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歴史を塗り替えたレコード決着!!【第82回日本ダービー】レース結果まとめ

5月31日(日)熱い日差しが照り続いた東京競馬場で行われた3歳クラシックGI【第82回日本ダービー(東京優駿)】6897頭の頂点に登りつめたのは、偉大なる父の記録を塗り替えた超良血馬だった。
馬キュレ

日本ダービーはドゥラメンテが優勝

inyofu 1番人気ドゥラメンテ(牡3、美浦・堀)が道中中団外めから勝機を窺うと、直線半ばで前を行くライバルらをあっさり交わして早々と独走態勢を築き、最後までリードを保ったまま先頭でゴール板を駆け抜け、2012年産6897頭の頂点に立った。勝ちタイムの2分23秒2(良)は、2004年に父のキングカメハメハ、翌2005年ディープインパクトが記録した2分23秒3をコンマ1秒上回るダービーレコードで、鞍上はM.デムーロ騎手。1馬身3/4差の2着争いは内外離れて“サトノ”の叩き合いとなったが、道中は経済コースを通り直線うまく抜けてきた5番人気サトノラーゼンがこれを制し、ハナ差の3着には後方から脚を伸ばした3番人気サトノクラウンが入っている。
inyofu ▽【ドゥラメンテ】
父キングカメハメハ
母アドマイヤグルーヴ
母父サンデーサイレンス
通算6戦4勝(うち重賞2勝)
皐月賞は出遅れて後方からとなったが、スタートを決めて8番手。1000m通過が58秒8のハイペースでも自信を持って早めにスパート。絶好の手応えで4コーナーを回り、ステッキが入った残り300mからグンと加速。直線で外に膨れた皐月賞と違い、馬場の真ん中から上がり3ハロン33秒9で危なげなく抜け出すと、後続は追いつけない。2着に1馬身3/4をつけてゴール。2冠達成で6897頭の頂点に立った。

レース後関係者コメント Mデムーロ騎手「日本の騎手として勝てた」

inyofu 03年にネオユニヴァースで2冠を達成しているミルコ。「2度もダービーを勝てるなんて夢のよう。皐月賞はガッツポーズが早過ぎて、レコードを更新できなかったからね」。気持ちを落ち着けて臨んだお立ち台では、おどけてみせたが、前回とは重みが違った。「ネオの時は“ガイジン”騎手だったが、今回は“日本の騎手”として勝てた。日本の騎手になれたという実感が、あらためて湧いた」。覚えたての日本語でゆっくりと言葉をつないだ。

ノーザンファームの吉田勝己代表「次走はまだ未定」

inyofu ドゥラメンテを生産したノーザンファームの吉田勝己代表は「世界一だね。現時点でもそう言っていいでしょう」と興奮気味。 注目の今後については「これで3冠も懸かるので今すぐには決められない。凱旋門賞でも能力は通用すると思うが、会員さんや厩舎とよく相談したい」

プレゼンター瑛太&有村も感動

inyofu ▼瑛太 競馬を経験されている先輩方からダービーの迫力を聞き、凄く楽しみにしていました。想像を上回る迫力で感動しました。

▼有村架純 本当に感激しました。走り終わった後、馬と騎手がキスしている姿を見て、人馬の気持ちがつながっているのを感じました。

ロス最小限に抑えて2着 サトノラーゼン

inyofu 5番人気サトノラーゼンが2着。道中は中団で勝ち馬とほぼ同じ位置取り。馬群のインで距離ロスを最小限におさえて器用に立ち回り、ゴール前もしぶとさを発揮した。「楽しめた。最内枠を利用してスムーズに競馬ができた。(ペースが)流れてくれたし、力を出し切れた」と岩田騎手は笑顔だ。池江調教師は「スタッフがうまく仕上げてくれて、岩田騎手もうまく乗ってくれました。完成度が低く、未成熟な馬。この状態でダービー2着ですから」と満足げ。秋が楽しみになった。

上がり最速も3着 サトノクラウン

inyofu 3着 サトノクラウン(C.ルメール騎手) 「出遅れました。道中はリラックスしていましたが、スタミナがありませんでした。それでも今日はいいレースをしてくれました」
スタートが遅く後方4番手でレースを進めた3番人気のサトノクラウンは、外から猛然と脚を伸ばして3着に追い込んだ。4コーナーでは馬群の一番外を回りながら、上がり3ハロン33秒8は勝ち馬を0秒1上回るメンバー最速。1番人気で6着に敗れた皐月賞の雪辱はならなかったとはいえ、地力は示した。

