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【エピファネイア】なぜ世界ニ位の評価を受けたのか!?

世界の主要レースを対象に、レースのレベルや勝ち方などを総合的に評価して決まるロンジンワールドベストレースホースランキング。2014年の年間発表では、【ジャスタウェイ】が1位、【エピファネイア】が2位と、史上初、日本馬によるワンツーフィニッシュを決めた。日本の競馬ファンにとっては嬉しい快挙だが、ちょっと待て!【ジャスタウェイ】の1位は解るが、【エピファネイア】が【ジェンティルドンナ】や【ゴールドシップ】を差し置いて2位!?
そこで今回は、【エピファネイア】の2014年の活躍を振り返るとともに、なぜ【エピファネイア】が世界2位になれたのか、その理由を検証してみたい。
馬キュレ

【菊花賞】制覇後、2014年第1戦!4月6日GII【産経大阪杯】

inyofu 阪神11Rの第58回産経大阪杯(GII、4歳上、芝2000m)は2番人気キズナ(武豊騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分00秒3。1馬身1/2差2着に6番人気トウカイパラダイス、さらにクビ差で3着に1番人気エピファネイアが入った。
inyofu 3着 エピファネイア(福永騎手) 「後ろにキズナがいて、メイショウマンボが動ける感じではなかったので、自分が動くしかありませんでした。いいタイミングで動いたと思いましたが、トウカイパラダイスも捉えられませんでした。4コーナーまでにグッと来てくれないのは休み明けの分でしょうか。秋2戦がスローペース、今回の速い流れに対応し切れない分もあったのかもしれません。でもこれで終わりではありません。悲観はしていません。これで変わると思います」
GI【菊花賞】を制した次走GII【産経大阪杯】では、1番人気に推されるもダービー馬【キズナ】に敗れ、3着に終わった。

海外GI初挑戦!4月27日GI【クイーンエリザベスカップ】

inyofu 27日(日)香港・シャティン競馬場ではクイーンエリザベス2世カップ(G1)が行われ、地元香港のダービー馬デザインズオンロームが2分01秒06のタイムで優勝した。クビ差2着は去年のこのレースの勝馬ミリタリーアタック、3着はドバイデューティフリー2着から臨んだ南アフリカのウェルキンゲトリクスだった。
inyofu このレースには日本から2頭が参戦。エピファネイア(牡4 栗東・角居勝彦厩舎)は4番手外めの追走から直線入り口で先頭に並びかけたが、そこから伸びを欠き、勝馬から4馬身4分の1差の4着。アンコイルド(牡5 栗東・矢作芳人厩舎)は3番手追走から4コーナーで後退し、10着に終わった。
inyofu エピファネイア 角居勝彦調教師のコメント
「出足はあまり良くなく、少しポジションを取りに行きましたが、その後の位置取りは悪くありませんでした。敗因ははっきりしませんが、この馬にとって良い経験になりました」
inyofu エピファネイア 福永祐一騎手のコメント
「積極的にやりたい競馬ができましたが、4コーナーを回って思ったより伸びませんでした。馬は頑張って走っていましたが、結果につながらなくて残念でした」
【エピファネイア】にとって初の海外挑戦となる【クイーンエリザベスカップ】は、2番人気に推されるも4着に終わった。ここまでの結果だけを見れば、世界2位の影すらない。

日本のスターホースと激突!11月2日GI【天皇賞(秋)】

約半年ぶりのレースとなるGI【天皇賞(秋)】。GI馬が6頭出走するなど、濃い面子との勝負になったが、4番人気の評価を得た。しかし、結果はいいところ無しの6着に終わった。

最強メンバー相手に大勝利!11月30日GI【ジャパンカップ】

inyofu 豪華メンバーが集った今年のジャパンカップ(GI)。3連覇を目指すジェンティルドンナ、「ロンジンワールドベストレースホースランキング」でトップのジャスタウェイ、天皇賞(秋)を勝ったばかりのスピルバーグ、昨年の3歳クラシックをにぎわしたエピファネイアといった古馬勢に対し、3歳にも皐月賞馬イスラボニータ、日本ダービー馬ワンアンドオンリー、桜花賞馬ハープスターと素質馬がそろい、海外からは昨年の愛ダービー馬トレーディングレザーやバーデン大賞を勝ったアイヴァンホウなどが参戦した。
inyofu GI ホースが実に12頭という顔ぶれ。このハイレベルなレースで、エピファネイアが2着を大きく突き放す快走を見せつける。
inyofu サトノシュレンの逃げを好位の内で追走したエピファネイアの鞍上、クリストフ・スミヨン騎手は「前の馬にぶつかりそうでハラハラした」と、道中の流れが決してエピファネイアに向いていたわけではなかったと振り返る。直線を向いても「ここまでずっと行きたがっていた。普通ならもたない」と感じながらのスパートだったという。
inyofu ところが、だ。残り400mのあたりで先頭に躍り出たエピファネイアは、そこからみるみる後続との差を広げていく。中団から外を伸びたジャスタウェイも追いつけない。その内ではジェンティルドンナとスピルバーグが懸命に追うも、この2頭は3着争いまで。馬群の中でしぶとく頑張ったアイヴァンホウも、大外から詰め寄ろうとしたハープスターやワンアンドオンリーも、遥か前方にエピファネイアの後姿を見るほかなかった。結局エピファネイアは、ジャスタウェイに4馬身もの差をつけて1着ゴールを果たす。
inyofu 昨年の菊花賞では、2~3番手で我慢し、不良馬場を乗り切り、5馬身差の完勝を収めているエピファネイア。このレースでも好位で耐え、前日の雨でややソフトになった芝をパワフルに蹴立てた。スタミナと底力が問われる状況でこそ能力をフルに発揮するタイプなのだろう。
inyofu 「かかり通しでも伸びた。自分が乗せてもらった日本馬の中では、いちばん強い」とスミヨン騎手。確かに、他の強豪たちが霞んでしまうほどの圧勝劇だった。
GIホース12頭を相手に4馬身差をつけて完勝した【エピファネイア】。その中には世界最強馬【ジャスタウェイ】や、日本の最強牝馬【ジェンティルドンナ】もいたことから、【エピファネイア】の評価がうなぎ上りとなった。

