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デビュー3連勝&1年ぶりの勝利【2015年フィリーズR&中山牝馬S】レース結果まとめ

2015年3月15日(日)に行われた東西の重賞【第49回フィリーズレビュー&第33回中山牝馬ステークス】のレース結果や関係者コメント等を振り返ってみた。
馬キュレ

フィリーズレビュー優勝はクイーンズリング

inyofu 阪神競馬場で開催された第11R・フィリーズR(GII、芝1800m)は、後方に待機した1番人気クイーンズリング(牝3、栗東・吉村)が、最終コーナーで外から進出をはじめると、ゴール直前で内から伸びてきたペルフィカ、先に抜け出していたムーンエクスプレスをとらえ、デビューから無傷の3連勝でフィリーズレビューを制した。勝ちタイムは1分22秒5(良)で、鞍上はM.デムーロ騎手。3/4馬身差の2着は7番人気ペルフィカ、2着に1/2馬身差の3着は2番人気ムーンエクスプレスが入っている。
inyofu ▽【クイーンズリング】
父マンハッタンカフェ
母アクアリング
母父アナバー
通算3戦3勝 重賞初勝利
スタートはひと息だったが、道中は焦らず14番手を追走。4コーナー手前から初コンビを組んだミルコ・デムーロが右ムチを入れて外へ持ち出した。懸命に追い出すと、残り200mからエンジンがかかり、メンバーでただ1頭、34秒9の末脚で差しきった。マイナス20キロと大きく体を減らしていた同馬だったが、最後は流す余裕を見せ無傷の3連勝を飾った。

レース後コメントMデムーロ「桜花賞を勝つのは僕の夢」

inyofu 「桜花賞を考えて、今日は中団からの競馬をしました。直線、ズブいところもありましたが、すごくよく走ってくれました。今日はテンションが高く、うるさかったのですが、乗りやすくて賢い馬です。桜花賞を勝つのは僕の夢。ぜひ勝ちたいです」

吉村調教師「思ったより減っていた」

inyofu 2012年に開業した吉村調教師はうれしい重賞初勝利に「無敗がかかっていたし、1番人気だったのでホッとしました。喜びは後でジワジワくると思う」とコメントする。ただ喜びの裏で気にしていたのは馬体重だった。この日は3戦目にして初の当日輸送が影響したのか、前走比20キロ減の444キロ。「思ったより減っていた。中間もカイバを食べていたので驚きました…。そのあたりが課題でしょう」と慎重に続けた。

本番に向けて収穫の2着 ペルフィカ

inyofu 2着 ペルフィカ(菱田裕二騎手)
「テンションも上がらず、スタッフがうまく仕上げてくれました。内回りの外枠は厳しいですから、本番では展開の利があると思います」
13番枠をモノともせず巧みに中団の内ラチに導くと、直線もインにこだわる騎乗をした菱田騎手。いったんは先頭に立ったが、最後は勝ち馬の決め手に屈した。しかし、2着と好走し桜花賞の優先出走権を獲得した。

崩れることなく3着 ムーンエクスプレス

inyofu 3カ月ぶりでも阪神JF4着の地力は見せた。2番人気のムーンエクスプレスは3着。道中は2番手の好位をキープ。上位2頭にはかわされたが、崩れることなく踏ん張った。松山騎手は「出たなりでいいポジションが取れた。ペースは厳しくなく、道中は楽だった。1着馬とはちょっとの差だっただけに悔しい」とくちびるをかんだ後、「使ってよくなると思う。前回がそうだった」と語った。

その他出走馬コメント

inyofu ◆酒井騎手(スマートプラネット4着) 「ハミをかむことなく折り合いはついたし、直線も反応がよく一瞬、勝てるかと思ったが、最後は上位3頭に及ばなかった」

