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「キタサンブラック」乗り込んで成長!リベンジに燃える【天皇賞(春)】

2016年、このレースを制したキタサンブラックが天皇賞・春に出走する。母父サクラバクシンオーながら菊花賞を制し、長距離での高い適性を見せると、昨年の天皇賞・春では武豊騎手の芸術的なペース刻みでカレンミロティックとの一騎打ちを制した。前走の大阪杯でも3番手から直線で一気に抜け出し、ステファノス以下を寄せ付けない強い走りを見せて優勝した。今回は有馬記念で先着を許したサトノダイヤモンドとの再戦となるが、GⅠレースを一叩きして調子は上向いている。そんなキタサンブラックについてまとめてみた。
キタサンブラック

【ジャパンC】危なげない内容で圧勝!

京都大賞典を先行押し切りで勝利し、1番人気で迎えたジャパンC。好スタートを切るとそのまま先手を取り、武豊騎手に導かれ1000m61秒7という絶妙なペースを刻む。最後の直線では、残り400mまで追い出しを我慢されるほど抜群の手応えで進み、必死に食い下がる人気馬を抑え、2馬身半差の圧勝でレースを締めくくった。
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inyofu 1着 キタサンブラック(武豊騎手) 「スタートは良く、先手を取ることに迷いはありませんでした。究極の仕上げでテンションはギリギリといった感じでしたが、道中はリズム良く行けました。ペースの波のないイーブンペースを心がけました。直線に入るときも抜群の手応えでしたが、相手は気の抜けない馬ばかりでしたから、最後は信じて追うだけでした。本当に強かったと思います」

【有馬記念】ギリギリのところで差し切られ2着!

2番人気で迎えた有馬記念。逃げ馬を前に見ての2番手でレースを進める。2周目4コーナーで先頭に立つと、残り200mで粘るゴールドアクターを突き放し、勝負は決まったように思えたが、最後にサトノダイヤモンドが驚異の追い上げを見せて差し切られたところでゴールインとなった。
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inyofu 2着 キタサンブラック(武豊騎手) 「2番手からは想定通り。最後もいいタイミングで差し返せたかと思ったのですが。3コーナーでサトノノブレスにつつかれたのが痛かったです。去年よりもよく頑張っています」

【大阪杯】3番手から一気に抜け出しGⅠ4勝目!

GⅠ昇格初年度でマカヒキやサトノクラウンなど豪華メンバーが揃う中、キタサンブラックは単勝1番人気に支持された。5番枠から好スタートを切ると、外のマルターズアポジーとロードヴァンドールに先手を譲り、3番手からレースを進める。2コーナーから向正面にかけて横山典弘騎手騎乗のサクラアンプルールがピッタリ併走する形となったが、自分のペースを守りつつ3コーナーの前でサクラを振り切る。そして直線では単騎逃げのマルターズアポジーをあっさりかわし去り先頭に躍り出ると、ステファノスらの追い上げをあっさり振り切りGⅠ4勝目を飾った。
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inyofu 1着 キタサンブラック(武豊騎手) 「非常に嬉しいです。これだけの馬ですから、やはり責任を感じていました。良い仕事ができて嬉しいです。馬は本当にいい状態でさらに強くなっていると思いました。自信を持って乗っていました。多くのファンがかけつけて声援をいただいて、キタサンブラックのどのレースもそうですが、非常にプレッシャーを感じていたので、勝てて良かったです。(オーナからは)『全てお任せします。頑張ってください』と言われていました。ある程度展開がよみやすいメンバーで想定通りの展開になりました。手応えがすごく良かったので、後ろを待つことなく、先に意識的に動きました。普通の馬なら仕掛けが早いと思いますが、この馬ならと思い行きました。今はすごく充実していますし、次も楽しみです。また新たにJRAがGIを作るかもしれませんから、また(完全制覇は)挑戦したいです。キタサンブラックの出るレースは全て勝ちたいです」

【天皇賞(春)】直前情報!完璧な仕上がり!

inyofu 春曇りの栗東。朝一番のCWコースに入り、ペイバックを4馬身追いかけた。“仕上げ担当”の黒岩騎手(レースは武豊騎手)との呼吸はピッタリと合い、ジワリ、ジワリと測ったように、前との差を詰めていった。
inyofu 前走時とのコントラストが鮮明になったのが直線だ。これまでは格下相手でも、パートナーに歩調を合わせてフィニッシュするのがキタサン流だった。それがけさは違った。鞍上のアクションに機敏に反応して外からサッと抜き去り、堂々の半馬身先着。持ち前のスピードの持続力に、鋭いギアチェンジも加わった完璧なデモンストレーションは、掛け値なしの“A”評価だ
inyofu 「相手が動かない馬なので楽に走っていた。折り合いがつき、何より落ち着いているのがいいですね。前走よりカリカリするようだとどうかと思ったけど、大丈夫。馬がレースを分かっているんでしょう」と黒岩騎手。
inyofu  「今年2戦目で十分にできあがっている。25日の時点で542キロだけど太め感はなく、100%が成長分。大阪杯も抜け出してから安心して見ていられたし、以前より間違いなくパワーアップしている。有馬から逆転したい気持ちは当然。自在な競馬ができるだけに、鞍上も小細工はしないでしょう。僕自身、レースを楽しみにしています」とトレーナー。
inyofu 「そう。話さなくてもいいっていうのが、一番いいんだよ。今年初戦を本当にいい形で勝つことができたし、去年より強くなっている。北島(三郎)オーナーとまた表彰台に立ちたいね」とジョッキー。

天皇賞・春の傾向!先行馬有利も1番人気は危険

inyofu 過去10年の出走馬のうち、前走がJRAのレースだった馬について、そのレースの4コーナーの通過順別成績を調べると、優勝馬10頭は全て前走の4コーナーを「6番手以内」で通過していた。3着内率でも「7番手以下」が11.1%なのに対し、「先頭」・「2~6番手」はいずれも20%を超えており、前走の4コーナーを前めの位置取りで通過した馬が優位に立っている。前走の4コーナーでの位置取りをしっかり確認しておくのも面白いだろう。
inyofu 過去10年の単勝人気別成績では、「2番人気」が3着内率70.0%、「3番人気」が3着内率60.0%をマークしているものの、「1番人気」は連対がなく3着内率も10.0%と苦戦傾向にある。一方で、「6~9番人気」と「10番人気以下」の2組は3着内率で10%未満ながら、計10頭の3着以内馬を送り出し、2009年以降は8年連続で「6番人気以下」の馬が3着以内に入っている。2006年のディープインパクト以来となる1番人気馬の優勝となるのか、興味は尽きない。

今回はサトノダイヤモンドの他に、横山典弘騎手との新コンビで挑むゴールドアクターや日経賞を制したシャケトラ、昨年の3着馬シュヴァルグランが打倒2強を目指している。特にゴールドアクターはキタサンと同じ先行馬ということで、位置取りが気になるところだ。それでも、レースごとにファンの不安を一蹴し続ける彼にはどこ吹く風だろう。2016年暮れのリベンジを果たし、春の淀に再び「まつり」が響く。

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