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桜花賞除外から女王への躍進【第76回オークス】レース結果まとめ

5月24日(日)の東京競馬場で行われた牝馬クラシックGI【第76回優駿牝馬(オークス)】樫の女王の栄冠を掴んだのは、桜花賞除外の無念を晴らしたあの馬だった。
馬キュレ

オークスはミッキークイーンが優勝

inyofu 3番人気のミッキークイーン(牝3、栗東・池江)が後方からレースを進めると、直線で先に抜け出した1番人気ルージュバックと6番人気クルミナルをまとめて交わし、先頭で歓喜のゴール板を駆け抜けた。勝ちタイムは2分25秒0(良)で、鞍上は浜中騎手。3/4馬身差の2着争いは同じ勝負服で繰り広げられ、ルージュバックが1番人気の意地を見せて残した。クルミナルはそこから半馬身差の3着に入っている。なお、桜花賞を制し、2番人気に推されたレッツゴードンキは道中行きたがるそぶりを見せ、その影響か直線で伸びを欠き10着に沈んでいる。
inyofu ▽【ミッキークイーン】
父ディープインパクト
母ミュージカルウェイ
母父Gold Away
通算5戦3勝(うち重賞1勝)
課題のゲートを無難に出て、道中はスムーズに中団の外めを追走。直線はメンバー最速の上がり3ハロン34秒0を披露。ルージュバックとクルミナルの追い比べを、ラスト50mで外から一気にかわした。3頭による抽選で、この馬だけ除外となった桜花賞の無念をこのオークスで晴らした。

レース後関係者コメント 浜中騎手「何とか交わしてくれという思いで追っていました」

inyofu 「この馬の実力を証明出来て非常に嬉しく思います。この馬はスタートが上手ではないので、そこだけ集中しました。道中は折り合いをつけて、直線にかけようと思っていました。手応えはありましたし、追えばしっかりと伸びる馬なので、何とか交わしてくれという思いで追っていました。初めてこの馬に乗った時からクラシックに出られればと思っていましたが、桜花賞は出られなくて、私も責任があると思っていました。オークスはしっかりと結果を出したいという思いが強かったので、良かったです。この先も素晴らしい走りをしてくれると思いますので、期待して応援して欲しいです。GIホースになって、秋はさらにこの馬といい結果を残せるように頑張ります」

池江泰寿調教師「この馬が1番強いと最初から思っていた」

inyofu 「この馬が1番強いと最初から思っていながら、桜花賞に出られず、出鼻をくじかれ、本当に悔しい思いをしました。その分、今日こうして1番強いことを証明出来て本当に嬉しいですし、牝馬クラシックは初めてでしたから、また違った喜びがありますし、ディープインパクトの仔でGIを勝てたということもありますから、色々な思いがこみ上げました。この後は休養させて、距離も右回りも大丈夫ですから、秋は秋華賞で2冠を目指します」
GIレースで11勝目となった池江厩舎だが、意外にも牝馬の勲章は初。

野田オーナー「まさか優勝できるなんて」

inyofu ミッキークイーンを所有する野田みづきオーナーは「まさか優勝できるなんて…」と夢見心地で表彰台に立った。「私の出身地が兵庫だから桜花賞に出したくてセリで買ったんです。念願の桜花賞を除外になって、オークスを勝つのだから競馬は分からないものです」。

桜の雪辱ならず2着 ルージュバック

inyofu 2着 ルージュバック(戸崎騎手)
p 「今日は先行しようと思っていました。前に壁を作れませんでしたが、折り合いはつきましたし、気持ち良く走れました」

(大竹正博調教師)
「新馬の時に2週前倒しして使っていたので、追い切りの本数はそれほどいらないかと思って、直前の入厩にしました。馬は元気で、競馬場でも飼い葉はよく食べていました。しかし、2着では満足してはいけません。凱旋門賞にも登録しているのに申し訳ない思いです。今後についてはまだ分かりません」
桜花賞(9着)に続く1番人気に推されたルージュバックは、5番手集団で流れに乗った。前を射程圏に入れて直線に入り、残り200mで満を持して先頭へ。迫ってきたクルミナルを退けたが、さらにその外から追い上げたミッキークイーンの強襲に屈し、またしてもGI初Vの夢が散った。

