ともども、重賞初制覇を飾った。

レース後コメント 黛騎手「今後が楽しみ」

inyofu 「2番手か前めでと考えていましたが、行く馬がいないのでハナへ行きました。道中は落ち着いていましたし、最後もとてもしぶとく、持ち味を発揮してくれました。レースが終わってからも疲れた感じもなく、いい雰囲気でした。今後が楽しみです」
inyofu (中野栄治調教師)
「パドックの時から落ち着いていて度胸があります。芯の強い馬で、実にしぶといです。距離が延びてもいいと思います。これで堂々と桜花賞へ行けますね。使い減りしませんし、輸送も問題ありませんから、トライアルも含めて次走を考えたいと思います」

出遅れ気味も2着 ローデッド

inyofu 8番人気ローデッドが2着に健闘。不利な外寄り15番枠から早めに好位に取り付き、勝ち馬とは3/4馬身差。前走・未勝利戦(中京)のレコードVはフロックではなかった。初コンビの戸崎は「しぶとい馬。スタミナがある。(外枠で)外を回された分、相手は内で楽をしていたので…。でも、よく頑張ってます」と称えていた。

内突くも3着 テンダリーヴォイス

inyofu 3番人気のテンダリーヴォイスが3着。最内枠から中団を進み、狭い内を突いて伸びた。北村宏騎手は「もう少し流れてくれればというのはあるけど、リズムよく走ってくれました。最後は狭いところでも進路が取れたし、思うように動いてはくれた」とパートナーをたたえた後で、「前の馬が楽だったので…」と前残りの展開となったことに悔しさをのぞかせた。

その他着順&関係者コメント

inyofu ◆Cデムーロ騎手(コートシャルマン4着)「好位の内めで上手に競馬できたが、(乾燥して)硬めの芝は得意ではなさそう」

◆蛯名騎手(メイショウメイゲツ5着)「最後は馬群をさばいて伸びてきたが、(道中が)スムーズだったら、もっと違っていたね」

◆丸山騎手(アドマイヤピンク6着)「馬はすごくよかったが、ペースが遅くて流れも向かなかった」

◆吉田隼騎手(トーセンラーク7着)「ゲートを出て内に入れたかったが、(内ラチから)4頭目までが限界だった。外枠がすべて」
 
◆柴山騎手(カービングパス8着)「うまく我慢できていたが、4コーナーで行くところ、行くところが壁。力を出し切れなかった」

◆田辺騎手(エヴァンジル9着)「最後も脚は使っているが、外を回ったぶん、伸び切れなかった。千六も短い」

◆勝浦騎手(ギンザヴィクトリア10着)「道中の手応えはすごくよかったが、最後は伸び切れなかった」
inyofu ◆三浦騎手(ハナズプルメリア11着)「バネがあってすごくいい馬だけど、(結果的に)ヨーイドンの競馬は向いていない」

◆北村友騎手(オーミアリス12着)「楽にいいポジションが取れたが、追ってからが案外だった」

◆大野騎手(ナイアガラモンロー13着)「楽なペースで行けたが、踏ん張りきれなかった」

◆ブノワ騎手(マラケシュ14着)「走り自体はいいが、馬が舌を越して(ハミを越して舌を出して)遊んでいた」

◆田中勝騎手(ヤマタケマツリ15着)「距離が長いのかな」

◆尾関師(トラストレイカ16着)「芝の走りは悪くないが、距離が長かったかな」

グァンチャーレの父は2008年のジャパンカップを制したスクリーンヒーロー。ノットフォーマルの父は交流ダートGI9勝のヴァーミリアン。今回どちらも産駒が重賞初制覇と新しい波が押し寄せている。これからどこまで名種牡馬達に近づけるか注目。春のクラシック戦線は更に盛り上がるに違いない。

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