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コラム

「覆面馬主の真実」【第2話】~リアルタイム進行型・競馬狂小説~

馬キュレ
WOWOWで録画しといた「24」のファイナルシーズンを見始めたらやめられなくなってしまい、オレまでもが、すっかりCTUの一員みたいに睡眠不足。疲れ果ててしまった。いかんいかん、それにしても、ジャック・バウアーってメシいつ喰ってるんだろ・・?一回も何かを食べるシーンを見たことないぞ。水も飲んでないな。あいつ、ヤバいな!ま、そんな事は本格的にどうでもいいな。 それよりなにより、5号がセレクトセールで、ディープインパクトとハーツクライの牡馬を買う!と宣言した件。 あいつ、本気なのか?と、覆面馬主軍団のそれ以外のメンバーは、乗るような大金ないぞ!一体いくらのディープ買うんだ?やっぱ億超えだろ。え?じゃあ、10%乗って1000万か・・ないこともないけど、あんな奴に主導権取られて、こっちが10%なんだったら、自分でサマーセール行って、ダート1400を走りまくるメイショウボーラー産駒とか買った方がマシだよな。なんて、意見が飛び交ってる。

そう実は今日、うまキュレの月間100万PV突破を祝う宴会にご招待されてて、全員揃ってるんだな、覆面馬主軍団が。うまキュレさんラッキーだよな。オレ達の面白いコラム載せてPVをガンガン稼いで。そのうち立派なメディアになっちゃうな。で、宴会は、新橋の超がつくほど美味い居酒屋。久しぶりに1号~7号が全員勢揃いとあって、錚々たる顔ぶれ。どう見ても、アウトレイジ(やられちゃう側)な感じだ、柄悪いね。特に、2号、4号、7号。そのまま外に出たら、暴対4課の刑事さんに職質されそうな風情だな。オレはというとジャック・バウアーと一緒に戦ってたせいで、飲まず喰わず。のど渇いた、腹減った。

6号「あのお、皆さん、何飲まれますか?カンパイはビールでいいですか?」
1号「お!6号、仕切りいいじゃん。とっとと、頼もうぜ。」
6号「すいませ~ん、あ、いいですか?生を8つ、ツインターボでお願いします。」
店員「???はい?生を8つをツイン?生を16ってことですか?」
6号「え?猛ダッシュ、超特急で持ってきて下さい、って意味でしょうが。そんなことも分からないんですか?」
店員「いや、ツインってわからなくて。あ、ターボで持ってこいってことですか。すいません。」
6号「とにかく、生を8つ、ルチャドルアスールで頼みますよ。」
店員「???」
1号「すいません、こいつ、頭の中のボキャブラリーの半分以上が、競走馬の名前なんですよ、とにかく生8つね。大至急。ルチャドルアスールってバカか、おまえは。」
6号「だって、師匠、あの店員、ゲート開いた直後のゴールドシップみたいじゃないすか?」
5号「あの、6号さん、そのパターン突っ込みにくくて、もう7号さんとか聞いてもないですよ。」
7号「おい、で、5号!セレクトセール行くのか?はいどーん!って競り落とすのか?」
5号「皆さんが乗ってくれるんだったら、絶対買いたいんですけど、乗ってくれますか?」
1号「え?ディープの仔だろ。走らないときどうすんだよ。大井とか無理だろ。」
2号「まだ、キンカメなら、大井や岩手でも何とかなりますよね。現に我々の持ってるキンカメ牝馬は、園田で3つ勝ってめでたく戻りましたし。」
1号「そうだよなぁ。確かにディープとかハーツクライだとクラシックの夢はあるけどさ。ロバだった時、痛すぎるからな。」
5号「え?ディープの仔がロバってことあるんですか?」
3号「そりゃありますよ。データで見ても中央でデビューするディープ産駒の半分以上は、ロバですよ。」
1号「ロバだったら、4号の実家の牧場にあげるしかないだろ。」
4号「いやいや、吾輩の実家は和牛ですから。」
1号「牛売って馬買ってるなんて最高だな。でもさ。ディープ産駒って牡馬より牝馬が圧倒的に走るだろ。そうだろ?5号!」
5号「ええ、ディープの牝馬は、確率高いですよね、そっか、やっぱり牝馬にしようかな~。」
1号「更に言うとさ、ハーツクライの仔も牝馬のがいいんじゃないの?ヌーヴォレコルトみたいに成長力あったら、最高だろ。」
5号「そっか、そうですよね、ヴィクトリアマイルも鉄板でしょうおしね。」
1号「だよな~。」
6号「まさに、覆面馬主軍団ってヌーヴォレコルトっすね。」
一同「????何で?」
6号「どこまでも伸びるってことっす。」
一同「それは、面白くもなんともねえぞ。」

こんなしょうもない会話が延々続き、てっぺん過ぎに散会となった。今年のセレクトセールで、どんな牝馬を狙うのか、ヴィクトリアマイルの結果もおおいに関係しそうだ。

(続く)

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