直線伸びずに4着 リアルスティール

inyofu 4着 リアルスティール(矢作芳人調教師) 「課題としていた1コーナーで頭を上げてハミ受けが悪くなり、ロスが大きかったと思います。もう少し内枠だったらとも思いますが、勝った馬は強いです。あの馬の後ろにつけるのは作戦通りでした。最後はそれでも2着はあるかと思いましたが、直線では舌を出してモタれていました。このあとは休ませて、秋へ向けてやり直します」
積極的に好位で運んだ皐月賞とは一転、今回は後方から運んだリアルスティール。終始ドゥラメンテを視界に入れるポジションでスタンド前の発走から1コーナー手前で頭を上げるシーンはあったものの、そこからの立ち回りはスムーズ。直線で軽快に抜け出す最大のライバルとは対照的に、伸びない。後方にいたサトノクラウンにもかわされ、4着でゴール。0秒6差の完敗だった。

持ち前のしぶとさを生かして5着 コメート

inyofu 16番人気コメートが5着と健闘した。3番手の内を進み、直線では内によれながらも持ち前のしぶとさを生かして粘った。ダービー初出場だった嘉藤騎手は「いい位置で上手に折り合って進めました。直線はスタンドを見て内にモタれましたが、この馬の力はしっかりと発揮してくれました」と満足そうな笑顔を見せていた。

名伯楽達の最後のダービーは9着、11着

inyofu 来年2月で定年を迎える2人のトレーナーのラストダービーが終わった。 松田博調教師が初Vを託した4番人気のレーヴミストラルは、中団やや後ろから進めたが伸び切れず9着。「現状の力は出し切ってくれた。まだまだこれからの馬。ラストダービー? よく頑張ってくれた」と師は語った。
inyofu 昨年、ワンアンドオンリーで優勝した橋口弘調教師が送り込んだ13番人気のダノンメジャーは、後方追走も11着。「納得の負けやね。折り合いもつけて(小牧騎手が)うまく乗ってくれた。昨年勝っているし、21頭もダービーに出走させられたから、悔いはない。あとは息子(技術調教師の慎介氏)に託すよ」と最後まで笑顔だった。

ラスト300mで力尽きて14着 キタサンブラック

inyofu 皐月賞と同様に2番手を進んだキタサンブラックは、直線で先頭に並びかけて見せ場を作ったが、残り300メートルで力尽きて14着に沈んだ。 北村宏騎手は「外の奇数枠で少し気合が入っていた。スタートでつまずいたが、二の脚で2番手につけて自分のリズムでは運べた。だいぶ良くなっているし、これからさらに良くなると思う」と今後に期待した。

その他着順&コメント

inyofu ◆柴田善騎手(ミュゼスルタン6着) 「道中の感じはよかったが、最後で左前肢を痛めたので、それが心配だ」

◆蛯名騎手(タンタアレグリア7着) 「自分のペースで走らせた。内容的には決して悪くないし、現時点の力を出してよく走っている」

◆松岡騎手(グァンチャーレ8着) 「経済コースを走れて、この距離も克服してくれた。能力がある馬だし、これからまだよくなるよ」

◆黒岩師(ミュゼエイリアン10着) 「ハナに行ってもムキにならず、自分のリズムで競馬できていた」

◆小牧騎手(ダノンメジャー11着) 「折り合っていい競馬はできたが、距離が長いね」

◆武豊騎手(ポルトドートウィユ12着) 「返し馬の雰囲気からもうひとつで、道中の走りも小さかった」

◆菱田騎手(タガノエスプレッソ13着) 「ポジションは最高だったが、最後は何度も手前を替えていた。距離も長かった」

◆三浦騎手(ベルラップ15着) 「いい位置でレースは運べた。本格化するのは秋かな」

◆柴田大騎手(コスモナインボール16着) 「うまく息を入れながら走ったが、3コーナー過ぎで反応がなくなった」

◆和田騎手(アダムスブリッジ17着) 「道中は全然ハミを取らず、フワーッとしていた。キャリアの差が出た」

◆酒井騎手(スピリッツミノル18着) 「前回よりも雰囲気はよかったが、この枠でも行けなかった」

父キングカメハメハ、ディープインパクトのレコード記録を塗り替えたドゥラメンテ。秋はオルフェーヴル以来、史上8頭目の3冠を目指して菊花賞に向かうのか、はたまた日本の悲願を目指して渡仏するのか。気になるところだが、早くも英ブックメーカーではこの結果を受けて凱旋門賞の単勝オッズが2番人気に引きあがった模様。個人的にはオルフェーヴル以来、凱旋門目指して欲しいと思える馬だけに期待が膨らんでいる。

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