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大金星&怪物出現【2015年産経大阪杯&ダービー卿CT】レース結果まとめ

4月5日(日)阪神、中山競馬場で行われたメーンレース【第59回産経大阪杯&第47回ダービー卿CT】のレース結果やコメント等まとめてみた。
馬キュレ

産経大阪杯はラキシスが優勝

inyofu 阪神競馬場で開催された第11R・大阪杯(GII、芝2000m)は、後方を追走していた4番人気ラキシス(牝5、栗東・角居)が、直線一旦先頭に立ったキズナをかわすと、そこからさらに力強く伸びて2馬身差突き放す勝利を収めた。勝ちタイムは2分2秒9(不良)で、鞍上はC.ルメール騎手。2着は1番人気キズナ、2着に3馬身差の3着は6番人気エアソミュールが入っている。なお、2番人気スピルバーグは4着、3番人気ロゴタイプは5着に終わった。
inyofu ▽【ラキシス】
父ディープインパクト
母マジックストーム
母父Storm Cat
通算13戦5勝
好位抜け出しが好走パターンのラキシスを、ルメール騎手は大胆にも道中は後方4番手まで下げた。結果的にこのペース判断が絶妙だった。直線で先行馬は総崩れとなり、外から追い込んだキズナと一騎打ちの態勢に。いったん前に出られたが、道悪適性の差もあって伸びを欠いた相手を尻目に力強く駆け抜けた。ルメール騎手は、これがJRA移籍後初勝利で初重賞と大金星をあげた。

レース後コメント ルメール騎手「本当に嬉しいです」

inyofu 「本当に嬉しいです。4ヶ月間レースに乗れなかった時期がありましたし、嬉しいです。レースは全部完璧でした。この馬場も問題ありませんでしたし、強いハートがあります。最後に外からキズナが来たのが見えましたが、よく走ってくれました。(JRAのジョッキーとして)これからもよろしくお願いします」

角居調教師「こんなに強いとは」

inyofu 角居調教師は「さすがですね」と名手をたたえる一方、「こんなに強いとはね。ビックリしました。(前走比)プラス10キロで、この体重にずっとしたかった」と管理馬の充実ぶりに目を細めた。

まさかの2着 キズナ

inyofu 2着 キズナ(武豊騎手)
「勝たなければいけないレース。一度先頭に立って止まってしまいました。調教の動きもよかっただけに正直負けるとは思いませんでした。走っているのは走っているんだけど......。まだ本調子ではないのかもしれません」
inyofu (佐々木晶三調教師)
「大きなケガから復帰して、すぐによくなるのは難しいかもしれないです。相手も一流馬が揃っていて、調教と実戦は違います。次は予定通りに天皇賞(春)へ向かいます」
史上初の連覇はならなかった。単勝1.4倍の1番人気キズナはいつも通りに後方から運び、4コーナー手前から加速し、直線半ばで一度は先頭に立ったが、最後は道中で目の前にいたラキシスに差し返された。

しぶとく脚伸ばして3着 エアソミュール

inyofu 6番人気のエアソミュールが、好位からしぶとく脚を伸ばして3着を確保した。手綱を取ったM・デムーロ騎手は「こんな悪い馬場はよくないし、少し引っ掛かったが、具合のよさもあってよく頑張ってくれた。少しレース間隔があいていたので、次走(未定)はもっといいと思う」と明るい見通しを語った。

4着も手応え スピルバーグ

inyofu スピルバーグはキズナの直後を追走、直線は外からジリジリ伸びたが4着。北村宏は「仕上がりは良かった。馬場も悪かったけど、斤量を背負っていたし追走が苦しかった」と、キズナより1キロ重い斤量を敗因に挙げた。 「最後まで根気よく走ってくれた。これで(馬は)良くなると思う」と使った効果に期待。

その他着順&コメント

inyofu ▼5着ロゴタイプ(福永)イメージ通りで乗りやすかった。ノメることはなかったけど、4コーナーからガツンとくるところがなかった。良馬場ならスッと行けたのかも。

