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超良血馬。ヴィクトリアマイル初代女王・ダンスインザムード

姉にオークス馬・ダンスパートナー、兄に菊花賞馬・ダンスインザダークをもつ超良血馬・ダンスインザムード。2004年の桜花賞を制し、その後も期待されたが、気性難の問題で惜しい競馬が続く。2桁順位にまで沈んだりとスランプがあったが、2006年の第1回ヴィクトリアマイルで見事に復活。現在は繁殖牝馬で、産駒も活躍している。そんなダンスインザムードについてまとめてみた。
馬キュレ

6馬身差でデビュー戦勝利

inyofu 関東の名門・藤沢厩舎に入厩したダンスインザムードは12月の中山のデビュー戦をオリビエ・ペリエを背に持ったままで6馬身差の鮮やかなデビュー勝ちを収めた。
続く500万の若竹賞では休養していた岡部幸雄に復帰後初勝利をもたらした。
その後、鞍上に武豊を迎え桜花賞への最終便である中山のG3フラワーカップが選ばれた。
スタート後スンナリと2番手につけたダンスインザムード、初めて乗る武豊との呼吸もばっちりであった。
持ったままで直線に入り、残り200mまで仕掛けを我慢し後ろの馬を確かめてから追い出し最後は1馬身1/4差で勝利した。
一躍、桜花賞の主役になったのであった。

デビューから4戦目、無敗でオークスを制覇!

inyofu 桜花賞では単勝2.9倍の1番人気に支持され、2着アズマサンダースに2馬身差をつけて4戦無敗で桜花賞を制した。これはメジロラモーヌ以来となる18年ぶりの関東馬の桜花賞勝利ともなった。
また、藤沢和雄厩舎は名門ではあったがクラッシックに縁がなく、これでクラッシック初勝利となった。

気性難?スランプ?なかなか勝てない時期が続く

inyofu  しかし、そんな天才少女を待っていたのは、辛い連敗の日々だった。夏に挑んだアメリカン・オークスでは2着、天皇賞(秋)やマイルチャンピオンシップでも好勝負を演じ、高い才能を見せつけたが、暮れの香港遠征で大敗を喫して以降は本来のリズムを失い、別馬のようなレースを繰り返した。そうした折、新たにコンビを組んだのが藤沢厩舎所属の北村宏司騎手だった。デビュー時から彼女を見守ってきたジョッキーは、スタッフとも一丸となって復活に心を砕き、徐々に手応えを掴んでいった。
単勝1.4倍の1人気で迎えたオークスも4着だった。

2006年のヴィクトリアマイルで復活!初代女王に!

inyofu  古馬牝馬のマイル女王を決定すべく、今年新設されたヴィクトリアマイル(GI)。桜花賞とNHKマイルCの勝ち鞍があるラインクラフト、一昨年の桜花賞馬ダンスインザムード、秋華賞優勝馬エアメサイア、2003年の2歳女王ヤマニンシュクルといったGIホースをはじめ、現役古馬牝馬の一線級がズラリとそろい、メンバー充実の第1回開催となりました。
 栄えある初代女王の座に輝いたのはダンスインザムードです。そのレース運びは“完璧”の一語に尽きるでしょう。
 1番枠から好スタートを切ったダンスインザムードは、逃げるマイネサマンサを視界に捉えながら、内ラチ沿い5~6番手の追走。4コーナー、そして直線に入っても、慌てずにその位置をキープします。
 雨の影響で馬場の内側が荒れているようにも見えましたが「土曜、日曜とレースに乗って、内で問題ないと判断した」と鞍上の北村宏司騎手。さらに「昨秋の天皇賞では早めに抜け出して後ろに差された。少しガマンして追い出そう」という狙い通り、ギリギリまで手綱を絞り込みます。
 スパートを開始したのは残り200m地点、ダンスインザムードは一瞬にして先頭に踊り出ました。外からエアメサイアとディアデラノビアが凄まじい脚色で迫ってきたものの、この追い比べを1馬身4分の1差振り切って先頭ゴールを果たします。

海外のG3も勝利&ダイワメジャーとこんなエピソードも・・・

inyofu  同じ年にはビクター・エスピノーザ騎手とのコンビでキャッシュコールマイルに優勝。父サンデーサイレンスの母国で嬉しい勝利も手に入れた。日米の競馬界にその名を轟かせた名牝は、現在は母として、夢の続きを紡ぐ日々を送っている。
inyofu 2006年は、マイラーズカップ、安田記念、毎日王冠、マイルチャンピオンシップの4競走でダイワメジャーの1つ後ろの着順に入線した(特に安田記念以外の3競走はダイワメジャー→ダンスインザムードの順による1-2着であった)ため、「同父の禁断の恋」などと囁かれた。引退レースの香港マイルで惨敗した時も、騎乗した武が「ダイワメジャーを探していたのかな?」と冗談を口にしたほどである。

現在は繁殖牝馬。産駒も活躍中!

第1子・ダンスファンタジア(父ファルブラヴ)は2011年のG3・フェアリーステークスを制した。

第4子・シャドウダンサー(父ホワイトマズル)は4月にOP入りを果たし、第5子・フローレスダンサー(父ハービンジャー)もOPやG3で善戦している。



華麗なるダンス一族の最後のG1馬・ダンスインザムード。人気時に馬券に絡まず、人気を落としたころに好走したりと悩まされたファンも多いだろう。名前のかっこよさからも人気の高い彼女。今年度デビューの牡馬・ダンスインザムードの2013の名前はカイザーバル。父エンパイアメーカー。強かった名牝・ダンスインザムードの子供が今後どのような走りを見せてくれるのかも楽しみだ。

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