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大障害を駆け上がる!人馬一体の激闘【第17回中山グランドジャンプ】

2015年4月18日(土)に中山競馬場で行われる障害4250メートルのJ・GIレース、【第17回 農林水産省賞典 中山グランドジャンプ】。
中央競馬では、年に2回しかない障害GIであるこのレースを、レース傾向やレース映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【中山グランドジャンプ】の歴史!

inyofu 1934年、当時の中山競馬倶楽部理事長であった肥田金一郎氏が、東京競馬場の東京優駿(日本ダービー)に匹敵する中山競馬場の名物レースを開催する目的で創設された『大障害特別』が本競走の前身で、第1回は同年12月に中山競馬場・芝4100mで行われ、翌1935年から春と秋の2回開催となった。
inyofu その後、度重なる名称変更を経て、1948年秋より『中山大障害』の名称で長年親しまれてきたが、1999年、障害競走の改革に伴うグレード制導入により、最高峰であるJ・GI に格付けのうえ、負担重量も別定から定量に変更され、春の競走が『中山グランドジャンプ』としてリニューアルされた。さらに、本競走は翌2000年から国際競走となり、本会が選定した8頭以内の外国馬に出走が認められた(2010年までは招待競走として施行)。
第1回と第2回は4100mで行われたが、第3回の2001年以降は、国内最長距離となる4250mに延長された【中山グランドジャンプ】。9つの障害を合計12回飛越し、バンケットを5回下って上るこのコースは、飛越テクニックとスタミナ、そして精神力が試される国内最高峰の障害レースとして知られている。

【中山グランドジャンプ】のレースレコード!

【中山グランドジャンプ】のレースレコードは、2004年に【ブランディス】が記録した4:47.0である。このレースは【ブランディス】のラストランであり、この勝利によって、その年のJRA賞最優秀障害馬に選ばれた。

2014年【中山グランドジャンプ】

昨年の【中山グランドジャンプ】では、単勝1.4倍の圧倒的1番人気【アポロマーベリック】が逃げ切りを決め、勝利を収めた。

↓【中山グランドジャンプ】過去5年のレース映像はこちら↓

【中山グランドジャンプ】のレース傾向

inyofu 上位人気が優勢
過去10年の単勝人気別成績を調べると、3着以内馬30頭中18頭は「1~3番人気」の馬で、上位人気馬が好結果を残すケースが多いようだ。その他では、「8番人気」馬から3着以内馬が6頭送り出されており、率の上では「1、2番人気」馬に次ぐものとなっている。
inyofu 直近で完走した障害競走での着順に注目
過去10年の出走馬が直近で完走した障害競走での着順別に成績を調べると、直近で完走した障害競走で「1着」だった馬が3着内率で50.0%という高い数値をマークしている。しかも、各グループの連対率・3着内率を比較すると、着順が上位のグループほど高くなっている。ちなみに、「1着」だった馬のうち、そのレースが障害の未勝利クラスだった馬は7頭が出走して、いずれも4着以下に敗れている。
inyofu 前走の競馬場と距離も要チェック
過去10年の出走馬の成績を前走の競馬場と距離別に調べると、3着以内馬30頭中24頭は前走で「3200m以上」の障害競走に出走していた。また、過去5年の優勝馬はすべて前走で「中山競馬場の障害3200m以上」のレースに出走していた馬だった。今年も出走各馬の臨戦過程はチェックしておきたい。
【中山グランドジャンプ】のレース傾向は、【1~3番人気】【直近で完走した障害競走での着順が1着、ただし未勝利クラスの場合は割り引き】【前走で中山競馬場・障害3200m以上のレースに出走】していた競走馬が好走する傾向にある。はたして今回の出走馬にこれらの条件を満たす競走馬はいるのだろうか?