年末のグランプリに初挑戦!12月28日GI【有馬記念】

inyofu 有馬記念(28日、中山競馬場)で、ジャパンCを圧勝してライバルを迎え撃つ立場に変わったエピファネイア。“外枠不利”という中山2500メートルで試練の7枠13番から好発を決めると、そのままスピードに乗って逃げるヴィルシーナの2番手へ。1周目スタンド前の大観衆にも動じることなく、エピファネイア=川田はジャパンCを上回る我慢の利いた走り。1000メートル通過63秒0のスローペースにもきっちり対応してみせた。
手応え良く4コーナー手前で苦しくなったヴィルシーナをかわしてラストスパート。ジャパンCの再現とばかりに後続を引き離しにかかったが、直後から迫るジェンティルドンナと馬体を並べたのはほんの一瞬だけ。坂を上がったところで5着に力尽きた。
inyofu グランプリの大一番で新パートナーを結成した川田。中間はコンタクトを取り続け、エピファネイアと呼吸を合わせることに成功した。
「道中はよく我慢してくれた。ペースもこの馬にはピッタリだったが…」とまさかの敗戦に声を絞り出すのがやっと。
「4コーナーでしっかりと動けていたし、硬い馬場が影響したのか。今日は結果が出せずに申し訳ない」と肩を落とした。
inyofu 角居調教師は「中山2500メートルは特殊な条件なので自分の形で運べたのは良かった。道中は折り合いがついていた」と振り返った上で、「こういう硬い馬場だとディープ産駒に向いてしまう。(ジャパンCのような)力を要するコンディションなら違っていた」と馬場を敗因に挙げた。
今シーズンは海外遠征にGI制覇と着実に階段を駆け上がったエピファネイア。角居厩舎のエースに成長するべく新たな課題克服へ、来年は試練の1年となる。
前走【ジャパンカップ】での完勝が影響してか、並み居る強豪を抑え2番人気に支持されたが、結果は5着。しかし、世界最強馬【ジャスタウェイ】とはハナ差、勝ち馬の【ジェンティルドンナ】からもタイム差0,2秒差と、決して悲観するような内容ではなかった。

【エピファネイア】関係者のコメント!

イギリス・ロンドンのクラリッジスホテルで、「2014年ロンジンワールドベストレースホースセレモニー」が行われ、関係者がセレモニーに出席した。
inyofu キャロットファーム(エピファネイアの馬主)代表の高橋二次矢氏「こういった場でこのような素晴らしい賞をいただけることになり、本当に驚いています。3週前に初めて連絡があったときには『本当に?』という感じでした。キャロットファームにとって嬉しい出来事であり、会員の皆様が私以上に喜んでくださっていると思います」

なぜ【エピファネイア】が世界2位の評価を受けたのか?
【エピファネイア】は11月の【ジャパンカップ】を4馬身差で圧勝し、当初128ポンドの評価が発表されたが、内容を精査した結果、1ポンド上方修正し、129ポンドとなり世界2位の評価を受けることになった。年間通しての勝利はこの【ジャパンカップ】のみだが、そもそもロンジンワールドベストレースホースランキングは世界の主要レースを対象に、ポイントを持ってる相手に対してどんだけ強い競馬したか?の評価であって、絶対的な強さの世界番付ではない側面も持つ。
つまり、勝利したレースの数ではなく、評価対象レースでどのように勝ったかが重要視されることも多い。
その点で言えば、【ジャパンカップ】での【エピファネイア】は、130ポンドの【ジャスタウェイ】、120ポンドの【スピルバーグ】、118ポンドの【ジェンティルドンナ】を相手に完勝したのが、高評価の対象になったのである。
いずれにしても、日本の競馬ファンにとっては嬉しいニュースであり、【エピファネイア】の真の評価が問われるのは、これからであると言えよう。

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