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中長距離路線で飛躍していくのは?第56回【アメリカジョッキークラブカップ】

2015年1月25日(日)に中山競馬場で行われる芝2200メートルのGIIレース、第56回【アメリカジョッキークラブカップ】。
これから飛躍を目指す競争馬と、前年の秋から連戦を続けてきた競争馬が交錯する中距離重賞であるこのレースを、レース傾向やレース映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ 

【アメリカジョッキークラブカップ】の歴史!

inyofu 本競走は、日米の親善と友好を目的として、ニューヨーク・ジョッキークラブから優勝杯の贈呈を受け、1960年に中山競馬場・芝2000mのハンデキャップ競走として創設された。第1回は新年を飾る競走として1月5日に行われたが、翌1961年に1月の中旬に行われていた『金杯』と開催時期の入れ替えが行われ、負担重量が別定に、距離は芝2600mに変更された。その後、幾度か距離・開催場の変更を経て、1984年から中山競馬場・芝2200mで定着して行われている(なお、同年はダート1800mに変更して行われた)。
inyofu 競走条件は、1972年から混合競走となり、外国産馬に門戸が開放された。2006年に国際競走に指定されたことで外国馬は4頭まで出走可能となったが、2009年に出走枠が8頭に拡大された。さらに、2015年から本競走の出走可能頭数が拡大されたことにより、外国馬の出走枠も9頭に変更された。なお、2007年に日本がパートI 国に昇格したことにより、グレード表記がJpnII に変更されたが、2009年から国際格付けのGII に改められた。
年明け後に関東圏で最初に迎える芝のGII競走である【アメリカジョッキークラブカップ】。GII競争ながら、前年末の【有馬記念】優勝馬も出走したりと、レベルの高いレースが展開される。

【アメリカジョッキークラブカップ】のレースレコード!

【アメリカジョッキークラブカップ】のレースレコードは、2005年に【クラフトワーク】が記録した2:11.4である。【クラフトワーク】は2005年1月5日に行われたGIII【日刊スポ賞中山金杯】でも優勝しており、短いローテーションでの連勝となった。

【アメリカジョッキークラブカップ】のレース傾向

inyofu 単勝オッズ別の成績が特徴的
過去10年の優勝馬10頭は、すべて単勝オッズが10倍未満だった。ただし、「2.0~2.9倍」だった4頭がすべて4着以下に敗れているというのは気になるデータだ。そして、2着には10倍以上の馬が6頭入り、3着馬は10頭中9頭が「3.0~19.9倍」と、特徴的な分布になっている。
inyofu 臨戦過程にも特徴あり
このレースには毎年様々な臨戦過程の馬が参戦しているが、好成績となっているのは前走が「前年秋の芝2000m以上のGI・JpnI」だった馬。これに該当する馬で当レースを優勝したのは、すべて前走が「有馬記念」だった馬となっている。また、前走が「中山金杯・京都金杯」だった馬も好成績。それに対し、前走が「オープン特別」や「1600万下」だった馬の成績は、いまひとつだ。
inyofu 3走前の成績をチェック
アメリカジョッキークラブCでは、4年連続で「3走前にオープンクラスのレースで連対していた」馬が優勝している。条件クラスを勝ち上がったばかりの馬が注目されることも多いレースだが、近年の優勝馬の傾向を見る限り、既にオープンクラスで実績を残している馬を重視したいところだ。
【アメリカジョッキークラブカップ】のレース傾向では、【単勝オッズ10倍未満】【前走が有馬記念・中山金杯・京都金杯】【3走前にオープンクラスのレースで連対していた】競走馬が好走する傾向にある。しかし、単勝オッズ2.0~2.9倍だった4頭がすべて4着以下に敗れているというデータは頭に入れておくべきだろう。

第56回【アメリカジョッキークラブカップ】登録馬!

inyofu アメリカジョッキークラブカップ(AJCC) 2015 登録馬【フルゲート17頭】
ゴールドシップ
エアソミュール
ダークシャドウ
オーシャンブルー
フェイムゲーム
ミトラ
マイネルメダリスト
フラガラッハ
ディサイファ
セイクリッドバレー
ショウナンラグーン
クリールカイザー
マイネルフロスト
パッションダンス
マイネルディーン
ユニバーサルバンク
ラインブラッド

以下、除外対象馬
スーパームーン
マイネグレヴィル
エックスマーク
シゲルササグリ
コスモオオゾラ
アデイインザライフ

第56回【アメリカジョッキークラブカップ】予想オッズ!

inyofu 人気 馬名 予想オッズ
1 ゴールドシップ 1.7
2 フェイムゲーム 4.7
3 エアソミュール 5.7
4 クリールカイザー 10.6
5 ディサイファ 19.5

第56回【アメリカジョッキークラブカップ】有力馬は!?