◆シュタルケ騎手(ラッフォルツァート5着) 「思った通りのポジションを進めた。直線で前があいて、これからと思ったが伸びなかった。(緩い)馬場が響いたようだ」

◆四位騎手(ノーブルヴィーナス6着) 「直線まで辛抱して追った。よく走っている」

◆武豊騎手(レオパルディナ7着) 「前がつかえてしまった。あいてからは伸びてくれたが。(1)番枠がよくなかった」

◆武幸騎手(スマートグレイス8着) 「出遅れは想定内。ノメっていたが、馬群でも平気だった。キャリアを積めば走りますよ」

◆和田騎手(グレイスフルワード9着) 「イレ込んだが、レースでは4コーナーまではよかった。追い出してから脚をとられた」

◆国分優騎手(エフェクト11着) 「折り合い面で成長したが、ベストは1200メートルみたい」

◆福永騎手(ダノングラシアス12着) 「馬群を嫌がり頭を上げていた。外を回せばよかったかもしれない」

◆藤田騎手(クールホタルビ13着) 「出たなりの競馬をした。気を抜かないで走る馬だ」

◆鮫島良騎手(ラホーヤビーチ14着) 「1200メートルがベストみたい。直線でバタッときた」

◆北村友騎手(オーミアリス15着) 「ゲート内でうるさく、後方からの競馬になってしまった。追ってからも案外だった」

◆岩田騎手(コートシャルマン16着) 「流れに乗りすぎたようで、直線はさっぱり」

◆小林騎手(ラクアミ18着) 「おとなしくて乗りやすく、位置取りも悪くなかったが」

中山牝馬ステークスはバウンスシャッセが優勝

inyofu 中山競馬場で開催された第11R・中山牝馬S(GIII、芝1800m)は、後方を追走していた3番人気バウンスシャッセ(牝4、美浦・藤沢和)が、直線先に抜け出していたアイスフォーリスをゴール前差し切って勝利した。勝ちタイムは1分47秒5(良)で、鞍上は田辺騎手。クビ差の2着は4番人気アイスフォーリス、2着に1馬身差の3着は5番人気パワースポットが入っている。なお、1番人気に推されたシャトーブランシュは5着に敗れた。
inyofu ▽【バウンスシャッセ】
父ゼンノロブロイ
母リッチダンサー
母父Halling
通算12戦4勝(うち重賞2勝)
まずまずのスタートで、流れが速くなると感じた田辺騎手は無理に競り合うことなく後方4番手に控えた。そのとおりにレースの前半1000mは59秒2のハイペース。3コーナー過ぎから大外を回って馬なりで進出すると最後はオークス3着馬2頭の一騎打ち。有終のラストランへ執念を燃やし内で粘るアイスフォーリスを首差でねじ伏せた。

レース後コメント田辺騎手「抜群の手応えで直線を迎えられた」

inyofu 「抜群の手応えで直線を迎えられました。ペースが速いと乗っていて感じましたが、調教で感じをつかんでいましたし、力のある馬なら来られると思っていました。牝馬らしからぬ、どっしりと構えたタイプ。GIを視野に入れられる馬ですし、楽しみです」

藤沢和調教師「2着かなと思った」

inyofu 愛馬の1年ぶりの美酒に藤沢和調教師も「最近は掛かり癖が出てきたけど、(速い)流れもこの馬には良かった。2着かなと思ったけど、ゴール前でギュッときた。強かったよ」とご満悦だ。これまでの好位差しのイメージを一新する走りには「この競馬ならマイルでも差すかもよ」とヴィクトリアマイルへ大きな収穫を得た様子。

ラストラン無念の2着 アイスフォーリス

inyofu 2着 アイスフォーリス(三浦皇成騎手)
「勝ったと思いましたが......。反応がありましたし、絶好のスペースが開きました。本当に惜しかったです」
ラストランのアイスフォーリスは中団よりやや後ろのインで脚をため、馬群の切れ目から抜け出して直線半ばで先頭に立ったが、勝ち馬の末脚に屈して有終Vはならなかった。それでも2012年オークスでジェンティルドンナの3着に奮闘した実力を最後にファンに見せつけた。

末脚最速も3着 パワースポット

inyofu パワースポットはいつもどおり後方待機から末脚にかけて3着。4コーナー最後方から馬群の一番外を回り、メンバー最速の上がり3ハロン34秒6を計時したが0秒2差、届かなかった。 大野騎手は「うまく折り合えたし、スムーズな競馬ができました。外が伸びる馬場だったから外を回ったけど、3~4コーナーで外に振られたのが痛かった。それでも馬は良くなっています」と好走をたたえた。

その他出走馬コメント

inyofu ◆武士沢騎手(ケイティバローズ4着) 「最後は伸びあぐねたが頑張っている」

◆柴田善騎手(グレイスフラワー6着) 「最後はしっかりと伸びていたし、休み明けとしてはいい競馬ができた」

◆石橋騎手(エバーブロッサム7着) 「だいぶいい頃の活気が戻って、よくなってきた」

◆丸田騎手(オメガハートロック8着) 「中団でゆったりといい感じで走れた。差のない競馬だし、復調気配を感じる」

◆柴田大騎手(マイネグレヴィル9着) 「自分の競馬はできたが、本当は雨が降って馬場が渋ってほしかった」

◆藤岡佑騎手(ブランネージュ10着) 「気性が前向きなので、速い流れにそのまま乗ってしまった。そのぶん、最後は余力がなかった」

◆石川騎手(ミナレット11着) 「直線の坂上まで頑張っていたが、展開が厳しかった」

◆伊藤騎手(ウイングドウィール12着) 「ペースが速くて、脚がたまらなかった」

◆藤懸騎手(フレイムコード13着) 「結果的にもう1列後ろで競馬したかった」

桜花賞最後の切符を手に入れたクイーンズリングは前走からマイナス20kgにもかかわらず差し切ったのは見事としか言いようがない。逆に反動が出る恐れもあるので本番はこれ以上の馬体減は避けたいところだ。昨年の3月のフラワーカップ以来、約1年振りにして重賞2勝目を飾ったバウンスシャッセの次走はヴィクトリアマイル直行か、福島牝馬ステークスを挟む予定。余談だが、ラストランを2着で飾ったアイスフォーリスのレースぶりに感動した。是非繁殖牝馬にあがっても子供の活躍に期待したい。

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