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「アルビアーノ」ボリュームのある体!マイルに不安要素なし!【2015年マイルチャンピオンシップ】

アメリカ生まれの快速牝馬アルビアーノがマイルCSに駒を進めた。スピードを生かした先行でデビューから3連勝を飾った彼女であったが、前走のスワンSでは控える競馬で快勝。新たな一面を見せ、大舞台での好走を期待させる一戦となった。勢いそのままにGⅠ制覇を狙う。そんなアルビアーノについてまとめてみた。
馬キュレ

【血統】繁殖牝馬としても期待の超良血!

アルビアーノはザフロリダセール(アメリカ)で吉田勝己氏によって40万ドル(約4000万円)の高額で落札された。Courtly Deeの牝系は非常に優秀で、直仔のトワイニング、アルビアーノの母Anticsの半兄Archなど活躍馬を挙げるときりがない。世界的良血を受け継ぐ彼女には繁殖牝馬としての期待も高くなっている。
inyofu 昨年3月、米フロリダ州で行われたファシグティプトンのザフロリダセールで購買されました。名義は吉田勝己さんです。40万ドルと高額だったのはその良血ゆえでしょう。同セールで吉田勝己氏が購買した馬はよく走っており、過去にアジアエクスプレス、ゴールデンバローズが重賞を勝っています。母 Antics は不出走ながら名種牡馬 Arch、Acoma(スピンスターS-米G1)、Festival of Light(ゴドルフィンマイル-首G3)を兄弟に持っています。
inyofu 2代母 Aurora はヤマニンパラダイス(阪神3歳牝馬S-G1)の全妹で、名種牡馬 Green Desert と4分の3同血、ジェンティルドンナの母の父 Bertolini と同血(父が同じで母同士が全姉妹)です。Courtly Dee にさかのぼる牝系は活躍馬を挙げていくときりがありません。
inyofu 父 Harlans Holiday は現役時代、ドンH(米G1・ダ9f)などG1を3勝し、種牡馬としても成功。Shanghai Bobby(ブリーダーズCジュヴェナイル-米G1)、Into Mischief(キャッシュコールフューチュリティ-米G1)など多くの活躍馬を誕生させています。今年の米サイアーランキングは現時点で13位。残念ながら一昨年死亡しています。
inyofu 日本では昨年の関東オークス(Jpn2)を7馬身差で圧勝したエスメラルディーナが代表産駒です。アルビアーノとエスメラルディーナはいずれも母の父が Unbridled 系、という共通点があります。Harlans Holiday は「Harlan×Affirmed」という血統なので、案外芝適性があり、アルビアーノもまったく問題なく走っています。
inyofu 気の早い話ですが繁殖牝馬として高確率で成功するはずです。たとえばディープインパクトとの配合は申し分なく、走らないわけがないという完成度です。

【フラワーC】重賞でも即通用! 無傷の3連勝でNHKマイルカップへ! 

2連勝時の内容を評価されてか初重賞挑戦ながら1番人気に支持された。レースでは、1枠1番の枠順を利していつものように先手を奪う。初の1800m戦だったが、ゴールまで勢いは止まらず2着に1馬身半差つけ優勝。この後は桜花賞には向かわず、NHKマイルカップへ向かうことが決まった。
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inyofu 絶好の(1)番枠を生かし、抜群のスタートから問答無用の主導権。道中マイペースで運ぶと、直線を向いてもスピードは衰えない。坂下で後続を一気に引き離し、そのまま1分49秒4のタイムで逃げ切った。柴山雄一騎手は「自分のリズムを崩さないように、それだけを気をつけて乗っていました。距離がどうかと思ったけど、中山の小回りだし、良く仕上げてもらっていたので自信を持って乗っていました。本当に頭の下がる馬ですね。これから楽しみです」と満面の笑みで相棒をたたえた。

【NHKマイルC】自慢のスピードを生かすも惜しい2着・・・

レンイングランドにハナを譲る形で2番手からレースを進める。直線の入り口で先頭に立ち押し切りを図ったが、残り100mでクラリティスカイにかわされ惜しくも2着。それでも、自慢のスピードが世代トップクラスであることを証明した。
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inyofu 2着 アルビアーノ(柴山雄一騎手) 「逃げるつもりでした。初めて控える形になったのですが、牧場や厩舎のトレーニングのおかげでしっかり走ってくれました。最後は『なんとかしのいでくれ』と思ったのですが......。でも、このパターンでレースができたのは収穫です。勝たせてあげたかったです」

【スワンS】控える競馬で快勝!新たな一面を見せる!

これまでスピードを生かした先行を武器としていたアルビアーノだが、このレースでは中団待機策をとった。馬込みをものともせず、直線に入ると末脚が炸裂。1馬身4分の1差をつけ快勝した。
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inyofu 1着 アルビアーノ(柴山騎手) 「リズムを重視して運んだ結果で、自然に中団からになったのですが、すごくいい手応えでどこからでも動けそうでしたし、馬込みの中でも平気でした。いい脚を使ってくれましたし、抜けてからもフワフワしているくらいでした。一戦ごとに成長していますし、次のマイルCSでも楽しみです」
inyofu 木村調教師:普段の調教から馬の前ではなく、馬の後ろにいたほうがリラックスして走れることは分かっていた。だからジョッキー(柴山)とも話し合って今回は控える競馬をしよう、と。いい仕上がりで臨めたし実際、イメージ通りの立ち回り。文句ない内容でしたね。

【マイルCS】ストームキャット系は過去2勝!

アルビアーノの父Harlan's Holidayはストームキャット系の種牡馬。北アメリカでの活躍が目立つ父系であるが、マイルCSとの相性は良い。2010年にForest Wildcat産駒のエーシンフォワード、2011年にはGiant's Causeway産駒のエイシンアポロンがそれぞれ人気薄でこのレースを制している。
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3歳牝馬のマイルCS挑戦は過去10年でもラインクラフトの3着が最高だが、京都で古馬相手に圧巻の走りをしているので、例年より期待ができる。大舞台を前に新たな引き出しを見せ、充実の秋を迎えたアルビアーノ。3歳牝馬では初のマイルCS制覇を狙う。




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