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マイル界に新王者誕生!!【第65回安田記念】レース結果まとめ

東京5連続GI最終戦である【第65回安田記念】が6月7日(日)に行われた。その結果、戦国時代のマイルレースに新たな王者が誕生した。今回もレースの結果や関係者のコメント等をまとめてみた。
馬キュレ

安田記念はモーリスが優勝

inyofu 1番人気モーリス(牡4、美浦・堀)が好位追走から直線を迎え、抜群の手応えのまま前を行くライバルを捕らえると、最後詰め寄ってきた3番人気ヴァンセンヌの追撃をクビ差凌ぎ切り、4連勝でGIタイトルを手にした。勝ちタイムは1分32秒0(良)で、鞍上は川田騎手。2着ヴァンセンヌから1馬身1/4差の3着には12番人気の伏兵クラレントが入ってる。
inyofu ▽【モーリス】
父スクリーンヒーロー
母メジロフランシス
母父カーネギー
通算11戦6勝(うち重賞2勝)
2013年の5月20日、札幌競馬場で行われたHBAトレーニングセール前日の公開調教で2F21秒80の一番時計をたたき出し、新馬戦ではいきなりレコード勝ち。だが、栗東に在籍していた2、3歳時は難しい気性が出世を阻んだ。しかし、堀厩舎への転厩をきっかけに素質が開花。1000万下から再スタートすると、一気に4連勝で堂々GIまで手に入れた。

レース後コメント 川田騎手「強気に乗ることが出来ました」

inyofu 「ゲートの中はいい体勢ではありませんでしたが、ゲートを出てくれたので、あとはリズムだけと思っていました。少し行きたがっていましたが、よく我慢してくれました。本当にスムースで、直線ではケイアイエレガントが頑張ってくれていたので、いいタイミングで抜け出せました。楽に勝てるかと思いましたが、ヴァンセンヌが来ていたので、あとは何とか凌いでくれと追うばかりでした。久々に騎乗しましたが、たくましく成長していて、今日は強気に乗ることが出来ました」

2週連続GI勝ち 堀調教「最大瞬間風速が吹いている感じです」

inyofu 堀調教師はドゥラメンテのダービーに次ぐ2週連続GI勝ち。今年は皐月賞(ドゥラメンテ)、豪州のジョージライダーS(リアルインパクト)を含めてGI4勝目で、リーディングもトップ(28勝)を快走している。「最大瞬間風速が吹いている感じです」。謙遜するが、関東復興のシンボル的存在だ。 「持ち味を生かすには距離を延ばしたいですが、きょうの速い流れでも行きたがっていたし、遠い道のりですかね」

初GI制覇 生産者戸川代表「本当にうれしい」

inyofu モーリスの生産者、戸川牧場(北海道日高町)にとって、GI制覇は1960年の創業以来初めて。戸川洋二代表(45)は目を潤ませた。「馬格があって丈夫だったから将来、必ず走ってくれるとみていましたが、まさかここまでは…」。洋二さんが同牧場の婿養子に入ったのは20年前。それまでは、モーリスの4代母メジロボサツ(重賞3勝)や祖母メジロモントレー(重賞4勝)が育ったメジロ牧場で調教役として働いていた。「この血筋を引いている子でGIを勝てたことが本当にうれしい」。

上がり最速も届かず2着 ヴァンセンヌ

inyofu 2着 ヴァンセンヌ(福永騎手)
「あそこまで行ったら勝ちたかったです。最後はいけると思ったのですが、もうひと伸びされてしまいました。この馬も頑張ってくれています」

(松永幹夫調教師)
「よく伸びてきましたね。直線で少し詰まりましたが、その分、脚がたまったとも言えますし、うまく立ち回っていると思います。この後はリフレッシュに出して秋に備えます。秋は、天皇賞も含めて路線を考えたいと思います」
直線、後方からすごい脚で飛んできたヴァンセンヌ。メンバー最速の上がり3F33秒7の切れ味を発揮したが、勝ち馬に並びかけたところで脚色が同じに。首差2着に敗れ、母フラワーパークとの母子GI制覇はならなかった。屈健炎による1年7か月の休養から昨年10月に復帰し、8か月後にGIで接戦するまでに成長した。

重賞6勝馬意地の3着 クラレント

inyofu クラレントが、12番人気の低評価を覆して3着に食い込んだ。道中は5、6番手の外を追走。直線では力強く末脚を伸ばして、上位2頭に最後まで食い下がった。田辺は「スタートが良かったし、ペースも遅く、いいところでモーリスを見ながら行けた。G1で好走するにはベストのコース、馬場状態、展開だった」と会心の表情。橋口弘師も「4コーナーの手応えを見て、これは勝つかと思った。左回りの鬼やね。本当に別の馬のようだった」

直線伸びを欠いて4着 フィエロ

inyofu 2番人気フィエロは勝ち馬をマークする形で運んだものの、直線伸びを欠いて4着。戸崎は「最後、手前の替え方がぎごちなかった。左回りが駄目というわけではないと思うが…」と首をひねるばかり。 藤原英師は「結果的に東京の坂が合わないのかも。夏は休ませて秋の京都でリベンジしたい」

控える競馬が裏目に15着 ミッキーアイル

inyofu ミッキーアイルは直線馬群に沈んで15着と惨敗。抜群のスタートとダッシュで先頭に立ったが、すぐに好位へ下げた。終始手綱を引っ張りながらの追走となり、直線では余力は残っていなかった。 浜中は「控える競馬を、という指示。我慢はしているけれど、後ろにつけてスッと折り合うところまではいっていない。結果的には(ハナに)行っても良かったかも」

その他出走馬一言

inyofu ▼5着ケイアイエレガント(吉田豊)やっぱり牡馬は強い。並ぶ間もなくかわされた。楽に(前に)行ければ、もう少し頑張れた。

▼6着ブレイズアトレイル(ルメール)フィエロの後ろでうまく運べたが、G1では少し難しい。馬は最後まで頑張っていた。

▼7着カレンブラックヒル(武豊)ジワジワ伸びてきていたが。スタートがひと息だったので切り替えて中団で運んだ。

▼8着レッドアリオン(川須)いい時は4角で抑え切れないくらいだが、気の悪さが出たのかグンと来るところがなかった。

▼9着エキストラエンド(蛯名)外枠が厳しかった。距離はもう少し長くてもいい。

▼10着ダノンシャーク(岩田)チャンスはあると思ったが、最後は久々の分伸びを欠いた。

▼11着サンライズメジャー(池添)左にモタれながら走っていて、右回りほど反応がなかった。

▼12着リアルインパクト(内田)ハナも視野に、との指示だった。リズム良く運べたが、久々の分かな。

▼13着サトノギャラント(柴山)出遅れて後ろで1頭になった分、落ち着き過ぎてしまった。

▼14着メイショウマンボ(武幸)近走では頑張った方だが、実績を考えれば満足はできない。

▼16着ダイワマッジョーレ(M・デムーロ)出遅れて直線で脚を使えなかった。疲れもあったのかもしれない。

▼17着サクラゴスペル(尾関師)珍しくゲートでイライラして出遅れ、流れに乗り切れず終わってしまった。

4連勝で制したモーリスの次走予定は未定。07年の春秋マイルGI連覇を決めたダイワメジャーを最後に、主役不在の状態が続くマイル界。しかもGI初挑戦初Vを着差以上の完勝で決めた新王者が、絶対王者として君臨し続ける。これからもモーリスの動向から目を離せない。

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