TOP > レース > 最強のNHKマイルカップ馬
レース

最強のNHKマイルカップ馬

3歳のマイル王を決める一戦。近年ではここからダービーに向かう「変則二冠」という新たなローテーションも確立されている。今回はNHKマイルカップで強い勝ち方をしてきた名馬たちを紹介していこう。
馬キュレ
inyofu NHKマイルカップ(えぬえいちけいマイルカップ)とは日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝1600メートルで施行する中央競馬の重賞(GI)競走である。優勝杯を提供するNHKから冠名が付けられている。 正賞は日本放送協会杯、日本馬主協会連合会会長賞。

最強の大王キングカメハメハ

他を寄せ付けない圧倒的な強さで勝利した。
inyofu 毎日杯を制した時点で、松田国英調教師は、皐月賞を素通りしてNHKマイルカップに向かうことを表明した。毎日杯→NHKマイルカップというローテーションは、松田国調教師が管理していたクロフネと同じパターンである。なお、皐月賞を見送った背景には、京成杯に敗れたことで、「中山は不向き」という判断があったらしい。
管理する松田国英調教師が確立した「変則二冠」のローテーション。
inyofu ゲートが開いてポンと飛び出したのは、スピード自慢のメイショウボーラーであった。しかし、先行争いは熾烈(しれつ)で、ここまで無敗のタイキバカラが気合をつけてハナを奪う。2番手にはハートランドカフェが押し上げ、メイショウボーラーは3番手に控えた。朝日杯の覇者コスモサンビームはほぼ中団、キングカメハメハはコスモの外目を併走するような感じで追走している。前半のハロンラップは33秒9、45秒6、57秒8と、かなりのハイペース。先行馬には厳しい展開といわねばならない。

 4コーナーを回って直線に入っても、タイキバカラは先頭で頑張っていた。そこに、一度ヨレながらも体勢を立て直したメイショウボーラーが迫り、馬場の真ん中からはコスモサンビームが伸びてくる。

 普通ならこの3頭の争いになるところなのだろうが、ほかに一頭だけ別次元の競馬をした馬がいた。キングカメハメハにほかならない。

 4コーナーで大外に持ち出したキングカメハメハは、鞍上・安藤勝己のゴーサインに鋭く反応すると、大外一気の豪脚であっという間に突き抜けてしまったのである。2着コスモサンビームにつけた着差は実に5馬身。勝ち時計の1分32秒5はNHKマイルカップのレース・レコードである。文句ナシの競馬であった
五馬身差をつけての圧勝だった。
動画を見る
キングカメハメハはここからダービーも制覇し、「変則二冠」を達成した。

大波乱を演出したピンクカメオ

大雨の中、牡馬たちを見事に切り裂いた。
inyofu 新馬、くるみ賞、菜の花賞と3勝をあげているピンクカメオ。安田記念勝ち馬ブラックホークを兄に持ち、東京のマイルへの適性も秘めていたはずです。が、前走・桜花賞では14着。皐月賞で好走したローレルゲレイロやアサクサキングス、朝日杯フューチリティS3着のオースミダイドウ、東京コース得意のダイレクトキャッチ、強烈な末脚を持つシャドウストライプ、あるいはトーホウレーサーらニュージーランドT上位組など、地力ある牡馬がそろったここで人気を落としたのは無理のないことでした。鞍上・内田博幸騎手も「勝てるとは思わなかった」と振り返ります。

 しかしそのレースぶりは“鮮やか”のひとこと。好スタートを切ったものの無理に先行しようとはせず、後方からの追走となったピンクカメオ。4コーナーを回ったところでは最後方まで下がりますが、ここまでに蓄えたパワーを直線で爆発させます。大外に持ち出されると、坂を駆け上がりながら猛然と脚を伸ばし、最後は1番人気ローレルゲレイロを差し切っての1着ゴールを果たしたのでした。
18頭中17番人気での勝利だった。
動画を見る

鬼の末脚で制したダノンシャンティ

動画を見る
レコードタイムで走り抜けた。
東京競馬場の1600mという実力がそのまま反映されやすいNHKマイルカップ。キングカメハメハは松田国英厩舎の目指す「変則二冠」を見事に達成して見せた。ピンクカメオは18頭中17番人気の中、雨が降り続く中、見事勝利し、大波乱を起こした。ダノンシャンティは直線で大外を突き抜け、1,31,4という今なお破られないレコードタイムで制した最強馬である。

side-mark ページ上部へ
prev top next
  • 【PR】
  • 関連タグ
    kusa_line