▼6着デウスウルト(川田)前の馬が下がってきて…。それがなかったら、もっと詰め寄られたと思います。

▼7着ダノンヨーヨー(幸)4角で内にこだわって動くに動けなかった。しまいは伸びているし道悪は上手。

▼8着カレンブラックヒル(松山)自分の競馬はできたけど直線に向いて、いっぱいに…。馬場が悪過ぎたのかな。

▼9着ショウナンパンドラ(浜中)この馬場では駄目ですね。しんどかった…。

▼10着トラストワン(和田)いい感じやったけど、動かしたらノメりだした。

▼11着ムスカテール(四位)さすがに、この相手では何もできなかったね。

▼12着タガノグランパ(菱田)向正面から上がっていけず。馬場に泣くレースが続いていますね。

▼14着キングズオブザサン(蛯名)道中で寄られたりしたのが痛かった。根気のある馬じゃないので…。

ダービー卿CTはモーリスが優勝

inyofu 中山競馬場で開催された第11R・ダービー卿CT(GIII、芝1600m)は、直線大外から一気に抜け出した1番人気モーリス(牡4、美浦・堀)が、後続を突き放し重賞初勝利を飾った。勝ちタイムは1分32秒2(良)で、鞍上は戸崎騎手。3馬身1/2差の2着は4番人気クラリティシチー、2着にクビ差の3着は9番人気インパルスヒーローが入っている。
inyofu ▽【モーリス】
父スクリーンヒーロー
母メジロフランシス
母父カーネギー
通算10戦5勝
前走に続き立ち遅れ気味のスタートで、序盤は後方から2頭目の位置取り。4コーナーでもまだ後ろから3頭目だったが、外めからポジションを上げていくと、残り200m過ぎで外から1頭だけ次元の違う脚で先行馬群をひとのみ。ラスト3ハロンは雨で渋った馬場を考えれば驚異の最速33秒0で、1分32秒2の勝ち時計はレースレコード。マイル戦では決定的ともいえる3馬身半差をつけて、3連勝で重賞初制覇を飾った。

レース後コメント 戸崎騎手「いいパフォーマンスを見せられました」

inyofu 「強い競馬で、いいパフォーマンスを見せられました。少しゲートの中でうるさいところがありますが、厩舎が練習してくれていたので、大人しかったです。ジャンプ気味のスタートで後ろからにはなりましたが、特に焦りはありませんでした。本来はもっと前目で競馬をしたかったのですが、終始手応えはよかったです。素晴らしい馬ですね。勢いよく勝っているので、今後も楽しみです」

2着 クラリティシチー

inyofu 2着 クラリティシチー(三浦皇成騎手)
「この馬のレースはできました。最後までいいフットワークで伸びてくれましたし、内容はよかったと思います」
前走の東風Sを勝って重賞初制覇を狙った4番人気クラリティシチー。中団後方から外を回って進出し、最後の直線で力強く末脚を伸ばしたが、さらに外から追い込んだ勝ち馬に並ぶ間もなく抜き去られてしまった。

復調感じる3着 インパルスヒーロー

inyofu 伏兵インパルスヒーローが3着に食い込み、3連単5万円台の好配当を演出した。好スタートから控えて道中は中団後方を追走。4コーナーでは後方13番手まで後退したが、そこからグイグイと末脚を伸ばして2着馬を首差まで追い詰めた。「きょうは進んでいった方だし、最後もいい感じで伸びていた」と田中勝。「いい頃に戻りつつあるよ」と復調の手応えをつかんでいた。

その他着順&コメント

inyofu ▼4着エキストラエンド(岩田)最後は来ているが、ペースが上がったところで離された分、差を詰め切れなかった。(雨の)馬場は我慢していたが。

▼5着ブレイズアトレイル(藤岡康)直線で前が空いたらはじけそうだったが、だいぶ待たされてしまった。力はつけている。

▼6着クラレント(勝浦)勝負どころでグッと反応できなかったが、重量を考えれば走っていると思う。

▼7着ウインマーレライ(松岡)前走は内でごちゃついたので、外を回すつもりだった。途中から来られて厳しい展開になった。

▼8着アーデント(石橋)我が強いので、気持ちを乗せる感じで乗った。最後は盛り返している。

▼9着カオスモス(内田)道中は折り合って走れていたが、最後は止まってしまった。

▼10着フラアンジェリコ(柴山)直線で空いているところはあったが、最後は狭くなってしまった。

▼11着マイネルメリエンダ(柴田大)スタートして2回ほどつまずいた。跳びが大きく、雨馬場が響いた。

▼12着コスモソーンパーク(丹内)スタートでごちゃつき、位置取りが後ろになって何もできなかった。

▼13着インプレスウィナー(柴田善)いい感じで行けていたが、はじけなかった。距離が長いかも。

▼15着タガノブルグ(吉田豊)きょうは馬場が悪かった。軽い馬場が合う。

▼16着ラインスピリット(森)外から自分の形で運べたが…。もともと雨馬場は良くないタイプ。

産経大阪杯は馬場の影響を考えれば、キズナの失速も少しは予見できたが、並み居る強豪を退けて快走したラキシスに驚いた。更に驚いたのはルメール騎手がJRAに所属してデビュー週で初勝利が重賞というのも恐れ入る。同じくデビュー週に阪急杯を制したMデムーロ騎手といい、常時レースに取り込んでいる日本人騎手のレベルの低さが如実に伺える。これを機に外国人騎手の特性を盗んでレースに生かしてもらいたい。

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