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大物狩り&新星誕生か!?【2015年京都記念&共同通信杯】レース結果まとめ

2月15日に行われた東西の重賞【第108回京都記念】&【第49回共同通信杯】のレース結果をまとめてみた。
馬キュレ

京都記念はラブリーデイが優勝

inyofu 京都競馬場で開催された第11R・京都記念(GII・芝2200m)は、道中2番手を追走していた3番人気ラブリーデイ(牡5、栗東・池江)が、逃げていたスズカデヴィアスをゴール前とらえ勝利した。勝ちタイムは2分11秒5(良)で、鞍上は戸崎騎手。ハナ差の2着は4番人気スズカデヴィアス、2着にクビ差の3着は後方から追い上げた2番人気キズナが入っている。なお、1番人気に支持されたハープスターは5着に敗れた。
inyofu ▽【ラブリーデイ】
父キングカメハメハ
母ポップコーンジャズ
母父ダンスインザダーク
通算19戦5勝(うち重賞2勝)
ラブリーデイは、スタート直後は2番手を追走。最後の直線では、もがく2強に悲鳴とどよめきが起こる中で、逃げ込みを図るスズカデヴィアスとの激しいたたき合いを鼻差で制し、外から脚を伸ばしたキズナの追撃も封じ込めた。これで中山金杯に続く重賞連勝となった。

レース後の関係者コメント

inyofu 1着 ラブリーデイ(戸崎圭太騎手)
「この馬にとって理想の展開でした。スタートはよく出てくれましたし、リズムに乗って運べました。併せて、最後までしっかりがんばってくれました。この先が楽しみです」

池江調教師「数字に見えない部分で成長している」

inyofu 池江師は「ペース次第で逃げても…と思っていたが、淡々と流れたからね。ラチ沿いの馬場が硬い部分を走れたのも良かった」と展開の利を認めた上で、愛馬の想像以上の成長に目を細めた。「胸が深くなったし、数字に見えない部分で成長している。ドバイに登録していないし、1つ挟んで天皇賞・春(5月3日、京都)に向かうことになるでしょう。以前は力むところがあって距離が持たなかったけど、今なら持ちそうだね」

鼻差2着の大健闘 スズカデヴィアス

inyofu ハナを切ったスズカデヴィアスは道中、飛ばし過ぎず引き付け過ぎず前半1000メートルを61秒2で通過。最後の最後でラブリーデイにかわされ、鼻差2着に敗れたが見せ場をたっぷりつくった。藤岡佑は「(前に)行こうと決めていました。負けたのは悔しいけど先が楽しみになるような内容でした」と前を向く。橋田師は「体が増えていたのは成長分惜しかった」と力走を評価。

長期休養明けからの復帰戦は3着 キズナ

inyofu 3着 キズナ(武豊騎手)
「残念です。この馬のレースはできました。差し切れるかと思いましたが、最後は伸びが鈍りました。骨折明けと考えれば、よく走っているとも言えます」
inyofu 佐々木晶三調教師)
「行った行ったの展開でしたし、最後は息切れしてしまいました。あれだけの骨折をして、本当によく復帰してくれました。今まででいちばん走り方がよかったですし、無事なら大阪杯に向かう予定です」
キズナは後方2番手追走から、直線入り口で大外へ。22kg増ながらメンバー最速となる上がり3F33秒3の末脚を繰り出したが、ハナ、クビ差の3着に敗戦も長期休養明けからの復帰戦で存在感を示した。

直線伸びきれず5着 ハープスター

inyofu 道中は馬群のなかで、いつもより前めの中団やや後方を追走。3コーナーで4番手まで進出する積極策に出たが、直線では内にササり、本来の末脚を発揮しないまま流れ込んだ。「今までで一番いい位置をスムーズに取れました。ただ終始、内にササるところを見せて、これは初めてのこと。こういう(積極的な)競馬をしたのが初めてだったので、そういう面を見せたのかという印象です」と川田騎手は肩を落とす。

