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コラム

「覆面馬主の真実」【第9話】~リアルタイム進行型・競馬狂小説~

馬キュレ
やはりな。2号の言う通りだったな。ダービーは二番人気が鬼門なんだよなぁ。こういうジンクスっていうか摂理っていうか、逆らえないんだよな。今日は、2号と大混雑の東京競馬場にいたわけだが、怪しいのは、リアルスティールの方かもよ、って話になってたんだよな。2号も、裏で押さえの馬券取ってたみたいだし、オレもパドックでサトノの二頭が凄く良く見えた上、里見さんと久しぶりにご挨拶させて頂いたのもあり、ドゥラメンテからサトノラーゼンへの馬単と、ドゥラメンテ一頭軸の三連複を買い足したから、収支はプラスで終われたな。まぁ良かったな。
で、お楽しみの、3号vs7号の馬券対決だが、見事3号の勝利に終わったな。ゴール直後、3号が駆け寄ってきて、もう大騒ぎ。ちょっと恥ずかしいくらいだったわ。悔しいだろうなぁ、7号は。家政婦扱いしてた3号に負けた訳だからな。

3号「師匠、見てましたよね?ダービー。僕の三連複炸裂しましたよ〜!」
1号「おお、そうだな。おまえが勝ったみたいだな、良かったな。」
3号「ま、楽勝ですけどね。あんなイカれたオッさんに負ける気してなかったですけどね。ヒッヒッヒ。」
1号「おまえにとって仮にも7号は、馬券の先生みたいな人だろが。」
3号「いいんすよ、もうあの人の時代は終わりですから。ヒッヒッヒ。」
1号「なぁ3号。ぶっちゃけ勝負に勝ったとして、7号追放じゃ、アイツの思い通りじゃねーか?」
3号「そうなんですよね…追放したらしたで、もう怖いものはなにもね~!!なんて言って、余計僕に対する当たりがキツくなりそうな気もするんですよね…」
1号「だろ?じゃーお前どうして欲しいんだよ…」
3号「え~こんなのどうですか!◇☆△※△※○…」
1号「いいね~それ!7号にとっちゃ追放よりキツいだろうな(笑)それで行こうぜ!。とりあえず、メシでも行って、この先の事を相談するか。」
3号「そうすね。二人でなら、オレがおごりますよ。」

そんな訳で、3号とサシで、ダービー馬券対決の祝勝会と相成った。場所は、凄え高そうな熟成肉のステーキ屋。こいつやっぱり、どっかバランス壊れてるよな。

3号「師匠、いつもお世話になってるので、一番高い肉と、一番高いワインいきましょう!」
1号「いやいや、ワインは普通にしとけよ。どうせ良くわからないんだから。」

そして、話はデータ分析とデータ予想の自慢が7割、他の覆面馬主たちがイマイチいけてないって批判話が3割。こいつ、明らかに、図に乗ってるな。
で、7号をどうするかって話に。

1号「さっきの話だけどさ、恥ずかしい名前に変えて、半年間おまえの家政婦やらせる、ってこんな事7号がホントに受けるのかな?」
3号「え?どうにでもしてくれ!って言ってますから、大丈夫ですよ。」
1号「ま、そうだろうけど、あいつがおまえの家政婦やるってあり得なくねえか?」
3号「僕の靴下とか洗ってほしいっすね。ヒッヒッヒッヒッヒ。」
(心の声)怖え、こいつ病んでるな、マジでサイコっぽいわ。
1号「で、名前の変更な、どうしようか?恥ずかしいのにしようぜ。」
3号「どんなのにしましょうか?」
てな感じで、2人で考えた候補が、以下の通り。
・小鳥の7号 ピーチクパーチクさえずるちっこい奴(笑)
・法螺吹き7号 その名の通り、ホラばかりで誰にも信用されない奴
・靴下の7号 3号の靴下を洗濯し続けるけなげな奴
・使いっぱの7号 全員から使いっぱ扱いされる奴

というあたりが上がり、これは7号本人にこの中から選んでもらおうという事になった。さあて、奴は、どれを選ぶかな(笑)

(続く)

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