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秋の牝馬GI戦線を占う重要な1戦! 第63回【クイーンステークス】

2015年8月2日(日)に札幌競馬場で行われる芝1800メートルのGIIIレース、第63回北海道新聞杯【クイーンステークス】。
3歳馬にとっては秋華賞、4歳以上の馬にとってはエリザベス女王杯へ向けた重要な一戦であるこのレースを、レース傾向やレース映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【クイーンステークス】歴史!

inyofu 本競走は、1953年に4歳(現3歳)牝馬限定、別定の重賞競走『クイーンステークス』として創設され、東京競馬場の芝2000mの距離で秋に行われた。その後は開催場を東京競馬場と中山競馬場の間で幾度も変更して行われたが、新潟競馬場で行われた1988年を除き、1980年以降1999年まで中山競馬場で行われた。
inyofu 出走資格は、1991年から混合競走となり、外国産馬に門戸が開放された。その後、1995年にエリザベス女王杯トライアルに指定され、中央競馬指定交流競走として地方競馬所属馬にも出走資格が与えられた。さらに、翌1996年に4歳(現3歳)牝馬限定のGI 秋華賞が新設されたため、秋華賞トライアルにサブタイトルが改称され、距離は芝1800mに変更された。
2000年の牝馬競走体系の整備により、3歳以上の牝馬限定、混合・別定・特別指定の重賞競走として大きく生まれ変わり、秋華賞・天皇賞(秋)・エリザベス女王杯など秋の大レースを目指す牝馬たちが集い熱戦を繰り広げるようになった【クイーンS】。2010年以降は3歳馬の活躍も目立っている。

【クイーンステークス】レースレコード!

クイーンSのレースレコードは、昨年2014年に【キャトルフィーユ】が記録した1:45.7。現在キャトルフィーユは繁殖牝馬となっている。

↓【クイーンS】過去5年のレース映像はこちら↓

【クイーンステークス】レース傾向

inyofu 単勝人気別の成績は?
過去10年の単勝人気別成績を調べると、連対率では「1番人気」「2番人気」馬が50.0%とまずまずの数値をマークしている。それに対し、苦戦傾向にあるのが「4番人気」「5番人気」馬で、2005年の優勝馬レクレドール(5番人気)以降は連対馬が出ていない。なお、「6番人気以下」の馬は、優勝馬こそ2009年のピエナビーナス(11番人気)のみだが、3着以内に計11頭が食い込んでいる。伏兵馬の台頭は、常に警戒すべきだろう。
inyofu 春の牝馬GI からの臨戦馬に注目
過去10年の前走のレース別成績を調べると、「ヴィクトリアマイル」や「オークス」という春の牝馬限定GI からの臨戦馬が好成績を残している。しかし、3着内率では「芝の1600万下」からの臨戦馬が2番目に高い数値をマークしており、前走が条件クラスのレースだからといって一概に軽視するのは禁物だろう。なお、「芝のGIII・JpnIII」から10頭の3着以内馬が出ているが、2007年以降は〔0・2・2・28〕と好走例が減少していることは覚えておきたい。
inyofu 前走4着以下からの巻き返しに注意
過去10年の前走の着順別成績を調べると、前走で「4、5着」だった馬が5勝を挙げ勝率26.3%をマークしている。ただし、同グループからは2・3着馬が出ておらず、「6着以下」だったグループから12頭が2、3着に入っている。なお、3着内率でトップとなっているのは「2、3着」組だが、同グループで優勝したのは2007年のアサヒライジングのみで、2009年以降は2着馬も出ていない。近年は前走「6着以下」から巻き返す例が多数あり、前走の着順が悪いからといって評価を下げるのは早計だろう。
inyofu 近走の芝の重賞での単勝人気をチェック
2010年以降の優勝馬延べ5頭について、過去2走以内に出走した芝の重賞での最高単勝人気を調べると、5頭全てに「2、3番人気」に支持された経験があった。過去2走以内に出走した芝の重賞で高い評価を受けていた馬は、今回も軽視はできないだろう。
クイーンSのレース傾向では、【1番人気or2番人気】【前走が春の牝馬限定GIもしくは芝の1600万下】【前走で4、5着】【過去2走以内に出走した芝の重賞で2、3番人気】の競走馬が好走する傾向にある。はたして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか?