【単勝オッズ10倍未満】【前走が有馬記念】【3走前にオープンクラスのレースで連対していた】ゴールドシップ
inyofu 前走の有馬記念は、国際G1・凱旋門賞(ロンシャン・芝2400m、14着)に出走したフランス遠征からの帰国初戦で、約3か月ぶりの実戦。GI・5勝の実績と、中山・芝コースではそれまでにすべてGI レースに出走して〔2・0・1・0〕という高い適性を評価され、堂々の1番人気に支持された。互角のスタートから道中は中団の後ろを追走し、2周目の3コーナーから進出を開始。中盤に1ハロン13秒台のレースラップが続く緩い流れの中、馬場の外を回って最後まで長くいい脚を使った。結果は3着だったが、内の経済コースを通った勝ち馬ジェンティルドンナとのタイム差は僅かに0秒1。地力の高さは十分に示した一戦と言える。前述の中山・芝コース適性に加え、2013年と2014年の宝塚記念を連覇している芝2200mの距離も絶好。別定重量でも背負い慣れた58キロで出走する今回、負けられない一戦と言えよう。
【単勝オッズ10倍未満】【3走前にオープンクラスのレースで連対していた】フェイムゲーム
inyofu 重賞3勝目を飾った前走のアルゼンチン共和国杯は、本格化を感じさせる圧巻の勝ちっぷりだった。スタートは互角に出たが、二の脚がつかずに道中は後方を追走。3~4コーナーで内を通って徐々にポジションを上げ、最後の直線で外に持ち出されると素晴らしい末脚を繰り出して突き抜けた。出走メンバー中最速の上がり3ハロン34秒0(推定)をマークし、2着馬のクリールカイザーに2馬身1/2という決定的な差をつけてのゴールイン。そのクリールカイザー(56キロ)より1キロ重い57キロのハンデを背負っていたことも考慮すると、一頭だけ別次元の走りだった感がある。昨年のアメリカジョッキークラブCは3着だったが、当時より力をつけ、完成度も上がっているのは明らか。今回、ゴールドシップという強力なライバルが参戦してくるが、本馬がどう立ち向かうか、期待は大きい。
【単勝オッズ10倍未満】【3走前にオープンクラスのレースで連対していた】エアソミュール
inyofu 好メンバーが集結した前々走の毎日王冠を優勝したうえでGII 連勝を狙った前走の金鯱賞は、コースレコードの1分58秒8をマークした勝ち馬のラストインパクトから0秒3差の3着。3つ目の重賞タイトル奪取はならなかった。スタートは互角に出たが、1コーナー手前で窮屈な位置に入ると馬がエキサイト。鞍上の武豊騎手が懸命になだめたものの、終始掛かり気味の追走になった。それでも最後の直線ではじわじわと末脚を伸ばしており、道中でスタミナを消耗しながらも3着に粘ったことを評価するべきだろう。今回の舞台となる中山・芝2200mは初参戦となるが、芝2200mの距離自体は2戦2勝と高い適性を示している。気性的にスイッチが入りやすい面があるだけに折り合いがポイントになるが、スムーズな競馬ができれば、勝機は十分にあるはずだ。

2015年1月25日(日)に中山競馬場で行われる芝2200メートルのGIIレース、第56回【アメリカジョッキークラブカップ】 
今回の注目馬はなんといってもGI5勝【ゴールドシップ】であろう。中山競馬場の適性も芝2200mの距離適性も十分。単勝オッズ2.0~2.9倍だった4頭がすべて4着以下に敗れているというデータもあるが、現状の予想オッズでは、1.7倍とそれには当てはまらない。どちらかというと、連対する馬を見つけ出すのに苦労しそうだ。その中でも注目は【エアソミュール】で、去年10月のGII【毎日王冠】では重賞2勝目をマーク。強豪相手にヒケを取らない走りを見せているうえに、2200mのレースでは2戦2勝と適性も高い。

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