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馬群こじあけ&貫禄の逃げ切り【2015年根岸S&シルクロードS】レース結果まとめ

春の大舞台に向け賞金を加算したいGIIIレース【根岸ステークス&シルクロードステークス】のレース結果を振り返ってみた。
馬キュレ

根岸Sを優勝したのはエアハリファ

inyofu 東京競馬場で開催された第11R・根岸S(GII、ダ1400m)は、中団待機でレースを進めた1番人気エアハリファ(牡6、栗東・角居)が、直線半ばで大混戦の先行集団をとらえると、後方から脚を伸ばすワイドバッハ、アドマイヤロイヤルらの追撃を振り切り初の重賞タイトルを獲得した。勝ちタイムは1分23秒4(重)で、鞍上は三浦騎手。1馬身差の2着は2番人気ワイドバッハ、2着に1/2馬身差の3着は15番人気の伏兵アドマイヤロイヤルが入っている。
好スタート後、周りの馬を先に行かせて中団待機。4コーナー10番手から脚を伸ばして、直線残り200mから馬群を抜け出し先頭へ。大外からワイドバッハが強襲したが、1馬身リードを保ったままゴール。オープン特別3勝のエアハリファが3度目の重賞挑戦で初制覇を果たし、フェブラリーS(GI)の切符をもぎ取った。

レース後コメント 三浦皇成騎手「今日は落とせない一戦でした」

inyofu 「前走の武蔵野Sでは1番人気で勝てなかったので、今日は落とせない一戦でした。勝ててホッとしています。跨ったときの雰囲気から、これまで乗った中でいちばんいいと感じました。あれこれ考えずに自信を持って、馬を信じて乗ろうと思っていました。速い馬場にどう対応してくれるかと思いましたが、着実に馬が成長していたので、安心して乗れました。すごく成長力のある馬で、毎回乗るのが楽しみなんです。東京のマイルはベストだと思いますし、フェブラリーSに向けてさらに成長してくれるでしょう」

角居調教師「ようやく、ここまでたどり着いた」

inyofu 見守った角居師は「ここまで強いとは。何であんなに(ポジションを)下げるの?と思ったけど…」と目を丸くした。6歳でつかんだ重賞初制覇。「ようやく、ここまでたどり着いた。オーナーが無理遣いせず成長を待ってくれた。安定して調教ができるようになってきたのが良かったんでしょう」と成長力を褒め称えた。

大外強襲するも2着 ワイドバッハ

inyofu 2着 ワイドバッハ(武豊騎手)
「1600mの方がいいですね。このクラスだし、忙しい印象です。追い出しての反応も鈍かったですし、流れも向きませんでした。しかし、馬は力をつけてきています」
後方2番手から直線で大外を回って脚を伸ばし、1馬身差の2着。勝ち馬には及ばなかったが、上がり3ハロンはメンバー最速の34秒7をマークし、得意の東京コースで力を示した。

8歳馬しぶとく伸びて3着 アドマイヤロイヤル

inyofu 8歳の古豪アドマイヤロイヤルが直線で勝ち馬と叩き合いを演じ、0秒3差の3着に好走。東京ダートで4勝を挙げているコース巧者が15番人気の低評価を覆し、意地を見せた。内田騎手は「いかにリズム良く走らせるかを考えて乗った。勝てるかなと思ったんだけど…」と悔しさをにじませていた。

初ダートは8着 ロゴタイプ

inyofu ダート初挑戦ながら3番人気に支持された皐月賞馬ロゴタイプは8着。好位追走から直線半ばで先頭に立とうかという見せ場を作ったが、最後にもうひと伸びを欠いた。「走り自体は悪くなかったが、瞬発力がいい馬なので、ダートではそれを生かせなかった。芝の方がより良さを生かせる」とCデムーロ騎手は淡々と語った。

