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3連覇&3連勝で春の舞台へ【2015年阪神大賞典&スプリングS】レース結果まとめ

2015年3月22日(日)に行われた東西の重賞【阪神大賞典&スプリングステークス】のレース結果や関係者コメント等を振り返ってみた。
馬キュレ

阪神大賞典はゴールドシップが優勝

inyofu 阪神競馬場で開催された第11R・阪神大賞典(GII、芝3000m)は、断然の1番人気ゴールドシップ(牡6、栗東・須貝)が手応え十分に直線を迎えて先頭に立つと、迫る後続を振り切って勝利した。勝ちタイムは3分5秒9(良)で、鞍上は岩田騎手。1馬身1/4差の2着は7番人気デニムアンドルビー、2着に3馬身差の3着は2番人気ラストインパクトが入っている。
inyofu ▽【ゴールドシップ】
父ステイゴールド
母ポイントフラッグ
母父メジロマックイーン
通算24戦12勝(うち重賞10勝)
ゲートを五分でスタート。道中はいつもの後方ではなく中団から。2周目の向こう正面でペースが緩み、3コーナーでポジションを押し上げて動きだすと、4コーナーで早くも先頭へ。直線は内ラチ沿いを走り、そのまま1馬身1/4差で押し切って史上初阪神大賞典3連覇を成し遂げた。

レース後関係者コメント 岩田騎手「まだ本気で走っていないかも」

inyofu 「本当に強かったです。この馬のリズムもありますし、のびのびと走らせてあげようと思っていました。前走よりも前に行けましたし、馬場は緩かったですが、パワーがあるので最後までがんばってくれました。ヨーイドンの競馬ではなく、馬をその気にさせられたのがよかったです。直線ではアタマが上がったかと思いましたが、もうひと伸びしてくれました。すごい馬だと思います。3000mを走っても息がすぐ入っていたということなので、まだ本気で走っていないかもしれません。これからも強いゴールドシップを見せられたらと思います」

須貝調教師「声が枯れた」

inyofu 須貝調教師は「ヒヤヒヤして、声がかれた。(岩田騎手には)馬を怒らせて(走らせて)くれと。ファンの声援が届いた」とホッとした表情を浮かべた。今後については、「馬の様子をみてから。水曜日(25日)に吉澤ステーブルへ放牧に出します」と語るにとどめた。

直線強襲も2着 デニムアンドルビー

inyofu 2着 デニムアンドルビー(浜中俊騎手)
「折り合いのつく馬ですから、じっくりと進めました。勝ち馬の後ろでいい形でしたし、直線もよく伸びていますが、相手はしぶとかったです」
前半は後方から4番手で、目前のゴールドシップを徹底マーク。そして、直線は先に抜けたゴールドに鋭く襲いかかり、見せ場をつくっての2着。有馬記念以来だったが、地力と長丁場への適性を証明した。

直線伸びず3着 ラストインパクト

inyofu 2番人気に推されたラストインパクトは、後方2番手からじっくりと運んだ。2周目3コーナーあたりから馬なりで進出したものの、直線では1、2着馬に突き放されて3着。「道中の折り合いは最高についていましたし、すごくいいリズムで運べました。ただ、直線は並ぶ間もなく突き放されて…。上位は強かったですね」と、鞍上の菱田騎手はガックリと肩を落とした。

その他出走馬コメント

inyofu ◆M・デムーロ騎手(カレンミロティック4着) 「4角で前が壁になったのが痛かった。外に出しておけばよかった」

◆酒井騎手(フーラブライド5着) 「前に壁をつくりたかったが、外枠でつくれず。それでもよく走ってくれた。距離も大丈夫」

◆シュタルケ騎手(ラブリーデイ6着) 「折り合いもついて、パーフェクトに乗れた。2周目4コーナーで急にアクションが小さくなってズルズル後退した。敗因は距離としか考えられない」

