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コラム

「覆面馬主の真実」【第5話】~リアルタイム進行型・競馬狂小説~

馬キュレ
オークスである。ダービーは胸が躍るが、オークスは何やら胸騒ぎがするのは何故だろうか・・?2400mもの長い距離を華奢な身体で全力疾走する乙女たちの最終決戦がいつも波乱を予感させるからだろうか・・?急激に暑くなってきたこの気候は、果たしてどの馬に味方するんだろうか・・?あれやこれやと思いを巡らせながら野田岩で鰻を食っていると、4号がやってきた。
4号「どうすか?この間の5718みたいなサイン、なんかありました?鰻重の鰻の下とかに何かサインが隠れてないすか?」
1号「え、んなもんあるわけないだろ。」
4号「吾輩は、何かヒントがないかと、さっきドン・キホーテに行ってきたんすけど、なかったっすね。」
1号「はあ、暇だな。で?」
4号「これだけ、レッツゴードンキが主役だってのに、みんなドンキにレッツゴーしてるんすかね?ドン・キホーテの売り上げが上がったって話は聞きませんよね?」
1号「そうだな、だってさ、アンズチャンがどんだけ走ろうがアンズが売れたって話は聞かねえし、ディープインパクトがあんなに勝ちまくったのに、ディープインパクトって映画のDVDが売れたって話も聞かねえだろ。関係ないんじゃないの?」
4号「じゃあ、クルミも売れませんかね?」
1号「クルミナルで?アホか。」
4号「だって、ちょうど今頃クルミがなるからクルミナルって名前つけたんじゃないすか?」
1号「ラテン語が語源って聞いたぞ。」
4号「な~んだ、そっか。」
それにしても、こいつと話してると、すべてがどうでもいい平和な話になっていくのは、4号の特殊な才能なのだろうか・・と思わず褒めそうになったが、そんな場合ではない。
何だか知らないうちに日経平均は、2万超えてるし、1ドル121円だし、競馬でなく株やドルに純粋に投資してたら良かったのにって、頭のどっかで思ってる今日この頃、キンカメの仔もダメになっちゃったし、ここいらへんで逆転ホームランを打たねばならん。これは、きっと、オレ以外の覆面馬主全員が思ってることだろうな。4号を除いて。奴は、何故かいつも楽しそうだから、逆に何考えてんのか分からない。そんな折り、我々の共有馬を預けている先生から電話が。
先生「今週使いますよ、普通に走ってくれらば勝ち負けだと思いますよ。」
1号「先生、この間もそう言ってたじゃないすか・・」
先生「あら、そうでした?疲れも取れてるし調子はいいですよ。」
1号「相手、強くないんですか?」
先生「そうでもないと思うけどな~。ま、やってみなくちゃ分からんけど。」
1号「ま、適度に馬券も買ってみますよ。」
先生「そうですね、適度にして下さい。」
何だか、この先生、いつもノラリクラリしてるんだけど、馬の仕上がりを見極め、大事に使ってくれるところがいい、とは思ってる。勝ってくれると、最高なんだけどな。
4号「え!今週っすか?行きましょう!」
1号「そだな、行くか。」
4号「何枠に入るのかな・・パンツもネクタイも全色そろえてあるから、どの枠でも大丈夫です!」
1号「へえ、オレンジ色のパンツも持ってんのか?」
4号「もちろんす!」
さあて、今週は、持ち馬の激走とオークスの的中のダブルでいきたいもんだ。みんなどんな予想を出すのか、楽しみだな!

(続く)

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