第63回【クイーンステークス】登録馬!

inyofu レッドリヴェール …55k
 フーラブライド …56k
 フレイムコード …55k
 ノットフォーマル …52k
 メイショウスザンナ …55k
 レイヌドネージュ …55k
 ショウナンバーキン …55k
 ブランネージュ …55k
 イリュミナンス …55k
 カゼノサファイア …55k
 ソロデビュー …55k
 ローズマンブリッジ …55k
 ディルガ …55k
 ファインドヌーヴ …52k
今年の【クイーンS】には14頭が登録されており、全頭が出走可能となっている。3歳馬~6歳馬を中心に実績馬や上がり馬が多く集まった。

第63回【クイーンステークス】予想オッズ!

inyofu 人気 馬名 予想オッズ
1 レッドリヴェール 2.7
2 ブランネージュ 4.2
3 フーラブライド 4.3
4 イリュミナンス 5.5
5 ノットフォーマル 9.4
6 フレイムコード 15.3
7 メイショウスザンナ 20.4
8 ローズマンブリッジ 27.3
9 ディルガ 27.9
10 レイヌドネージュ 47.1
現時点では唯一のGI馬【レッドリヴェール】が人気を集めており、完全復活に期待がかかる。

第63回【クイーンステークス】有力馬は!?

【1番人気】【前走が春の牝馬限定GI】【前走で4着】【過去2走以内に出走した芝の重賞で2、3番人気】レッドリヴェール
inyofu レッドリヴェール(牝4・須貝尚介)は、一昨年に札幌2歳S(函館・芝1800mで開催)を優勝してデビュー2連勝を飾ると、暮れの阪神ジュベナイルフィリーズでは、ハープスター(2着)をハナ差抑えて優勝し、同年のJRA賞最優秀2歳牝馬に選出された。3歳時の昨年は、桜花賞(2着)後のレースでは本領を発揮できなかったが、放牧で立て直された今年は、前々走の阪神牝馬Sが勝ち馬のカフェブリリアントから0秒6差の6着、前走のヴィクトリアマイルが勝ち馬のストレイトガールから0秒5差の4着と、復調の気配をうかがわせている。今回、札幌・芝コースは初参戦となるが、前述の札幌2歳Sでの走りから考えれば、洋芝はむしろ歓迎材料だろう。完全復活が期待される一戦となる。
【2番人気】ブランネージュ
inyofu ブランネージュ(牝4・藤岡健一)は、今年の函館開催で、前々走の北斗特別4着→前走のかもめ島特別(共に1000万下、芝1800m)1着という成績をマーク。もともと、3歳時の昨年にフローラSで2着に好走し、その後も、オークス5着、ローズS4着、秋華賞4着と、3歳牝馬三冠戦線で安定した走りを披露している堅実性がセールスポイントの馬だ。今回は、1600万下クラスからの格上挑戦に加えて相手も強化されるが、ここまで強敵を相手に戦ってきた実績を考えれば、通用してもおかしくない。また、今回は実績上位の馬たちに休み明けの馬が多いだけに、6月、7月と順調にレースを使われている点もプラス材料で、好勝負は十分に可能だろう。
【前走が春の牝馬限定GI】ノットフォーマル
inyofu ノットフォーマル(牝3・中野栄治)は、今年のフェアリーSで勝利を飾って、重賞初制覇を達成した3歳馬。前々走の桜花賞では、先行策から粘り強いレースぶりを見せて5着に健闘した。今回は、前走のオークス(13着)以来、約2か月ぶりの実戦となるが、放牧先でもしっかり調教を積んできただけに、力を発揮できる状態でレースに臨めそうだ。52キロの別定重量での出走となる今回、斤量面でのアドバンテージを生かして軽快なスピードを発揮できれば、他世代の馬が相手でも勝機を見出せるだろう。

2015年8月2日(日)に札幌競馬場で行われる芝1800メートルのGIIIレース、第63回北海道新聞杯【クイーンステークス】。 
洋芝小回りで直線は短いが、起伏が少なく、コーナーも緩やかな札幌競馬場。
昨年はディープインパクト産駒の【キャトルフィーユ】や【スマートレイアー】が好走しているが、今年はディープインパクト産駒で出走するのは【ローズマンブリッジ】のみ、相性は良いだろうが能力には疑問が残る。
やはり本命は、好走する条件をすべて満たしている【レッドリヴェール】であろう。
しかし、先行力と洋芝向きのパワーを持つ【ノットフォーマル】も低人気ながら見逃せない存在だ。

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