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2着以下をぶっちぎり!着差「大差」で勝利した名レース

着順掲示板でたまに目にする着差「大差」。着差とは、馬の鼻先の間隔であるが、10馬身を超える場合は「大差」で表示されている。実際に大差で勝利したとき、どれだけ強い競馬をしたのだろうか。着差にはどのような種類があるのか確認したうえで、2着以下をぶっちぎった名レースをまとめてみた。
馬キュレ

着差とは?また、どのような種類があるの?

inyofu 先に入線した馬の鼻先(鼻端)と次に入線した馬の鼻先(鼻端)の間隔。ハナ、アタマ、クビ、それ以上は馬身を単位に表示するが、10馬身を超える場合は「大差」と表示する。
inyofu 日本の平地競走や障害競走では着差は原則として審判による目視によって判定されるが、着差が少ない場合は写真判定が行わる。写真判定はフォトチャートカメラという特殊なカメラを使用し写真には1000分の6秒ごとにスリットが入れられ、このスリットの数を基準に着差が決定される。スリットの数による基準は絶対的なものではなく、そのときのスピードなどによって多少の相違がある。フォトチャートカメラによる撮影自体はすべての競走で行われ、競走後に発表される走破タイムの測定に用いられる。
inyofu 同着 - 写真によっても肉眼では差が確認できないもの - タイム差は0
ハナ差(鼻差) - スリットの数は3 - タイム差は0
アタマ差(頭差) - スリットの数は6 - タイム差は0
クビ差(首差、頸差) - スリットの数は12 - タイム差は0〜1/10秒
1/2馬身(半馬身) - スリットの数は24 - タイム差は1/10秒
3/4馬身 - スリットの数は30 - タイム差は1/10〜2/10秒
1馬身 - スリットの数は33 - タイム差は2/10秒
1 1/4馬身(1馬身と1/4) - スリットの数は37 - タイム差は2/10秒
1 1/2馬身(1馬身と1/2) - タイム差は2/10〜3/10秒
1 3/4馬身(1馬身と3/4) - タイム差は3/10秒
2馬身 - タイム差は3/10秒
2 1/2馬身 - タイム差は4/10秒
3馬身 - タイム差は5/10秒
3 1/2馬身 - タイム差は6/10秒
4馬身 - タイム差は7/10秒
5馬身 - タイム差は8/10〜9/10秒
6馬身 - タイム差は1秒
7馬身 - タイム差は11/10〜12/10秒
8馬身 - タイム差は13/10秒
9馬身 - タイム差は14/10〜15/10秒
10馬身 - タイム差は16/10秒
大差 - タイム差は17/10秒以上
inyofu 厳密に言えば競走馬のスピードによって違いはあるが、約5〜6馬身が1秒に相当する(1馬身は概ね3〜4メートル)。
大体の着差がわかったところで、大差勝ちの名レースを見ていこう。

ダート替わりで圧勝!ゴールデンバローズ

inyofu 土曜東京2Rの未勝利戦(ダ1600m)は、逃げたゴールデンバローズ(1番人気)が直線で後続をぐんぐん引き離し、1分36秒7のレコードタイムで圧勝しました。2着との差は2秒6。
inyofu 3年前にメジャーアスリートが記録した1分36秒9のレコードを0秒2更新しました。このときは不良馬場で極度に軽い馬場状態でした。稍重の今回のほうが時計的な価値ははるかに高いでしょう。初戦2着は芝だったので致し方ありません。ダートに替わって本来の実力を発揮しました。
2015年、UAEダービーに出走したゴールデンバローズ。新馬戦は芝のレースで挑んだが、2戦目のダート戦で一変。大差勝利に加え、レコードタイムでの勝利。世界の壁は厚かったが、ダート3歳世代ではトップレベルだった。古馬になり人気上位にはなるものの期待には応えられていない。次走に期待がかかる。

逃げて逃げて大差勝ち!後続に影を踏ませない、サイレンススズカ

inyofu  4連勝目となった金鯱賞は5月30日に中京競馬場の芝2000メートルで行われた。5番ゲートから飛び出したサイレンススズカは武豊騎手のエスコートで先頭に立つと軽快に飛ばした。中間点の1000メートル通過が58秒1。その後も逃げ足は勢いを失うことなくゴールまで続いた。優勝タイム1分57秒8。2着ミッドナイトベットのタイムは1分59秒6。その差1秒8。1秒差は約6馬身差といわれる。10馬身以上離した計算になる。
 JRAの芝で行われた平地の重賞レースでこれだけの差をつけたのは金鯱賞のサイレンススズカ以降出ていない。
ミッドナイトベットやタイキエルドラドといった他にも強力な馬がいながらこれだけの圧勝。逃げてなお後続を突き放す。
音速の貴公子・サイレンススズカについてのまとめはこちら↓

ダートで圧勝!芝もダートも大活躍。ホクトベガ

inyofu 田んぼの様な不良馬場で行われたレースでは、1頭だけ別次元のレースを繰り広げ、その年のダイオライト記念優勝馬であり牡馬も含めた当時の南関東最強の一角であるアクアライデン、当時の南関東最強牝馬と呼ばれたケーエフネプチュンなどを全部まとめて子供扱いにする3.6秒(18馬身)差という圧倒的な力を見せつけ、地方競馬関係者に大きな衝撃を与えたのです。 あまりの大差勝ちのため、主戦騎手の横山典弘はゴール手前の100mから、思わず勝利のガッツポーズをしたほどという文献があります。
動画は後半。芝のG1・エリザベス女王杯を制し、さらにはダートでエンプレス杯まで。万能かつ強い。

障害で圧勝!シンボリクリエンス

inyofu 1992年中山大障害(春)でシンボリクリエンスが記録。8頭立てで行われ、大竹柵障害で相次ぎ落馬があって、ゴールしたのはたったの4頭。2着はシンボリモントルーで、シンボリクリエンスとのタイム差は8.6秒。約50馬身も離れていたそう。ちなみにシンボリクリエンスは3番人気だったの。
レース途中落馬した馬もいるので映像を見ていると少し辛いが、勝ったシンボリクリエンスは50馬身近く圧勝。2着馬に8.6秒もつけている。

歴史的圧勝劇!31馬身差!セクレタリアト

inyofu 20世紀のアメリカ名馬100選で20世紀で2番目に偉大な競走馬に選ばれたセクレタリアトは1970年生まれのアメリカ産牡馬で、1973年にアメリカの三冠を達成した。三冠目のベルモントステークスで2着に31馬身の大差をつけた。この競走は競馬の世界では大差の例としてよく引き合いに出される。このときの走破タイムは世界レコードで2011年現在、破られていない。
これが40年以上前の記録であるということと、いまだにタイムが破られていないということは驚きだ。
実はセクレタリアトの物語は映画にもなっている。詳しい記事はこちら↓


以上、着差「大差」で勝利したレースを振り返ってみた。あまりの圧勝劇で笑いそうになるくらい強く、見ていてとても気持ちがよい。あのオルフェーヴルのラストラン・有馬記念でも8馬身差ということを考えると、10馬身以上の大差勝ちはものすごく強い競馬であるということがよくわかる。また、新馬戦での大差勝ちは比較的目にすることがあるが、重賞といった一流馬ばかりが出走するレースでの大差勝ちはなかなか見れないので、その強さに魅了されるだろう。今後も大差で勝つような強い馬が出てくることに期待だ。

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