◆秋山騎手(スノードン7着) 「初めて乗ったが、クセもなく、精いっぱい走ってくれた。長距離は合う」

◆藤岡佑騎手(スズカデヴィアス8着) 「折り合いがつき、上手に走れたが、序盤が速くなったぶん、末が甘くなった」

◆武豊騎手(メイショウカドマツ9着) 「楽に逃げられると思ったが、スズカに競られるとは予想外だった」

◆和田騎手(サイモントルナーレ10着) 「このペースについていけず、後方から後方のままだった」

スプリングステークスはキタサンブラックが優勝

inyofu 中山競馬場で開催された第11R・スプリングS(GII、芝1800m)は、2番手追走でレースを進めた5番人気キタサンブラック(牡3、栗東・清水久)が、直線で早めに抜け出すと、外から伸びたリアルスティールの追撃を振り切り、無傷の3連勝で重賞初勝利を挙げた。勝ちタイムは1分49秒1(良)で、鞍上は北村宏騎手。クビ差の2着は1番人気リアルスティール、2着に3/4馬身差の3着は2番人気ダノンプラチナが入っている。
inyofu ▽【キタサンブラック】
父ブラックタイド
母シュガーハート
母父サクラバクシンオー
通算3戦3勝 重賞は初勝利
歌手の北島三郎が所有するキタサンブラックは好スタートを決め、1コーナーで先手を主張したタケデンタイガーにハナを譲ると、難なく2番手を確保。直線入り口で先頭に立つと、鞍上の右ムチに反応して後続を突き放す。ゴール前では同じく無敗だったリアルスティールが外から強襲したが、首差で振り切って無傷の3連勝を決めた。

レース後コメント 北村宏司騎手「いろいろな展開を考えていました」

inyofu 「ストライドの大きい馬なので、スムーズに走らせることを考えていました。いろいろな展開を考えていましたが、2番手からの競馬になっても『これもあり』だと思っていました。ペースが遅い割にあまり後ろから来ない展開でしたが、自分のリズムを崩すことなく行きました。まだ緩いところはありますが、いい馬です」

サブちゃん「本当に楽しみ」

inyofu  ――レースが終わって率直な感想を。
北島 北村君に全て任せてあったけど、位置取りが良かった。優秀な馬が集まったレースで勝たせてもらったのは凄く気分がいいです。

――購入の経緯は。
牧場で初めて見たときに顔がいいと思った。目つきもいいしスターの顔をしているなと。脚も長いし、体も幅があるのに太く見せない。いい馬だなと思った。

――無敗で皐月賞に向かうことに。
最近はダート馬ばかりだったから、芝で走ってほしいと思っていたけど、まさかここまでとは。調教師(清水久師)は“距離が延びても大丈夫”と言ってくれている。本当に楽しみ。

クビ差2着 リアルスティール

inyofu 2着 リアルスティール(福永祐一騎手)
「ちょうど届いたと思ったところがゴールでした。今日は勝負どころで反応が鈍くて、馬が伸びたところでゴールしました。今日を叩いて、もっと動けるようになると思います。広いコースの方が向いています」
1番人気のリアルスティールは4コーナー7番手の厳しいポジションから目の覚めるような末脚を繰り出す。しかし、上がり最速の33秒6を刻んでも、スローペースでは首差2着まで詰め寄るのが精いっぱいだった。

ゴール前かわされて3着 ダノンプラチナ

inyofu 2番人気のダノンプラチナは5、6番手の位置から最後のひと押しを欠いて3着。2歳王者の年明け初戦は黒星スタートとなった。「内容的にはよかった。(本番の皐月賞で)変わる余地を残しながらやってきたし、我慢が利いてリズムよく運ぶことができた」と、蛯名騎手は折り合いの課題をクリアしたことで、表情に曇りはなかった。

出遅れ響いて7着 ミュゼスルタン

inyofu  骨折明けで臨んだ無敗馬ミュゼスルタンは出遅れて最後方追走。スローペースもこたえて大外から7着まで追い込むのが精いっぱいだった。柴田善は「ゲートで隣の枠に馬が入ってきたら喜んじゃって…」と出遅れた理由を説明。大江原師は「休み明けのせいか、厩舎、装鞍所で凄くうるさかった。レースの流れも遅くて位置取りの差が結果に出てしまった」

その他出走馬コメント

inyofu ▼4着ベルーフ(川田)直線で上ずってしまい、自分から(競馬を)やめる感じで…。

▼5着ダノンメジャー(バルジュー)4コーナーでバランスを崩したが、最後まで頑張ってくれた。

▼6着ブラックバゴ(戸崎)もう少し伸びても良かった。後ろの位置取りで展開も向かなかった。

▼8着フォワードカフェ(田中勝)ゴーサインを出した時に行けなかった。

▼9着マイネルシュバリエ(三浦)内側を気にしたので外めを走らせたが…。

▼10着マイネルサクセサー(柴山)前々でレースを進めたかったが、ゲートのタイミングが合わず後ろからになってしまった。

▼11着タケデンタイガー(津村)スムーズに走らせたが…。距離が長い感じ。

土日合わせて4重賞が行われてる中で、もっとも観客が熱くなったのはこの2レースではないだろうか。阪神大賞典を史上初で3連覇を成し遂げたゴールドシップはまさに阪神の鬼、6戦5勝2着1回と全てが重賞レースなだけに阪神コースでは疑いようがない。次戦予定されている天皇賞(春)は京都コースだが、この順調ぶりには本番でも期待していいだろう。また新馬、500万、スプリングSと無傷の3連勝で皐月賞に望むキタサンブラックも今回のメンバー相手に振り切っての勝利は評価が高く、次走は人気になること間違いないだろう。

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