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コラム

「覆面馬主の真実」【第22話】~リアルタイム進行型・競馬狂小説~

馬キュレ
ダメだ〜〜!高い!高すぎる!ハナからディープやキンカメは狙わず、サンデー肌のマイナー父のパターンか、ディープの孫にあたる、ディープブリランテの仔か、トーセンホマレボシの仔を狙っていたのだが。

7号「もしもし、アニキ、今、馬を見てきたんだが、トーセンホマレボシの仔、けっこういいぞ。」
1号「お題いくらだ?」
7号「1000万って事だな。」
1号「なら、多少いってみるか?」
7号「どうする?どこまで行く?」
1号「うーん、1500、いや、2000までなら。」
7号「よし、ディープの孫で勝負だな。」
1号「じゃ、オレ会議だから、7号頼んだぞ。」
7号「オッケー。」

って会話をした10分後、ネットでセレクト1歳の競りライブを見てたら、ありゃりゃ、みるみる競り上がって、3000万を軽く突破。7号から、メッセージで、これは、手出し無用だわ、とのメール。

総じて、とてつもなく値段が高く、競り自体は大成功なんだろうな。でも、我々のような、弱小馬主からすると、馬は値段で走る訳ではないぞ!という「みんなが意外と忘れてる真理」を証明したくなる競りだった。7号も書いてた通り、高額落札場が走るとは限らない。いやむしろ、相当走っていない。
覆面の7号【不定期連載】「超高額セレクトセール出身馬の今(2012年生まれ当歳セリ編)」
覆面の7号【不定期連載】「超高額セレクトセール出身馬の今(2012年生まれ1歳セリ編)」

やはり、サマーセールがいい。健全だよ。馬ってさ、未勝利勝つのにえらい苦労するわけだしさ、馬代金が1000万くらいの馬なら、育成その他で、デビューまでのコストが約1500~2000万。でさ、未勝利勝って、500万下で掲示板に載ってれば、その馬は、なんだかんだいって2000~3000万くらいは稼いでくれる。でもさ、馬代金が5000万だったら、その上のクラスでいい勝負しなければ、リクープしない。だから、高い馬を買っちゃうとキツいんだよな。サマーセールで、500~1000万くらいのバランス良くて、バネがありそうな馬を買えば、十分楽しめるってもんだ。
更に言えば、モーリスみたいにさ、安い馬がマイル王になる夢があるんだからさ。500万の馬で、5000万の馬を蹴散らしてやりたいよな。
競走馬も株券も、安い所を買って、高いパフォーマンスを目指す!これぞ、勝負事の鉄則だよ。高値掴みは、負け組への第一歩だからな。

という訳で、オレたちのセレクトセールは、あっさり終了。ちなみに、5号も、ディープインパクトなんて全然買えず。サマーセールに連れていって下さい、とメールが来てた。買わなくて正解だよ、きっと。

ただ、トーセンホマレボシ産駒は、絶対走るって予感があるから、これはこれで庭先とかでも丹念に探そうかな。
サンデーサイレンス系というサラブレッドの大きな血脈が出来たわけだが、オレは、後世になったら、ディープインパクト系という血脈が当たり前のように言われるようになると予見している。なので、ディープインパクトの孫には無限の可能性があると思うのだ。

さあて、宝探しはこれからだぞ!


(続く)

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