TOP > コラム > 「覆面馬主の真実」【第13話】~リアルタイム進行型・競馬狂小説~
コラム

「覆面馬主の真実」【第13話】~リアルタイム進行型・競馬狂小説~

馬キュレ
東京競馬場の連続G1開催が終わった。オークス、ダービーをズバリ当ててるメンバーが多かったから、今年はなかなかいい春だったような気がしている。覆面馬主軍団も結構盛り上がってきてるし、巷でもたまに、「あの覆面馬主って誰がやってんだ?」なんて話を聞くようになってきたな。

安田記念が終わった日曜日の夜、急に招集をかけてきたのは、イケメン5号。何でも、約束通りに肉をご馳走します!っていうわけで、奴が行きつけの新大久保のディープな焼き肉屋へ。この店、知る人ぞ知る名店だが、キタナシュランに出られそうな感じのホッタテ小屋、おいおい、この店大丈夫か?って思ってたが、出てくるモノが全部あり得ない美味しさだった。

感動したのは、ワタリガニのケジャン。山盛り作っておいてくれたとのこと。
いきなりバクバくいく7号、こいつカニ好きだな~。

1号「おい、7号、おまえさ、もうカニは見たくないって言ってなかったっけ?」
7号「え?タラバはみたくないけど、ワタリは哲也してでも食べたい!」
1号「なんだそれ?」

覆面の7号【不定期連載】「覆面7号vs老馬主(わんこタラバ編)」

そうこうするうちに、肉もじゃんじゃん出てきた!テンションが上がる一同。やはり、男臭すぎるな、肉ガツガツ、ビールごくごくが延々続く。

4号「吾輩、牛の味にはうるさいけど、ここの肉は美味いっすね。」
5号「良かった、皆さんの喜んで頂いて。」
1号「5号、おまえカッコつけてるけど、こういう所は律儀で偉いな。」
7号「偉い。オレ的には、好きな人間ランキングの上位ベスト3に入るな。」
1号「ん?何だそれ?ベスト3って何だよ。」
7号「発表しようか、オレの好きな人!第三位は、美味いもんをご馳走してくれる人!第二位は・・・オレと博奕でいい勝負出来る人!」
1号「で、第一位は?」
7号「そりゃ師匠、当然でしょ。オレの靴下を洗ってくれる人!」
1号「やっぱそこなのか(笑)」

「覆面馬主の真実」【第6話】~リアルタイム進行型・競馬狂小説~

5号「あのお、で、皆さん、夏は仕入れの季節ですよ、忘れてませんよね?ディープの仔買ったら、いくら乗ってくれるんですか?今日、お一人ずつ教えて欲しいんですけど。」
1号「あ、そうか、そうだったな。じゃあ、みんな、いくら乗れるか言ってくれ。まずは、7号。」
7号「え~オレ?セレクトセールでノーザンのディープ産駒って、高いの三拍子そろっちゃってるだろが。やだな、オレどっちかっていうと、日高行って奥地の牧場でサウスヴィグラス産駒買いてえな、500以内で。」
5号「あれ?乗らないんですか?7号さん。」
7号「いや、今、800万くらいしかないんだよ、余剰資金が。」
1号「え?どしたんだよ、いっぱい持ってたじゃねえか。」
7号「ま、そうなんすけど、ドカンと株に行ったらオレが買ったとたん下がっちゃって、売るに売れないんだよな。」
1号「じゃあ、6号は?」
6号「あのお、ディープ産駒ってことは、ダート使わないですよね。だったらパスします。」
4号「吾輩も、そんな金あったら、うちの牧場救いますから。パスで。」
3号「えっと、実は僕も、ちょっと今、ギリシャ気味でして・・200万くらいしかないっす。」
1号「おまえはあるだろ、2号。」
2号「それがその、またこの間、馬買っちゃいまして。もうお金ないんですよ。」
1号「おいおいおい、どうしたんだよ、情けないな、おまえら。」
4号「だったら、師匠、みんなの分立て替えて下さいよ。師匠1億くらいぽ~んと出して下さい。」
1号「オレか・・・無いな、そんな金。友達の会社の増資に付き合っちゃったし、オレも500万くらいしかない。」

すると、5号の顔色がみるみる青ざめ・・・

5号「皆さんが、乗るっていうから買おうとしてたのに、一人じゃディープの仔なんて無理ですよ。ひどいなあ。」
1号「ま、確かに、みんな乗ってもいいみたいな空気だったからな、それは悪かった、謝るよ。」
5号「じゃ、どうします?やめますか?」
1号「あ、そうだ、オレ達の馬券の腕で、お金増やしてディープ産駒を買おうぜ。届かない時はキンカメ産駒とか。一人100万ずつ出して、700万だろ。この700万を7000万にすればいいわけだな。」
7号「兄貴、面白いこと言うね~!乗った、その話。」
4号「どうやって増やすんすか?WIN5は難しいっすよ。」
1号「今年の夏は、2歳戦に限って、新馬と未勝利の単勝馬券が5%増しなんだろ。これ、オレ達みたいな目の利く馬券師の為にやってくれてるとは思わないか?ありがとうJRAって感じだろ。2歳新馬戦の鉄板馬の単勝をきっちり勝負していって、700を7000にしようぜ!」
3号「確かに。2倍台の単勝をきっちり当てていけば、可能性あるかもしれませんね。まず、300万を2~3倍の単勝馬券にぶちこみ、それで、1000万にして・・そこから、狙いすましていけば、単勝払い戻し5%増額だから、勝てるかも。」
1号「みんな、どうだ?」
一同「そういう話なら面白いので、乗ります!!!!!」

という訳で、一人100万円ずつ出して、タネ銭が700。2歳戦の単勝勝負でどこまで増やせるかという、大博奕を打っていくことに相成った。

果たして、1人100万でディープ産駒は買えるのだろうか?
今週から、2歳戦が熱いぞ!


(続く)

side-mark ページ上部へ
prev top next
  • 【PR】
  • 関連タグ
    kusa_line