ゲート入り遅れるも3着 クルミナル

inyofu 3着 クルミナル(池添騎手)
「ゲート入りで迷惑をかけてしまい、申し訳なかったです。難しい面を出してしまいましたが、ゲート入りの影響はなかったと思います。スタートは遅い馬でいつも通りでした。出して行ってルージュバックの後ろを取れました。直線はルージュバックを見ながら追い出して、あと1歩のところまでいけました。力は出し切ったと思います。5月生まれ、1月のデビューですから、いい夏を越してもらって、また秋に期待出来ると思います」
6番人気のクルミナルが3着。ゲート入りを嫌がってスタートもひと息だったが、中団で折り合ってラストはしぶとい末脚。ゴール前は2着馬と競り合う形だったが同じ脚いろとなり、勝ち馬にも外からかわされた。

ゲートで待たされて5着 アンドリエッテ

inyofu アンドリエッテは道中15番手からの苦しい競馬。直線はメンバー2位タイの3F34秒3で鋭く伸びたが、5着に終わった。 川田は「ゲートで待たされて…。気持ちがなくなってしまいました。(スタート後に)進んで行かなかった。かわいそうでした」とクルミナルの枠入り不良で待たされた不運を嘆いていた。

末脚不発で7着 ココロノアイ

inyofu ココロノアイは中団インで折り合う理想の競馬だったものの、直線ではジリジリしか伸びず7着。メンバー唯一、重賞2勝の底力は発揮できなかった。 尾関師は「パドックはいつも通りの雰囲気だった。折り合いもついて、今までで一番上手にレースできたと思う。ただ、コントロールできないぐらいの方がこの馬は走るかも。切れ勝負で見劣った印象もある」と敗因を分析していた。

終始力んで10着 レッツゴードンキ

inyofu 2番人気の桜花賞馬レッツゴードンキは10着。2冠達成はならなかった。ゲートで待たされたことが影響したのか、道中はハミをかんでしまった。外枠から前の位置を目指して主張してくる馬も多く、気持ちがエキサイトしてしまったようだ。「ポンと出て、自分のペースで走れていればよかったんですけどね。きょうは前に馬を置いても行きたがっていた。力を出し切れない形でした」と岩田騎手はレースを振り返った。距離も微妙に長かったのかもしれない。

その他着順&コメント

inyofu ▼4着アースライズ(三浦)期待通り。リズムよく運べたし、これぐらいは走れると思っていた。

▼6着ローデッド(柴山)流れに乗れたし、早めに仕掛けた。頑張ったけど、最後は決め手の差かな。

▼8着マキシマムドパリ(武豊)馬体が増えていたのは良かった。ただ1コーナーで外から押し込まれて。内枠なのに、外枠の競馬になってしまった。

▼9着クイーンズリング(M・デムーロ)4コーナーで外に出して伸びたけど。距離が長いのかな。

▼11着ディアマイダーリン(福永)好位が取れたし、これ以上ないレース。最後は余力がなかった。

▼12着キャットコイン(柴田善)ゲートで待たされ、扉を蹴った。ヨレて出て、道中はハミを取らなかった。戦意喪失した感じ。

▼13着ノットフォーマル(黛)結果的には後続をもっと離して逃げた方が良かったかもしれない。

▼14着ペルフィカ(菱田)ゲートで待たされ、好位を取りたかったけど行けなかった。4コーナーでは手応えが怪しかった。

▼15着トーセンラーク(江田照)直線だけの競馬になったが、GIでも最後はジリジリ伸び、差は詰めてくれた。

▼16着コンテッサトゥーレ(ルメール)いいレースはできたが、スタミナが足りなかった。4コーナーでは厳しかった。

▼17着シングウィズジョイ(内田)外からハナを主張する馬がいて、あれ以上は行けなかった。最後は止まってしまった。

3分の2の抽選に漏れ、桜花賞は無念の除外となったミッキークイーン。同日の忘れな草賞を制しオークス出走へ賞金を加算した。その圧巻の勝ちっぷりから、「幻の桜花賞馬」の声も上がったほどだ。気になる次走だが、夏は休養して、秋は秋華賞が最大目標。これからもミッキークイーンは、名前の通り女王であり続ける。

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