その他着順&コメント

inyofu ▼4着レッドデイヴィス(シュタルケ)完璧なレースができた。気性的に馬混みに入れると良くないようなので、それを考えてレースをさせた。

▼6着トウシンモンステラ(岩田)4コーナーでモタついてエンジンが掛かるのが遅かったけど、最後は盛り返してくれた。

▼7着ハギノハイブリッド(秋山)この相手で後ろにいても駄目だと思って前へ。4コーナーで手応えがなくなってしまった。 

▼8着マイネルディーン(和田)一番悪い展開。あのメンバーで外を回らされるとつらい。でもいずれ重賞でもやれる馬。

▼9着ヒラボクディープ(国分優)もう1列前で競馬がしたかった。このメンバーではきつかったか。

▼10着アクションスター(池添)ゲートでガタガタうるさかった。きょうはゲートが全てです。

▼11着ノーステア(四位)勝負どころで付いていければ良かったが。ブランク明けだったからね。

共同通信杯はリアルスティールが優勝

inyofu 東京競馬場で開催された第11R・共同通信杯(GIII、芝1800m)は、道中好位を追走していた3番人気リアルスティール(牡3、栗東・矢作)が直線での激しい追い比べを制し、勝利した。勝ちタイムは1分47秒1(良)で、鞍上は福永騎手。半馬身差の2着は中団から伸び、いったん先頭に立つシーンもあった1番人気ドゥラメンテ、2着に1馬身1/4差の3着は好位追走から直線ラチ沿いで渋太く粘った4番人気アンビシャスが入った。
inyofu ▽【リアルスティール】
父ディープインパクト
母ラヴズオンリーミー
母父Storm Cat
通算2戦2勝 重賞は初制覇
スタート直後は外に逃げる若さを見せたが、道中は1戦馬とは思えないくらい、終始落ち着き払っていた。直線残り150mで内からきれいに抜け出す。抜け出すとドゥラメンテとの追い比べ、並外れた勝負根性を発揮して内から半馬身振り切ったところがゴールだった。

レース後コメント 福永騎手「能力の高さを再確認した」

inyofu 「どれくらいやれるかと思って臨んだ一戦。強いメンバーがいる中、きっちりと勝ってくれて能力の高さを再確認しました。レースはスタートして外へ逃げて、他馬に迷惑をかけましたが、向正面では落ち着いて走っていました。ペースも速くないと思っていたし、思った通りの位置をとって、4コーナーまではイメージ通りでした。今日は相手も強いし、スペースを探しながらジリジリと伸びてくれました。体に芯が入ってきた感じですが、まだ走りに柔軟さが足りない気がします。ただ、賞金を加算できたことは大きいですし、これから馬の成長をうながしながらレースに使えると思います」

矢作調教師「ポテンシャルが違う」

inyofu  矢作師も「計り知れない能力を持っていると感じてはいたが、走るまでは不安もあった」と、まずは安どの表情。「まだまだ完全ではないが、追い切るたびに整って、自信が出てきた。輸送してもカイバ食いが落ちないのもいいね」と続けた。1歳上の全兄ラングレーはクラシックに参戦できなかったが、昨秋から連勝でオープン入り。「この血統は本来は奥手。それでも、この時期にこれだけ走れるんだから。ポテンシャルが違うんでしょう」と絶賛した。

折り合い欠くも2着 ドゥラメンテ

inyofu 「スタートを上手に出たぶん、他の馬との兼ね合いで頭を上げる形になりました。折り合いをつけようという気持ちが強くなって…。あそこで落ち着いていれば、結果は違っていたかも」と石橋騎手は肩を落とす。
スタートを決めて好位に付けたが、中1週の強も影響したのか、外のアンビシャスに寄られてエキサイト。鞍上の石橋騎手が手綱を引っ張ると頭を2度3度と上げ、ポジションを3番手から7番手まで下げた。直線は外から脚を伸ばしていったんは先頭に立ったが、勝ち馬に内をすくわれる形で半馬身差の2着に敗れた。

3連勝ならず3着 アンビシャス

inyofu 4番人気のアンビシャスが、好位で流れに乗って3着。「好スタートを切り、いい位置につけることができましたが、抜け出してソラを使う面もありましたし、上位2頭も強かった」と、C・デムーロ騎手はレースを振り返った。無傷の3連勝はならなかったが、現状の力は出し切った。距離延長と輸送に対応しているだけに、まだまだ今後よくなってきそうだ。

初の連対外して5着 アヴニールマルシェ

inyofu 2番人気アヴニールマルシェは、後方から3番手の位置取り。直線はドゥラメンテのすぐ後ろから北村宏騎手の左ムチに応えて末脚を伸ばしてきたが、5着までが精いっぱいだった。「スタートは普通に出たが、その後で(他馬に)寄られてダッシュがつかなかった。本当はもう少し前でレースを運びたかった」と北村宏騎手は悔しさをにじませていた。

その他着順&コメント

inyofu ▼4着ミュゼエイリアン(ベリー)瞬発力比べで負けてしまったが、凄くいい馬。まだ伸びる余地があり、今後が楽しみだ。

▼6着ソールインパクト(内田)ゲートがうまくいかず、後手後手に回った。

▼7着ティルナノーグ(田辺)ゲートの中で落ち着かなかった。まだ緩さもあり、成長途上だと思う。

▼8着コスモナインボール(柴田大)少し硬さがあり、いい頃に比べるとひと息。ただ、左回りはいい。

▼9着ショウボート(浜中)ゲート入りからごねていた。初めての輸送で精神的にイライラしたのかも。

▼10着マイネルサクセサー(柴山)きょうは久々の分、追走に苦労していた。

▼11着シゲルケンカヤマ(石川)切れ味勝負では…と思ってハナに行ってみた。いろいろ試している段階。

▼12着ダノンメジャー(橋口師)手前を替えた時にガクンときて、無理をしなかったようだ。上がりは大丈夫だったが、様子を見る。

後に海外GI制覇の挑戦に思いを馳せるキズナとハープスターは、仕上がり途中で言い訳はつくが、レースの結果を見てまだまだ課題が多いと感じた。中山金杯、京都記念とレコード決着で勝ち抜いたラブリーデイの本格化には驚いた。過去10年で1戦1勝馬が馬券に絡んだことがなくデータを覆したリアルスティール。共に春の舞台の主役候補に躍り出た2頭の素質は本物だ。

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