アンカツ苦言

その他着順&一言

inyofu ▼4着ゴールスキー(ベリー)勢いをつけようとしたところでペースが緩んだのが痛かった。最後はいい脚を使ったが。

▼5着キョウワダッフィー(福永)上位争いには加わったが、直線でスペースがなかった。

▼6着レーザーバレット(横山典)いい形で競馬ができた。最後までしっかり走っている。

▼7着マルカフリート(田中勝)直線は勝てると思うくらいの手応え。いい脚を使っている。

▼9着キョウエイアシュラ(石橋)少し急仕上げと聞いていたが、内容は悪くない。

▼10着グレープブランデー(北村宏)スタートを決めてマイペースでハナへ。残り100メートルまでは粘れる手応えがあった。

▼11着ジョーメテオ(吉原寛)コーナーで詰まって使いたいところで脚を使えず。不完全燃焼。

▼12着ポアゾンブラック(太宰)自分の形に持ち込めなかった。

▼13着サトノタイガー(御神本)無理なく追走できたが、追いだしたら反応がなかった。

▼14着サトノプリンシパル(川須)4角で逆手前になったし、後ろにも早く来られてしまった。

▼15着キクノストーム(国分恭)外を走った方が気分良く走れる。最後も伸びなかった。

▼16着シルクフォーチュン(ブノワ)3角で掛かった分、伸び切れなかった。

シルクロードsを優勝したのはアンバルブライベン

inyofu 京都競馬場で開催された第11R・シルクロードS(GIII、芝1200m)は、ハナを切った2番人気アンバルブライベン(牝6、栗東・福島)が、直線に入っても後続の追撃を振り切って逃げ切り勝ちを収めた。勝ちタイムは1分7秒9(良)で、鞍上は田中健騎手。3/4馬身差の2着は3番人気サドンストーム、2着に半馬身差の3着は12番人気セイコーライコウが入っている。なお、1番人気の支持を集めたエイシンブルズアイは9着に敗れた。
好スタートから気合をつけ、押しながら先手を奪う。いったんは外から競りかけたニザエモンに先に行かれかけたが譲らない。最後まで身上の粘り腰を見せて後続の追撃を封じ、京阪杯に次いで重賞重賞2勝目を挙げた。

レース後コメント 

inyofu 1着 アンバルブライベン(田中健騎手)
「スタートして先手を取り切ったら、あとはしっかりおっつけました。2番手の馬にこられましたが、馬がよく我慢してくれました。とにかく後続は気にせず、ペースを守ることだけを考えました。一戦ごとに力をつけていますし、よくがんばってくれました」
inyofu 福島信晴調教師) 「今回は人気を背負いながら勝ってくれました。これは大きいですね。このあとはGIを目指したいと思います。中京は実績がありませんが、何とかがんばってもらいたいです」

またしても2着 サドンストーム

inyofu 2着 サドンストーム(国分優作騎手)
「馬もしっかり脚を使っています。本当に落ち着いて乗りやすい馬です。ただ、もう少し流れるかと思ったのですが......。勝ち馬に強いレースをされてしまいました」
道中は中段より後方で脚を溜め、見事な末脚でアンバルブライベンに迫ったが2着。この馬らしさが出たレースだったが、勝ち切れなかった。サドンストームは昨年11月の京阪杯に続いて、またもアンバルブライベンの2着。

鞍上の好騎乗で3着 セイコーライコウ

inyofu 内から伸びた関東馬セイコーライコウが3着争いを制した。初コンビの藤岡康がスタートして最後方まで下げインにこだわる好騎乗。鞍上は「この枠(15番)だったし思い切って下げた。もう少し流れてほしかったけど前が空いたら、よく脚を使ってくれたね。力のあるところを見せてくれた」とパートナーを称えた。

1番人気もスピード乗らず9着 エイシンブルズアイ

inyofu 1番人気エイシンブルズアイは9着に敗れた。前走・淀短距離Sで負かしたアンバルブライベンが逃げ切りV。 秋山は神妙な表情で「すみません」が第一声。中団から流れ込んだだけの内容に「スピードに乗れなかった。ガツンとくるところもなかった。斤量(ハンデ56キロ)を背負うと良くないのか…。イメージ通りに乗れませんでした」

その他着順&一言

inyofu ▼4着ベステゲシェンク(川田)流れは良くなかったですが、直線はあそこまで詰め寄れました。

▼5着バクシンテイオー(シュタルケ)内でタメてほしいとの指示。いい感じで運べたし、一瞬勝ったかと。

▼6着ブルーストーン(川島)もう少しスムーズだったら…。芝は問題ないです。

▼7着ヘニーハウンド(浜中)この枠だったし位置を取りにいった。勝ちに行った分、しまいは甘くなった。

▼8着スギノエンデバー(幸)思ったより後ろの位置取りに。最後は伸びているけど。

▼10着ルナフォンターナ(岩田)一瞬グッと来たが、最後は脚が上がってしまった。

▼11着マジンプロスパー(北村友)集中して走れていない気がした。

▼12着ベルカント(藤岡佑)もっと行くつもりだったけど、きょうは前向きさがなかった。

▼13着カオスモス(池添)3角すぎで、ようやく馬の後ろに入れられたが…。外枠はきつかった。

▼14着ホウライアキコ(和田)ここ2走よりは最後まで頑張っていた。

▼15着メイショウツガル(古川)外枠はつらい。どうしようもなかった…。

▼16着ワキノブレイブ(四位)終始ゴチャついて…。馬に申し訳なかった。

▼17着ニザエモン(松山)同型が強くて、厳しかった。

エアハリファは目標としていたチャンピオンズCに出走できず、レースを使わずに放牧という無念さを味わった昨年末から約2か月。6歳にして初めての重賞タイトルをゲット。パワーアップした状態で22日のGIフェブラリーSへ駒を進める。対してアンバルブライベンの次走予定は高松宮記念。京都では無類の強さを誇るが、中京成績が3戦して17、15、12着という散々な成績は、そのまま同馬の適性を示すものなのか、それとも本格化前のものと割り切るべきなのか。でも作戦はひとつ。とにかく逃げるだけだ。この2頭の本番に期待したい。

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