【第17回中山グランドジャンプ】登録馬!

inyofu アポロマーベリック
レッドキングダム
サンレイデューク
リキアイクロフネ
ソンブレロ

アップトゥデイト
シャイニーブラック
カントリースノー
サンマルボス
ティリアンパープル

ファイヤー
ショウナンカミング
テンジンキヨモリ
ビコーピリラニ
ミヤコデラックス
今年の【中山グランドジャンプ】では、15頭の登録があった。フルゲートは16頭なので、除外対象馬はいない。前年の覇者【アポロマーベリック】は今年も登録されている。

【第17回中山グランドジャンプ】有力馬は!?

【前走で中山競馬場・障害3200m以上のレースに出走】アポロマーベリック
inyofu アポロマーベリック(牡6・堀井雅広)は、2013年・2014年と2年連続でJRA賞最優秀障害馬に選ばれた、ハードル界のトップホースだ。約3か月半の休み明けで臨んだ前走のオープン特別・ペガサスジャンプSでは、水ごう障害で飛越のタイミングが合わずリズムを崩したことが響いて5着に敗退。今回、本番での巻き返しを期している。8日に美浦南Cコース(芝)で行われた1週前追い切りでは、併走馬を追走し、5ハロン64秒5の時計をマーク。実戦を1度使われたこともあり、調教の動きから良化が感じられる。ここ2戦はレッドキングダムの後じんを拝しているが、王座奪還に向けて全力の仕上げで臨む。
【直近で完走した障害競走での着順が1着】【前走で中山競馬場・障害3200m以上のレースに出走】レッドキングダム
inyofu 前哨戦のオープン特別・ペガサスジャンプS(中山・芝3350m)を制し、堂々の主役候補として登場する馬がレッドキングダム(牡6・松永幹夫)。本馬をスターダムにのし上げたレースは、前々走となった昨年のJ・GI 中山大障害(芝4100m)だろう。好位追走から早めに抜け出して押し切りを図るアポロマーベリック(2着)を、直線で並ぶ間もなく抜き去り、最後は3馬身突き放す快勝劇。中1週というローテーションに加え、初めての「大障害コース」という難題を克服しての栄冠は、本格化を示すものだった。8日に栗東坂路で行われた1週前追い切りは4ハロン59秒6と疲労回復に主眼を置いた軽めの調整だったが、レースを1度使われた上積みを十分に感じさせる内容。本番へは万全の態勢で臨めそうだ。
【直近で完走した障害競走での着順が1着】サンレイデューク
inyofu サンレイデューク(牡7・高橋義忠)は、前走のJ・GII 阪神スプリングジャンプ(芝3900m)では、スタートで出遅れたものの、慌てずにじっくりと構えてレース中盤から徐々に進出を開始。4コーナーで前を射程圏に入れると、最後は一完歩ごとに差を詰めて、ゴール寸前できっちりと差し切り勝ち。昨年のJ・GII 東京ハイジャンプ(芝3110m)に続く重賞2勝目をマークした。8日に栗東CWコースで行われた1週前追い切りでは、難波剛健騎手が騎乗して6ハロン82秒1を計時。軽快なフットワークを披露して、引き続き好調キープをアピールしている。J・GI では、一昨年の中山大障害7着、昨年の中山グランドジャンプ5着、中山大障害3着と敗れているが、現在の充実ぶりなら、これまで以上の好結果が期待できる。

2015年4月18日(土)に中山競馬場で行われる障害4250メートルのJ・GIレース、【第17回 農林水産省賞典 中山グランドジャンプ】。 
今年の注目は何といっても、2年連続でJRA賞最優秀障害馬に選ばれた障害界の王者【アポロマーベリック】と、昨年のJ・GI【中山大障害】でその【アポロマーベリック】を破った【レッドキングダム】の対決だろう。
両者とも前走に【ペガサスジャンプS】を選択、その対決でも【レッドキングダム】に軍配が上がり、勢いでは【レッドキングダム】が優勢だろう。しかし、【アポロマーベリック】はこの距離で変わる馬、再び王者に返り咲き可能性も十分ある。

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